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商売の本質は人に好きになってもらうことなのです。

何かビジネスをやろうと考えたとき、大事なことの1つに営業があるだろう。

営業では、自分が持っている何かのモノ(サービスやスキルでもよい)を、相手に売ろうとする。そして、相手が買ってくれたときに初めて、商売として成立する。

相手がなぜ自分の持っているモノを買ってくれるのかと言えば、相手が自分のことを選んでくれているからである。

多くの人が誤解しがちなのだが、理解しておくべきことは、相手が自分のことを選んでくれるとき、それを決定しているのは、そのモノの価格やクオリティだけでは必ずしもない、ということだ。

実際にはそれ以上に、「相手が自分のことを知っていること」とか、「相手が自分のことを好意的に思ってくれている」ということが、大きく関わってくるはずだ。

例えば、自分が消費者であり、味のクオリティが大きく違わないパン屋さんが2軒あったとして、全く見知らぬ人が経営しているパン屋さんと、幼馴染が経営しているパン屋さんだったら、仮に少し値段が高くても幼馴染が経営しているパン屋さんに行こうかな、と思うことがあるだろう。

それはなぜかといえば、幼馴染は昔からよく知っていて自分が好意的に思っているし、頑張ってほしい、応援したい、という気持ちを湧き起こさせる存在だからだ。

だから、おそらく商売において大事な本質は、作り出すモノやサービスのクオリティそのものではなく、人に好意的に思ってもらう、好きになってもらう、ということなのではないか、と思う。

そうやって少しずつ自分のことを好きでいてくれる人が多数になったときが、本当の商売の成功なのではないか、と思うのである。

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ともやの思考整理note
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