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4/22(土)古武術に学ぶ身体操法④

4月22日(土)の午後、「古武術に学ぶ身体操法④」を開催します。講師は名古屋より山口潤先生。詳細はこちら

ご縁をいただいた初回、2021年の11月27日は、初開催ということもあって盛況でした。

初回

盛会をうけてその約半年後、第二回を2022年4月9日に開催。このときは先生のご関心に従って玉子の話と波の話、水引を使った実践などを。

第2回

その約3ヶ月後、初夏の2022年7月23日に第三回目が行われ、この時はおばけの話など。

第3回

おばけ?水引??玉子???

何のことだかサッパリ。とお思いになられるでしょうが、毎回驚きの術理が明かされ、そのたびに自分がいかに「自らの身体に無自覚であるか、その秘めた可能性を無意識に制限しているか」気づかされます。

今回の稽古のテーマですが、「夢の身体感覚」について探りたいと思います。
今年早々、発熱をして、検査の結果、コロナの陽性となりました。熱自体は2日ほどで下がり、その後は自宅にて静養する、という時間を過ごしましたが、その間に気づいた身体感覚があります。それが「夢」。
昨年、唇の効用に気づき、触覚的緊張は全て唇から生まれていた!と確信しました。あれこれ、細かな働きをいくつも見つけてきましたが、それらが、唇の発見によって、全部いらないものになってしまったのです。
唇を意識して浮かせる事でリラックスが続きます。触覚からの脱出に成功し、見えてきたのは他の感覚。視覚、聴覚、嗅覚、味覚です。
そして新しい感覚を探る中で、昨年末、時間についてたしかな身体感覚を得て、これまでとはまるで違う世の中の見方を見つけました。今というこの瞬間において、未来を見るのではなく、過去を見て過ごす、という見方です。
これにより、ワクワクドキドキはなくなりますが、同時に不安なくなります。今、この瞬間の出来事も、「起きてしまった事」として受け入れると、身体はそれに合わせ、受け入れます。結果的に身体が騒がず、心落ち着いたまま、今を過ごせるようになります。
そんな新しい世界を見ていた矢先のコロナ。一週間の強制的療養の中で意識をしたのは、ひたすら、過去へと戻るという事。療養中、元気は戻っていましたが、なんとなく、眠り続け、その「何もしない」という時間が良かったのでしょう。過去へ過去へと戻りたどり着くゴールは「夢」だったのです。
夢を自分が「持っている」と身体感覚的に自覚した時、自分の中に重さを感じました。体重が増えたわけではありません。物理的な重さではなく、身体感覚が精神的世界に働きかけたのでしょう、結果的に、身体は重さを得て、重心が下がり、安定をしていくのです。
これまで、身体は「動く」という力を得て心を自由にしてきました。トラブルがあっても、衝突しなければいい。逃げられる、とわかれば心は平気。そんな解決策だったのです。
しかし、夢を得て、身体感覚が変わると、まるで自分がピラミッド、ダルマ、鏡餅(笑)のようになるのを感じました。この形を得ると、外からの刺激に対して、あえて何もせず、受け止める、という選択肢が生まれてきたのです。
相変わらず世の中は不安がいっぱい。その不安をどうするか。そのための答えはすべて、自分の内にすでにある。それが今回伝えたい事として浮かんできました。
一応のテーマを決めましたが、いつものように、質問は自由です。ツイッター等でつぶやいているキーワードについて、これはなんだ?どういうことだ?と、遠慮なくドンドン聞いてください。
気楽にご参加ください。

山口先生の講座広報文を転載

NHK講座でも話題の古武術の稽古会。ご関心の方はぜひご参加ください。詳細やお申し込みはこちら


(副住職 記)

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