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5歳ひとりっ子!休園中の「心地よい」過ごし方とは?

休園が続く。

復活したと思ったら、数日後にまた休園のお知らせが届く。

平日なのに、子供が毎日家にいる。

そんな日々を過ごすママも多いと思う。1月中頃から、私も例外なくそんな感じの日々を過ごしている。自分自身も体調を崩したりして、1月に仕事に行ったのは3日間だけだった。

父ちゃんが帰ってくるのは夜の7時半頃なので、日中はひとりっ子の息子と2人きり。2022年の1月以上に「兄弟がいればよかったかも・・・」と思ったことはないかもしれない。息子のしゃべり相手、遊び相手が、私に一極集中しているあの感じに、じわじわとヤラれていった。

土曜日や日曜日みたいに、1日中息子と向き合って過ごしていたら、身も心ももたない。あの過ごし方は、週に2日だからこそできる過ごし方だ。毎日5歳の息子と1日中一緒に過ごすとなると、どうやって過ごすのがいいんだろう。

私の心が緊急事態宣言を出しているような気がしたので、休園中の息子との過ごし方を見直してみることにした。

いろいろ試してみたけれど、今1番気に入っている"休園中のリズム"がある。


【7時半 起床】

NHKを見ながらのんびり朝ごはんを食べる。"8時45分にピタゴラスイッチが終わったら幼稚園に行く"というリズムができているので、それはできるだけ崩さないようにする。

テレビをいったん消すと、そこからは家事をしている私にくっついておしゃべりしたり、家事を手伝ったりしてくれる日が多いけれど、再度テレビをつけてYou Tubeを見始める日もある。一人で遊び始める日もある。

10時まではその日の気分で、お互い自由に過ごす。


【10時〜 一緒にあそぶ】

「さっ!母ちゃん家事おわったけど、一緒にあそぶ?」と声をかけると、「待ってました!」とばかりにそのときやっていたことを瞬時にやめる息子。

「今日もレゴしよー!」

私はその言葉にギクッとする。

最近は、レゴの人形やロボットを使ってのゴッコ遊びがブームだ。レゴの人形は2つしかもっていないので、息子が「パパ」と呼ばれている人形を操作し、私が「子供」と呼ばれている人形を操作する。

レゴで作った家を拠点に、出かけたり、戦いにいったりする物語が繰り広げられていく。

でも5歳児の物語設定は、大人の常識なんてクソ食らえ!と言わんばかりにハチャメチャで、付き合うのはなかなか難易度が高い。

でもとりあえず付き合う。
腹をギュッとくくって付き合う。

物語の展開の仕方によっては盛り上がる日もあるけれど、全く盛り上がらない日もある。盛り上がらない場合、だいたいは息子から「なんか飽きてきたから、ちがう遊びしない?」と声がかかる。そのあとは、折り紙で紙飛行機を作って飛ばしたり、家用の砂で砂遊びをしたり、粘土をしたりすることが多い。

12時を過ぎると、切りのいいタイミングを見計らって「そろそろお昼ごはん食べない?」と誘う。

だいたい1時までには食べ始める。

メニューは、

・レトルトカレー
・うどん
・ソーメン
・納豆トースト

プラス、"卵焼き"か"冷凍唐揚げ"のどちらか

偏食の息子が確実にパクパクと食べてくれるメニューしか出さないようにすることで、ストレスを軽減。私はほぼ毎日納豆ごはんor卵かけご飯。


【昼ごはん後〜 散歩】

1時半くらいには昼ごはんの後片付けも終わる。そこからは、人の少ない場所に散歩に行く。

歩いていけるコンビニやスーパーやドーナツ屋さんやマクドに行って、おやつを買って帰ったり、

公園に行ったり、

自転車で10分くらいのところにある山まで行って散歩したり。

その日の気分で決める。「とりあえず外に出る」のが大切だ。外の空気は気分を変えてくれる。


【3時・4時〜 自由時間】

だいたい3時〜4時には家に帰る。そこからはお互いに自由時間とする。

息子はYou Tubeを見ていることが多い。私は息子の横に座って、そのときやりたいことをやる。


【5時〜 お風呂】

早めにお風呂に入ってしまうと楽だ。水が異様に大好きな息子は、放っておいたらずっとお風呂で遊んでいる。

キッチンからお風呂が見える間取りのわが家では、5歳にもなればお風呂に置き去りにしても大丈夫。

私は5時半くらいには上がって、夜ごはんの準備をしたり、洗濯物を畳んだり、布団を敷いたりする。息子は結局6時くらいまでお風呂で遊んでいることが多い。

お風呂から上がると、なぜかいつも一人でブロックなどで黙々と遊んでくれる。お風呂に入ると「一人遊び」のスイッチがポチッと入るようだ。


【7時くらい〜 夜ごはん】

夜ごはんを食べる。食べている途中に、父ちゃんが帰ってくることが多い。


【8時くらい〜 ゲーム】

ゲーマーの父ちゃんに手伝ってもらいながら、ゲームをする。最近父ちゃんがプレステ5を買ったので、それを教えてもらったり、Nintendo Switchのゲームをやったり。イキイキとした顔をしている息子。

