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師走、歩く、休む。

もう今年最後の月に入った。
まだ31日あると思ってなどいると、それはこれまでと同じく、あっという間に過ぎていくことになるだろう。

師走のついたちの今日は、私にとっては休息日。
昨日の運動の疲れもあるし、日頃の疲れも蓄積していたのかもしれない、眠気もあるし、ゆっくりと過ごした。

かつて、12月は僧侶が各家庭を訪れて読経や仏事を行う時期だったとのこと。このため、僧侶たちが忙しく駆け巡ることから、この月を「師が走る」月という意味で「師走」と称されたと言われているらしい。

今では、僧侶が年の瀬に走り回る姿などはほぼ目にしないが、この時期は忘年会シーズンでもあるし、そんな行事などには縁遠くとも、忙しない時期である。

闘病などしていると、年末年始のことやらが通院や服用薬の関係などから、どの日に通院して年始にはいつ頃通院すれば大丈夫だろうか?、薬は間に合うだろうかなどと考える時期かとも思う。

苦しみや悲しみ、不安や恐怖などあるかもしれない。
それを抱えたままで、この時期になると時間の感覚が余計に急かされるというか、余裕が少なくなる感じがするのである。

そのような感覚も疾患にとってはあまり良くないと思う。出来るなら考えずに過ごしたいと思う方もおられると思う。

心理的、精神的な余裕を作るのはなかなかに難しい。
なので、身体感覚からそれに結びつけるのがいいかもしれない。

僧侶も走る師走だからこそ、時に歩く、時に休む。
気働きも多くなってしまう時期だからこその、心身一如からの知恵を拝借して。

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ともうる
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