『兵隊やくざ 俺にまかせろ』(1967年2月25日・大映京都・田中徳三)
昭和40(1965)年にスタートした、勝新太郎&田村高廣のコンビによる痛快戦争喜活劇「兵隊やくざ」シリーズも2年間で6作目。斜陽の映画界で、大映ではコンスタントに収益が見込める「カツライス=勝新太郎・市川雷蔵」のシリーズ映画が連作されていた。
第5作『兵隊やくざ 大脱走』(1966年11月9日・田中徳三)までは、連続した時間軸の物語だった。前作は、昭和20年8月、配線間際のソ満国境を舞台に、ソ連軍の猛攻から、北満開拓団の救出成功したところで「完」となった。しかし、それから