【小説】墓場まで持っていく 4 完結
死にたくなったのはその頃からだ。
毎日、フラッシュバックする光景。LINEの着信音に震えが止まらない。お風呂に浸かっても、涙が止まない。
先生がしていることは犯罪だと知っていた。児童ポルノ法によって私は守られている。でも、何度も行政の専用の相談窓口を調べても思い出すのは、母と父の顔。こんな淫らなことをしたとバレたら母は私を殴るに違いない。ずっとずっと続く苦痛しか見えないトンネルを進む。
それから私はある時学校に行けなくなった。先生はもちろん怖かった、でも人の目線までもが恐怖