#259 《産まなきゃ良かった…》お母さん権力を振り回す人。
私がタイトルで使った
《お母さん権力》をいくつか紹介すると…
①「お母さんは自分のやりたいことを我慢してあなたを育ててきたんだから』
母の希望する選択を私がしない時に出てくる
言葉なんですが、子供の私はこれを聞くと
「お母さんは
自分の人生を犠牲して私を育ててくれたんだ』
悪い事を私はしてしまった。それならば!
私はお母さんの喜ぶ選択をしょう!
と思うのでした。
②『だからお母さんが言ったでしょ』
私が自分で選択し自分で選んだ事で失敗すると
出てくる言葉。毎回こんな風に言われると
《またあの言葉を言われるかも…》
《私はもう失敗したくない!》と
自分で選ぶ事ができず優柔不断になり
「お母さんの言う通りにしていれば間違いない」
と思ってました。
他にもありますが、
もちろん!!母は私を不幸にしたいだなんて
思ってないし、私がこんなうふに窮屈だと感じていた事も知らない。
お母さんからするとこれら全ては
『可愛い我が子の為を思って言っていること』
だから厄介なのです。
私の母は『お母さん権力』を発動させている事に全く気づいておらず…
(そもそも私が勝手に名付けただけなんですが…)
母の言葉にひどく私が傷ついて、、、
言い過ぎた!しまった!と
母 自信、少し感じてても
お母さんなんだから なんでもしていいよね。
お母さんなんだから なんでも言っていいよね。
お母さんなんだから子供には謝る必要ないよね!が全面的に出過ぎてて(笑)なんでも…
『てへ!!』と軽く済ませるタイプの人なので、
そんな母を反面教師に
私は我が子に使う言葉は愛ある言葉であるように気をつけています。
とは言え私も人間ですから
イライラ!プンプン鬼になったり、
泣き虫鬼になったりします。
お母さん権力を振りかざさないように
しているつもりでも、
感情的に言ってしまったり
きつく言ってしまう事もあります。
そんな時は必ず、そんな風に言ってしまった理由と『ごめんなさい』を娘に伝えます。
中でも良かれと思って使っていた言葉
《よく頑張ったね》とか《偉いね》
昔、読んだアドラー心理学の本の一節の
言葉に私はドキッとしたんです。
☆子供が何か手伝ってくれた時、
何か誉める時は
『よくできたね!』『よくやったね!』と
上から目線ではなく
・同じ目線で《ありがとう》
《助かったよ》を伝えよう!!
↑↑こんな言葉をノートにメモしていた。
これになるほど!!でした。
とはいえ、あまりにもが真剣に考え過ぎては
何を言えば良いのか分からなくなるし、
毎日ニコニコ、ご機嫌でいることは
私はできない。お母さんも人間ですから
色んな気持ちの時があります。
でも、子供だから…をとっぱらって
年齢に関係なく!!
子供たちをひとりの人間として
同じ目線で
関わっていきたいと改めて思いました。
そして、そんな幼少期を過ごした私には
どうしても忘れられない言葉があります。
それは…
病気しがちだった私は今までで4回腫瘍を取ってて初めて入院、手術した小学五年生10歳の時に
母も疲れていただろうし、私も痛くて苦しくて
毎日泣いててその辛さの矛先が母に向けられ
『なんで私をこんな体で産んだの!!』と
怒りをぶつけたら 母から
『お母さんだって…産まなきゃ良かった』
と言われた言葉が 心の大きな傷となって…
(まぁ。売り言葉に買い言葉?先にひどい事を行った私が悪いんですが…我が子には口が裂けても
この言葉は絶対に私は言わない!と誓ってます)
20歳の時にそれが大爆発!!
『お母さんは私の事が嫌いなんでしょ!
憎いんでしょ!』と大泣きして心に溜まっていたものを吐き出したら…
母の口から
・お母さん権力を振りかざさしているつもりは
全くないこと、
・私を傷つけていたことに
全く気づいてなかったことを
この時に初めて気づいて反省してくれて、
『大事な大事な可愛い
自分の娘を嫌いな訳ないでしょ…』と
私がずっと言って欲しかった『私を嫌いではない』という言葉を初めて聞けて
私の心がバンザーイして喜んでる事が分かり
ホッとしたと同時に涙が止まらず
2人で泣いて和解しました。
そして、産まなきゃ良かったなんて言ったっけ?
と言った本人は全く覚えてない(笑)
この言葉に囚われて辛く悲しかった私の何年もの時間を返しておくれー!!と思ったけど
お大人になった私はこれが私の母!と
理解してそのままを受け入れていました。
お母さんすぐに忘れちゃうからテヘ(笑)っと
また、振り出しに戻ってますが…
私は、そんなお母さんが私は大好きです。
お互い元気で、健康に一緒に歳を重ねようね!
毎日、違う言葉は愛あるものを。
それでは
今日も心穏やかに
ポジティブでありますように。
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