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まあフリッシュ(快活)な気持ちなまま記事には臨めるか。新解さんとシースケーキとシースクリーム。

ひとまずここ数日は一本仕上げてから日が出たあたりから
昼過ぎまで寝こけるパターンが多かったので、そんなに
夜のテレビもいいやと思えるくらい疲れてたし、数時間
寝てから起きてみた。

 まあフリッシュ(快活)な気持ちなまま記事には臨めるか。
 急に五勝手屋羊羹の話にも喰い付きはあったし。

丸筒缶の手頃に食べられる糸切り羊羹といえば、なんと
いっても四の五の言わずに五勝手屋羊羹なのでした。
|torov|note

あの記事書いたあと丸缶と普段のバージョン纏めて買って
きて撮影しようと思ったけど、全てお供えに出してしまった
もので。まあええかと。


 では少しだけ予告していたところを引っ張って、タイトルは
平松愛理「部屋とYシャツと私」的に。


予告してたのはここだっけ。

すっかりヤキが廻ってますが、スクランブル体制には突入。
当面の間固定記事を置くことにします、2023年6月の現況。
まあ第一段階までは済んで、なんでこんな「週6回刊の
ヘッポコ同人誌」がちゃんとリストラ対象に入るのか、
そのいくつかの理由を検証してみる。|torov|note

ちょうど新解さんの白版が出て来て、ちょうど選んだのは第五版
だった。そこからの推移で夏石鈴子さんの『新解さんの謎』も
該当箇所見つけたから、ケンミンSHOWでも採り上げられた
あの洋菓子の名前をぼちぼち摺り合わせて一つ書くことにはしよう
かと。
(第五版にはあったけど、その単語が第六版で削られたもので)

その中心地にして元祖なのが長崎の「梅月堂」だと。

 で、逐一ここでは時系列を確認してみたと。

シースケーキ誕生は、1955年。では。

シースじゃねぇや発覚はいつなのか

「シースケーキ」の「シース」は英語の「sheath」で「刀の鞘(さや)」という意味がありますが、
これは誤用と誤訳から産まれたネーミングです。
シースケーキが作られた当初は「豆の莢(さや)」に見た目が似ていることがから、本来であれば
「pod(莢)」が使われるべきでしたが刀の鞘(さや)の方の「sheath」が使われ定着しました。
ケーキの形が“豆のさや”に似ていて、さやを表す英語が「sheath(シース)」だったことが、
名前の由来だ。

「これには後日談がありまして。さやはさやでも、

sheathは“刀のさや”のことで、
“豆のさや”は“pod(ポッド)”が正解だったんです。

それに気付いたのは、発売から50年以上も経った後のことで、もう変えられません。
そこで誤解がないように、“sheath”から“ceece”という意味を持たないつづりに変更して、
正真正銘、梅月堂オリジナルの名前になりました」

新解さんが5版から6版に=2004年11月23日
(シースの表記が新解さんから消滅)

新解さんリターンズ刊行(文庫)=2005年9月

夏石鈴子『新解さんリターンズ』(角川文庫)

この表紙に写っているのが、新解さんの第六版で、
いわゆる特装版。因みにこの第五版の特装版が家に
あるので、使ってると。

で、新解さんの五版には確認できたが、六版になって消えた
ので、夏石鈴子の『新解さんリターンズ』にシースをこう
取り上げていると。

「五版にはあって六版で消えた言葉コーナー」
このコーナーでは、六版には載らなかった言葉を取り上げ、
最後にじっくりその姿を見ようと思います。

夏石鈴子『新解さんリターンズ』(角川文庫)p108

で、その時の説明語句としては。

シース❲sheath❳
万年筆・鉛筆などを入れる、革(ビニール)製のサック。

かぞえ方 一本

夏石鈴子『新解さんリターンズ』(角川文庫)p114
『新明解国語辞典第五版』(三省堂)だとp566


シースケーキがケンミンSHOWに出たのは2009年。

後追い知識の一端がこれか。

ここではシースケーキとシースクリーム両記ですけど。

「好書好日」でも採り上げている数年前の記事があった。
やはり思い出の味なんですね。

シースケーキとしてはこちらの方が知られているという
「西銀」さんはこちらか。


noteの先達から引くとこのあたり。

noteで以前より取り上げておられる先達としてはこの辺り
でしょうか。

長崎のショートケーキ、シースクリームのことやスイーツのこと|ai

その間違いに気付いたのは、販売から50年経った2005年(平成17年)。
今さら名前を変えられないので、"ceece" というスペルにだけ変えた、とのこと。

という多分にミッシングな部分がこれで特定できた。
 なので符号的な形で新解さんからも記述が消えた、と
観るのが一番いとをかし、なのかも。

シースクリーム|ふみえ



最近では3月に「THE TIME,」でやったようで。

 ともあれ幾つか材料が揃ったのでやってみた。
シースケーキの間違いに気づいた一件もあって、新解さん
からシースの表記がなくなっても長崎ではシースケーキ
(シースクリーム)が名物として売られ続けている、を
ここでようやっと一纏めできたと。

新解さんとシースケーキとシースクリームでした。