脚のしびれ。お尻の硬さが原因かも…⁉
脚のしびれ、お尻まわりの痛みを引き起こす1つの要因に、梨状筋症候群というものがあります。
梨状筋症候群とは??
お尻にある梨状筋という筋肉の下には坐骨神経という神経が通っています。梨状筋が固くなると坐骨神経が圧迫され、脚のしびれや痛みにつながるというメカニズムです。これを梨状筋症候群といいます。画像所見ではわかりにくいという特徴があります。
梨状筋症候群の症状
坐骨神経が圧迫されることで、坐骨神経痛が現れます。
症状としてはお尻から足にかけての部位に、鋭い痛みやしびれ、張り、冷感や灼熱感、締めつけ感などが現れます。
また長時間座っていることが辛くなるといった症状も起こります。
またお尻の筋肉を動かす神経(上殿・下殿神経)も、梨状筋の上下から出てきているため、このスペースが狭くなり神経が圧迫されることで、お尻の筋力が低下することもあります。
梨状筋症候群の原因
①肉体労働やスポーツで繰り返された負担
スポーツ選手がランニングなど股関節の屈伸が繰り返されたり、バスケットなど急激に足をひねった際に起こる場合があります。
②不良な姿勢
長時間座っていることで直接お尻の神経が圧迫されてしまうことや、反り腰によってお尻の筋肉が引き伸ばされ圧迫されてしまうことがあります。
②股関節の異常
臼蓋形成不全、変形性股関節症などによって、不安定になった股関節を安定させるためにお尻の筋肉が固くなってしまいます。
梨状筋症候群の誘発テスト
Freiberg‘s test
寝たまま足をクロスさせてお尻の筋肉を伸ばすことで、坐骨神経が圧迫され、症状が誘発されれば陽性です。
梨状筋の緩め方、ストレッチ・リリース方法についてはまたの機会にお伝えします!最後までご覧いただきありがとうございました(^^♪