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みんな持っている!! ”痩せ菌”
みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
世の中には、食べても太らない人というのが存在します。
同じ量食べているのになぜ太らないのか?
様々な理由がありますが、一つはコレです↓↓
体内に痩せ菌が多いこと
この痩せ菌はみんな持っています。
太らない人というのは、この痩せ菌が多いのです。
では、この痩せ菌増やすことはできないのか?
「できます!」
痩せ菌を増やすことができれば、誰でも太りにくい体を作ることができるのです。
1.「痩せ菌」と「デブ菌」
腸内細菌の中には、通称「デブ菌」「やせ菌」と呼ばれる種類があります。
(専門用語)
・デブ菌は脂肪を溜め込む「フィルミクテス」
・やせ菌は脂肪を燃焼する「バクテロイデス」
どちらも日和見菌に分類され、食べる物や腸内環境によって優位になる菌が決まります。
実際、肥満の人の腸内には悪玉菌に味方をするフィルミクテスが多く、やせている人の腸内には善玉菌に味方をするバクテロイデスが多いという研究結果もあり、この2つの菌が「太りやすい」「やせやすい」といった体質に大きく関わっていることがわかっています。
デブ菌を増やさないためには、できるだけ善玉菌を増やし、同時にバクテロイデスを増やしていくことが重要
<腸内細菌の構成>
腸内細菌には、「善玉菌」と「悪玉菌」、そして「日和見菌」の3つがあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1694737007177-LKW4pQWlZC.jpg?width=1200)
善玉菌
ビフィズス菌や乳酸桿菌など。
消化吸収を助け、免疫力を高めるほか、老化防止にも役立つ、人の体に良い影響を与える菌。
悪玉菌
悪玉菌は、大腸菌、ウェルシュ菌、ブドウ球菌など。
悪玉菌といっても体に不可欠な働きもしているため、多すぎず少なすぎず、バランス良く存在している分には問題ありません。
しかし、何らかの理由で悪玉菌が大量に増えると、肥満、糖尿病、大腸がん、動脈硬化症など、深刻な病気につながる可能性があります。
日和見菌
日和見菌には、連鎖球菌、ユーバクテリウムなどがあります。
腸内環境が悪化して悪玉菌が優勢になると悪玉菌に加勢し、健康なときは善玉菌に加勢する。
フィルミクテスとバクテロイデスはどちらも日和見菌ですが、フィルミクテスは悪玉菌が優勢なときに加勢し、バクテロイデスは善玉菌が優勢なときに加勢します。そのため、腸内環境の良し悪しによって、デブ菌とやせ菌、優勢になる菌が変わってくる。
2.痩せ菌の効果
・免疫力を高める
・便秘や下痢などの消化器系のトラブルを改善する
・肌荒れやアレルギーなどの皮膚のトラブルを改善する
・精神的なストレスや不安を軽減する
・脂肪燃焼を助ける「短鎖脂肪酸」を作る
・脂肪が栄養分を取り込まないようにする
・脳に働きかけて食欲を抑える
「短鎖脂肪酸」
脂肪の燃焼を促し、悪玉菌の増加を防ぐ
腸壁から体の中に入って、代謝をアップさせる自律神経の交感神経を刺激し、食欲を抑える消化管ホルモン「インクレチン」の分泌も促す。
インクレチンは、胃の運動を抑えて満腹感を出してくれるので、おなかがすきにくくなって肥満の予防につながる重要なホルモン
3.腸内細菌が短鎖脂肪酸をつくる!
短鎖脂肪酸を作り出す効果的な方法↓↓
「水溶性食物繊維と難消化性デンプンを摂取」
水溶性食物繊維
水溶性食物繊維はやせ菌の好物。これをエサにして短鎖脂肪酸を作り出します。
水溶性食物繊維を含んだ代表的な食べ物 ↓↓
・こんにゃく
・野菜類(キャベツ、ごぼう、オクラ、モロヘイヤ、芽キャベツなど)
・キノコ類
・海藻類(昆布、ワカメ、ヒジキなど)
・果物類(アボカド、キウイなど)
・豆類(黒豆、ライマメ、あずき)
・もち麦
・大麦
・亜麻仁
難消化性デンプン
水溶性食物繊維と同じく、やせ菌のエサになるのが難消化性デンプン。
消化されにくいデンプンのこと。
便のカサを増やして便通を良くしてくれたり、中性脂肪の上昇をゆるやかにしてくれたりする効果がある。消化されにくいので、腸の奥にいる細菌まで届く。
難消化性デンプンを含んだ代表的な食べ物 ↓↓
・米
・大麦
・オートミール
・芋
・いんげん
・シリアル、グラノーラ
4.やせ菌を優勢にする
やせ菌を優勢にするために、善玉菌と日和見菌を増やしましょう!
![](https://assets.st-note.com/img/1694737122226-Kv8p1y9uD8.jpg?width=1200)
善玉菌と、日和見菌を増やす食べ物 ↓↓
・納豆
・ヨーグルト
・キムチ
・ぬか漬け
・発酵調味料(味噌、醤油、酢)
発酵食品をとる際には、プレバイオティクスと呼ばれる、腸内細菌のエサになる食品を同時にとるとより効果が上がる。
食物繊維やオリゴ糖を含む、ブロッコリー、海藻類、イモ類などを、発酵食品といっしょに食べると good!
5.良い腸内環境を維持するために
適度な運動
ストレスを溜めないようにリラックスする
睡眠時間を確保する
バランスの取れた食事と適度な運動。
規則正しい生活を続けることが良い腸内環境を維持することに繋がります。
その結果、痩せやすくなる・太りにくくなります。
まとめ
一言で言ってしまえば、規則正しい生活を心がけていれば太りにくくなるということです。
腸内環境を改善するのには、時間がかかります。
無理のない範囲で継続して行うことを心がけてください。
「継続は力なり」です。
痩せ菌を増やしてスリムで健康的な体を目指しましょう!!