火鉢、たどん、豆炭、etc
1週間ほど前から、居間の火鉢も大活躍。
家にいるときは朝から晩まで炭を継ぎ足しながら
暖をとる。
この温もりがたまらなく有難い。
現代の家屋で火鉢生活は少し難易度が高いけど。
暖房器具のオンオフはついてない。
火力調節は時間がかかる。
そこらじゅう灰まみれになる。
感動するのは、平安時代(以前)すでに日本で
こんな生活をしていたこと。
炭はお金持ちの貴族だけ。
庶民は粗朶木や薪かな。
火鉢はすごい発明だと思う。
酸素を入れると鉄をも溶かす熱い炭火を
安全に部屋の中で管理するシステム。
感心する。
他にもいろいろある。
七輪、練炭、豆炭…
この文化をなくすのはもったいない気がする。
しかし問題は燃料の炭だ。
もはや家庭では全く使われない。
したがって炭焼きをする人もかなり少ない。
かつて薪炭を生産した里山は
管理されなくなり、見捨てられ荒れ放題。
杉を植林され、挙げ句の果てに
太陽光発電に化けている。
燃料としては将来性はないのかもしれない。
しかしこの文化を手離したくない。
豆炭あんかは火鉢を寝床に入れた暖かさ。
よくこんなにコンパクトにして
じわじわ燃える炭を考えだしたものだ。
ただし使用上の注意事項はたくさんある。
一酸化炭素、低温やけど。
ほとんど消えている文化だから、
周囲に教えてくれる人がいない。
試行錯誤を繰り返している冬の日々。