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#詩
[詩]ふらふらと、ひとりよがりの
きのうの朝にはマレーシアのペナン島で
南インド料理のドーサイなど食べていたのですが
今はタイのハートヤイという街で宵の口
ビア・チャンという象印のビールを飲んでます
とうに半世紀をこの世で過ごしてしまい
この先いつまでこんないい加減な暮らしが続くのか
そこのところはまったく分かりはしないのですが
とにかく今この瞬間に
こうしていられることの僥倖を
神に感謝して噛みしめて
一人よがりの「修行」の
むかしむかし少年がいた。
むかしむかし少年がいた。
少年は友だちの彼女を好きになった。
友だちから彼女を奪おうと思ったわけではなかったが、
少年は彼女を映画に誘った。
それを知って友だちは不愉快そうだった。
やがてその友だちと彼女は別れた。
少年は仲間たちとねずみの国に行った。
彼女も一緒だった。
少年は彼女とふたりお化け屋敷の乗り物に乗った。
彼女の手が少年のももにおかれた。
奥手だった少年は何も反応できなかっ