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喪われた「雪印遺産」を求めて・「ダイマル乳品」

といふことで選んでみたケンミン的ネタは「ダイマル乳品」について
語ってみることにしました。

といふことで強く主張せねばならないことには。といふ案件が
あるのですよ。それは・・・。

北海道のスーパーで「地アイス」が売られていることはまずありません。

といふこと。この現状については、関西のおイタな反応がやらかして、
結局くすねてイカれたことの所産によるものなのです。

きっかけは雪印乳業食中毒事件(2000)の事後処理

関東には「ガリガリ君」「赤城しぐれ」をはじめとした赤城や
「サクレレモン」のフタバなど多くのアイス製造メーカーがあり、
はたまた新潟・佐渡のセイヒョー(「もも太郎」)や九州には
「ブラックモンブラン」「ミルクック」の竹下製菓をはじめとして
セリア・ロイル(「ムース」)など「地アイス」メーカーとも
いえる企業が各地にあり、旅に行ってた頃はそれを経験するのも
一つの楽しみでしたが、北海道のスーパーで「地アイス」が
売られていることはまずありません。

https://www.seihyo.co.jp/product/ice/momotaro/

https://black-monblanc.com/wp/item/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3/

https://www.seria-roile.co.jp/products/mousse/

問題は主に北海道の「地アイス」ポジションを担っていた雪印が
雪印乳業食中毒事件(2000)をきっかけに(主に)3分割され、
唯一手元(地元還元的)に残らなかったのがアイスを手がける
部門だったから、なのでした。
(要するに「恵」ヨーグルトの雪印メグミルクは合併して
北海道に還って来たけれど、レディーボーデン売ってたアイス
事業はロッテが「ロッテスノー」としてくすねた後に「スノー」の
称号を外して包摂してしまった罪科が時に痕跡器官として北海道の
スーパーに残っていて、それがアイスを買った時についてくる
スプーンが何故か「ロッテ」の木のスプーンばかりで、売ってる
スーパーの人もどうしてそうなのかを説明出来るレベルに達し
なくなっている現実があるので、勝手を知ったる者としては
それらを丁重に断る以外の選択肢しかない、になっていると)

北海道の「地アイス」を拾ってくれたのはセイコーマート

で、雪印系のアイスを製造していた会社をセイコーマートが
引き受けて、豊富の美味しい牛乳などをベースにアイスの製造を
一手に担っているのが御存知の「ダイマル乳品」ってことに
なるわけです。

まあ一応「ダイマル乳品」はOEMで製品も作っているから
ロッテにくすねられた「とうきびアイス」もダイマル乳品製
なんだけど、そんな事情もあって購買欲が沸かないのは
仕方の無いお噺で。

そして長いスパンで観た因果応報としてはあれだけ雪印乳業
食中毒事件で執拗にメーカーを叩いた関西圏では「消臭力」の
エステーのCM(確かあそこのプランナーが元雪印出身)くらい
しか残らず「am&pm」をはじめとして地元コンビニは廃れて
(あずにゃん使えないで覚えた)阪急系の「アズナス」くらい
(「アズナス」は行ってた当時ほぼ唯一Edy(現・楽天Edy)が
使えなくて非常に難儀した思い出しかないような)しか
残されていないのに対して、北海道には「地アイス」を
拾ってくれたセイコーマートが毅然としてあるのは、非常に
頼もしい存在であったりするものでもある、といふ皮肉が
そこには介在するのかなと。
(2018年の平成30年北海道胆振東部地震の時にも炊き出しの
白おにぎり出して唯一機能していたのはセイコーマートだけ
でしたしね)

なもので、北海道の「地アイス」はスーパーにはありません。
(唯一抵抗していたのは「ケンミンSHOW」御用達の
北雄ラッキーだったんだけど(小樽発祥のあまとうのアイス
とか売ってた)それも退潮傾向で、九州アイスフェアも数多く
打ってた、なんてこともあるし)
道の駅方面に行くかセイコーマートに行って探すのが常道、
といふことで。

まずは「北海道牛乳ソフトバニラ」か「北海道牛乳モナカ」かな

で、これからの季節に買うダイマル乳品製のセイコーマート
のアイスとしては「北海道牛乳ソフトバニラ」か「北海道
牛乳モナカ」かな、と思うtorov、でした。