見出し画像

私をこしあん好きにさせてくれた《あんどーなつ》の描写は4話にあったか。〜こしあんを巡るいくつもの事柄。

ってお題目をつけながら、まずテーマソングはこれに行く。

どこか時代を帯びながらも色褪せはしてない中原めいこの名曲。
まあこの時代なのでダーティペアの主題歌に使用されたのは
二番なんだけどね。

 そして少しのズラシが入ってそういやウイニングポストシリーズ
の架空馬で「ロシアンルーレット」って馬がいたなと。血統的に
貴重な「スノーウエーブ」の種牡馬入りを無茶苦茶な介入で
阻止しまくる迷惑馬の代表格がこのロシアンルーレットで、
血統的には偏屈な思想(なにしろ昔にインプットされたヘイル
トゥリーズン系の肌馬をつけると馬格と、ユーザーの品格が
下がるを真に受けてるのと同様なもんで)からプレイスタイルが
「ヌレイエフ系撲滅」一択になるのもこの馬の影響だったりしたの
でした。

 ま、そんな「雨にヌレイエフ」な空耳も持つヌレイエフは
バレエダンサーからつけられた名馬の名前でもありますけど。

って迂回をしつつなんで「ロシアンルーレット」だったかは
連想で「コシアンルーレット」なわけで。「コシアンルーレット」
といえばみずしな孝之のとあるエピソードで飛行機に乗る時などに
職業欄にどうしてもまんが家と書きたくなくていつも「まんじゅう
鑑定士(触らなくてもそのまんじゅうがこしあんかつぶあんかを
見分けられる特殊能力持ち、だっけ)」って書いてたエピソードを
思い出すのですけど。

ってことでようやく話は本題に近づくと。
 まあ《あんどーなつ》自体の記事は以前書いてた。

あくまで雷門で語るドラマ《あんどーなつ》|torov|note

一番このドラマで印象的だったのは
貫地谷しほりが最終的に一人で
こしあんを仕上げていく作業が
しっかり描かれているところ。

あの丁寧で手間のかかる作業を
ちゃんと描いていることで、
北海道はもともとこしあんを尊ぶ
地域ですけど、あの作業を観て
やはり「あんこはこしあんだよな」
と思う為に見返したくなるドラマの一つ。

あくまで雷門で語るドラマ《あんどーなつ》|torov|note

 まあBS-TBSのドラマ再放送常連になってた《あんどーなつ》
が、ちょうど月金の帯集中放送で、テレ東系の昼でオンエア
されてるので今度こそは、と上に書かれた話の描写が何話
だったのか確かめていたと(まあParaviでTBSとテレ東は
協力してるので今回はそれ絡みなのかなと)。

 集中して観ていたら夏菜がまだ渡辺夏菜の本名で出てた
のは知っていたけど、野際陽子の娘でもある真瀬樹里も
当初から端役で出てたとか、一話の裏主役が森三中の
黒沢かずこだったとか、そんなあたりもしっかり見えてきたの
ですが、当該の話は4話にあったと。

 修練時代をしっかり描くあたりで春風亭小朝が一句詠む
あたりが確定のサインか。うなぎ屋のオヤジが六平直政
(むさかさん、ですね。息子がJリーガーなのも有名ですが
(清水エスパルスからギラヴァンツ北九州に移籍してちょうど
契約切られた六平光成))だった回が本質的にはメイン。
その時しっかりしたサラシを使ったこしあん作りの活写が
すごく印象に残ったので、やはり「あんこはこしあんだよな」、
になったのだなと再確認。

 で北海道は基本的に評価されたのが(穫れるショウズの
粒が小さく固い品種が多かった由縁もあって)固い皮を
取り除いたこしあんが京都の和菓子職人を中心に評判に
なったのでこしあんを尊ぶのですけど、こと蒸かしまんじゅう
タイプでこれ、といえるこしあん物が少ないのはネック。
 結構変化球で赤福と同じくはくちょうもちを使った
札幌の駅生「柳もち」や、夕張うさぎやのこしあんドーナツ
(きたキッチンなどでも定番の「シナモンドーナツ」)、
ルスツのみそまんじゅうあたりがこしあんを頂くスタンダード
になっている感じで(でなければストレートに大福文化と
結びついている)。

「札北馬鉄」の史料読みが終わらないからまず別口で~
「柳もち」と、おかはし(おかばし)と、弁菜亭と。|torov|note

皮もあんこも調和してて、やっぱりすげぇ美味いのだ。
~貰うと嬉しいルスツ梅屋の「元祖 みそまんじゅう」~|torov|note

 それでもかつて北海道の商都だった小樽はあんこの菓子も
多くかつてまだ東急ストアがあった頃それでも大きな店でしか
扱ってなかった「パイまんじゅう」を最近見かけていない。
 まあ「パイまんじゅう」の変形が千秋庵のノースマン、
と言われればそれまでなんですが。