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【コラム】園児のウイルス抵抗力を高めるためにできること
保育園栄養士のとろみです。
子どもたちにとって、楽しみなイベントが盛りだくさんの季節。クリスマスやお正月に家族で出かけたりする子も多いのではないでしょうか。
一方で風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスといった感染症にハラハラする時期でもあります。
ウイルスを完全に予防することはできないものの、食生活を整え、抵抗力(免疫力)を高めることである程度防ぐことは可能です。
そこで今回は、ウイルスから子どもを守るために食事で気をつけたいポイントと、おすすめの食材をご紹介します。
11月から1月の外部環境は?
・気温がぐっと下がり=体温が下がる=免疫力が低下する
・空気が乾燥する=粘膜の働きも低下する
そのため、こう言っては何ですが。。。この時期の健康管理は本当に難しいです。
さらに、保育園での集団活動やイベントで人との接触が増える時期でもあります。(^_^;)
免疫力は生活習慣の乱れ等で低下
加齢により免疫細胞の数が減ってしまうため免疫機能にかかわる細胞が減ることもわかっていますが、我々は打つ手なしです。。
我々が予防できる生活習慣にフォーカスした原因は以下のとおりです。
・自律神経の乱れ
自律神経は交感神経と副交感神経に分けられ、交感神経優位だと殺菌作用を持つ「顆粒球」が増え、副交感神経優位だと病原体を攻撃する役割の「リンパ球」が増えます。
・腸と免疫の関係
免疫細胞のおおよそ6割が腸に存在していると言われています。生活習慣が整わないと腸内環境も整わず、暴飲暴食をしたり偏った食生活をしている場合も慢性的に負担をかけ結果的に免疫力が低下します。
便秘や下痢を繰り返す状態では免疫力も低下してしまいますね(^_^;)
免疫力をつけるポイント3つ
1、バランスよい食事
2、十分な睡眠時間
3、ウォーキングなどの軽い運動
特に意識したい栄養素5つは?
ビタミンA
細菌から体を守ってくれる働きがあります。
ほうれん草かぼちゃブロッコリーなどの緑黄色野菜やレバー、チーズ、卵に多く含まれています。
ビタミンC
抗酸化作用があり有害な活性酸素から体を守ろうとする働きがあります。ストレスを感じた時や体内にウィルスや菌が入ってきたときには体が炎症を起こしており活性酸素が過剰に発生してしまうため、抗酸化作用のある栄養素を意識してとるのがおすすめです。
フルーツやブロッコリーなどの野菜などに多く含まれています。
ビタミンE
ビタミンEもビタミンCと同様に抗酸化作用を持っています。また血行を促進する働きもあるので食事で撮った栄養素を体のすみずみまで運ぶためにも必要な栄養素です。
緑黄色野菜やナッツ類、アボガドに多く含まれています。
ビタミンD
ビタミンDには様々なウィルスや細菌を殺す作用があると言われており免疫バランスを整える栄養素です。
日中に紫外線に当たることで体内で生成されているのですが、在宅勤務などで外出が減り、子供も外遊びが減っている現代ではどうしても不足しがちです。
イワシ、鮭、うなぎなどの魚やキクラゲや椎茸などのキノコ類に多く含まれています。
タンパク質
タンパク質は私たちの筋肉や皮膚、内臓、免疫細胞など体を作るために大事な材料です。作る栄養素です。大豆には粘膜の強化や疲労回復に役立つビタミンB群、腸内環境整える食物繊維が多く含まれています。
いかがでしたでしょうか?
家族の1人でも体調が崩れると、楽しいイベントが延期になるやもしれません。できるかぎりの事前対策を心がけておきたいところです。
ウイルスに負けず、皆さんにとって今週も笑顔あるよい1週間でありますように。
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