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投資を人生の友にしよう!

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個人と社会を豊かにする投資、日本人が進むべき資産運用、投資のイノベーションなど、お金と投資に関する教養をしっかり書いていくコラムです。
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#金融経済教育

今月の学びのテーマ「価格が分かれば、世界が見える」!

今月の学びのテーマ「価格が分かれば、世界が見える」!

毎月の第3水曜日は、月例の「人生とお金の学び場」というイベントを、一般の方に向けて開催しています。普段は仕事としてセミナー・ワークショップを受け、教育機関とNPOさんには無償でも開催をしておりますが、自分達でごくごく一般の方を集める場も大事だようなということで、昨年より始めました。まだ今回で5回目ですが。。

今月のテーマは「価格がわかれば、世界が見える」です。今回も多様な一般の方が集まってくれま

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日本の中高生へのお金の教育を考える⑥

日本の中高生へのお金の教育を考える⑥

続き記事です。前回はこちら。

さて、どう教えていくかについての、最後の切り口はこちら。

パッシブラーニング vs アクティブラーニング

です。講義を受けて学ぶのか、自分も発言して他者と議論を交わして学ぶのか。これも現在の教育の潮流だと思いますが、私もできる限り、後者を軸に置きたいと思っています。

特に僕が伝えたいことはWhy、How、Whatで言えば、Whyがメインなので必然的にアクティブ

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日本の中高生へのお金の教育を考える⑤

日本の中高生へのお金の教育を考える⑤

続き記事です。前回はこちら。

前回は、管理教育 vs 管理しない教育(主権者教育)から、お金の教育を考えてみました。教えるべきではないこととして、勤め人の画一的なライフプラン(就職、結婚、家購入、出産、子育て、引退)についても紹介しました。あまりに若い時に画一的な人生を正解のように向き合わせてしまうと、人生は自分で作るものだという自主性や当事者性を、大きく奪ってしまうリスクを私は感じます。

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日本の中高生へのお金の教育を考える④

日本の中高生へのお金の教育を考える④

続き記事です。前回はこちら。

アジアの管理教育の洗脳を解く。。私は海外での生活が大きなきっかけですが、学校の入学合否がテストで決まらない、教えてもらのではなく貢献する授業、教科書が存在しない(それどころか教科書の間違いを勉強する)、学校名より学習歴が尊敬される、歴史の授業は過去→今でやらない、などは、結構衝撃的でした。社会に出てからも、世の中の大人を見て帰納的に洗脳が解けていきます。管理教育の着

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日本の中高生へのお金の教育を考える③

日本の中高生へのお金の教育を考える③

続きです。前回記事はこちら。

前回は、ここ数10年で世界で重要性が叫ばれている3つの教育、STEAM教育、英語教育、ファイナンス教育について、社会環境の変化を合わせて記しました。

さて、お金の教育として中高生に何を教えるのか。。。そろそろ具体的に言ってよ!という読者もいるかと思いますが、それを考えるのはまだ早いです(笑)。もう少し、その根本を考えていきたいと思います。

・ 管理する教育 VS

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日本の中高生へのお金の教育を考える①

日本の中高生へのお金の教育を考える①

最近、お金の教育について色々な記事が目に留まります。ただ、このトピックは、今始まったわけではなく、少なくとも私が学生であった30年前ぐらいからずっと話されてきました。お金の業界にいる人たち、多くは金融業界や不動産業界と思いますが、その中では当たり前のトピックでした。

「日本人はお金に関することが苦手で、知識も行動も不十分だ。それを何とかしたい」

という話です。これには二つの側面があったと思いま

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