私はお風呂の残り湯で洗濯をする派なので、夜に洗濯を干す。ワイヤレスイヤホンで好きなYou Tubeチャンネルやラジオを聞きながら後片付けをしたり洗濯したりする。

その時間は、けっこう息抜きになる。


【9時 寝かしつけ開始】

絵本を読んだり、おしゃべりしたり、イチャイチャしながら、布団で添い寝する。

9時半すぎくらいには寝てくれることが多い。

そのまま一緒に寝てしまう日もあれば、息子が寝たあとに布団から抜け出して、父ちゃんと温かい飲み物とお菓子を食べながらドラマを見る日もある。

〜休園中の1日、おわり〜



ザッとそんな感じだ。

「時間割」というものが大嫌いだったけれど、時間を割ることで1日をおおよそ見通せる。そのことに助けられることだってあるんだなぁと思った。

私がこのリズムを"心地よい"と感じるポイントは3つあると思っている。

1つ目は、午前中に「子供と向き合う"まとまった時間"を作る」こと。

2つ目は、お昼ごはんを食べたら、とりあえず外に出ること。

3つ目は、1日の最後に1時間〜2時間くらいの"自由時間"を作ること。

"午前中に子供と遊ぶ"というのが特に大きなポイントだと思っている。「午前中にお散歩に行って、昼ごはんを食べてから家で遊ぶ」というリズムでやってみた日もあったけれど、しんどかった。

昼ごはんを食べたあと、そんなにお腹いっぱいに食べなかったとしても、少し眠くなる。その状態で息子とあのレゴのゴッコ遊びをするのは、なかなかキツイ。

少し眠くなっても、えいっ!と外に出て、外の空気を吸うとシャキッとする。それに子供と家で遊ぶよりも、子供とのんびり散歩する方が大人の私にとっては楽しい。


午前、午後、夕方に向かって、自分的に負担が少なくなっていくように過ごすのがいい。

夕方には「自由時間」がちゃんとあるんだとわかっているから、がんばれる。

息子の様子を観察していても、朝にしっかりと一緒に遊ぶ時間を作ると、そのあとの1日はご機嫌で過ごしてくれることが多いような気がした。



もし"休園中"じゃなかったら、もっといろんな過ごし方があるだろう。1日遠出をしてみてもいいかもしれないし、友達と公園で遊んだりすれば、1日が過ぎるのはあっという間だ。

できるかぎり家にいてください。
人との関わりは最小限に。
外出も最小限に。

そんな制限を設けられている休園中、私のキャパシティの範囲内で、そして息子もそれなりに満足できるように過ごすためには、このリズムが最適なような気がしている。

You Tube見すぎじゃない?

夜にゲームするの?

などなど、一定数のママさんには内心そんな風に思われるかもしれないけれど。

私と息子の両方ともが、お互いにほどよく満足できて、お互いが我慢しすぎず頑張りすぎずに過ごせる"ちょうどいい"リズムは、今のところこんな感じだ。

兄弟がいる・いない、その子の好む遊びや性格、ママの性質などによっても、最適なリズムはちがうと思うので、家庭の数だけリズムはあると思うし、あっていいと思う。

でも「こんな過ごし方でいいのかな?」と不安になったとき、だれかの過ごし方のリズムを垣間見ることができたら心強い。私も何度か「休園中 過ごし方 ひとりっ子」なんてキーワードでGoogle検索したけれど、意外と具体的な過ごし方が書かれているブログは少なかったのだ。参考になるかはわからないけれど、わが家のリズムを垣間見て、だれかが「こんな感じでもいいのかも!」とホッとしてくれたら嬉しいなと思って、この記事を書いてみた。



「ひとりっ子」というのは、兄弟が多い家庭に比べて「楽」だと思われがちだけれど、ひとりっ子はひとりっ子なりの"大変さ"があると思う。もちろん兄弟がいたら、また別の"大変さ"があるんだと思う。

私には双子の弟がいたので、幼い頃は休みの日の遊び相手やしゃべり相手に困ったことはなかった。「母と遊ぶ」というよりは、「家事をしている母の近くで、弟と遊ぶ。何か困ったらは母を呼ぶ」というイメージだった。

母自身も、「2歳くらいまでは本当に大変だったけれど、それ以降は2人でいつも一緒に遊んでくれていたから、その点では案外双子は楽かも」とよく言っている。

子供は子供同士で遊ぶのが1番無理なく遊べるんだとは思う。できるだけ子供スイッチをオンにして息子と遊ぶようにしても、私は大人になってしまっているから、完全に同じ目線で遊ぶことはむずかしい。

工作、お菓子作り、絵本を読む、折り紙、あやとりなどは比較的私も楽しめるので、それらに誘導しようとしたこともあったけれど、息子は不服そうだった。今息子が私と遊びたい遊びは「レゴで物語を作って遊ぶ」ということなんだな、と諦めた。

息子が繰り広げる物語にうまく馴染めないこともあるけれど、とりあえず息子の横にどしっと座って、その物語を理解しようとすることはできる。

息子が今興味のあることは何なのかを知ることはできる。

盛り上がらなくて退屈に感じる日もあるし、どうやって関わったらいいかわからなくて横で見ているだけの日だってあるけれど、

"ながら"ではなくて、その時間だけは腹をくくって、息子のことだけを見て過ごしてみる。

盛り上がらなくても、退屈でも、ただ見てるだけでも、その"姿勢"や"気持ち"はちゃんと息子に伝わっているような気がする。

子供とちゃんと向き合った満足感。
ママにちゃんと向き合ってもらった満足感。

お互いがそんな満足感を感じた上で、
午後からはある程度自由に過ごす。

今はそのくらいがちょうどいい。


なんせ今はママにとっても子供にとっても、緊急事態。

省エネで、でもお互いがある程度ココロを通わせつつも、のびのびと過ごせる距離感で。

ゆるりといこう。


休園が続くママさん、
お互い本当におつかれさまです!


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