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流れをつかむ日本史「大正・昭和時代 前編」

トモーロです。

今回も流れつかむ日本史を書いていきます。

今回から大正・昭和時代に入っていきます。前回は、日露戦争に何とか勝利した日本。

日本は、韓国にどんどん進出していき本格的に韓国を植民地化していきました。

それに起こった韓国の安重根が伊藤博文を殺してしまいます。同じ時期に明治天皇がなくなり明治時代が終わりました。

さて、日本はどのように変わっていくのでしょうか。

それではいきましょう!


<第一次世界大戦の始まり>

1914年にヨーロッパで第一次世界大戦がはじまる。このとき日本は、日英同盟のよしみをもってロシア、フランス、イギリスの三国協商側に加わりました。

このとき日本はこれまでにない大きな利益を得ることになりました。日本は、ドイツの植民地である中国の青島と南洋諸島を攻略することに成功しました。

じつは、日本の本当の目的は中国への進出であった。進出した後も占領した青島は返還せず、中国政府の撤兵要求も完全に無視します。

日本は、超ずるがしこい考えをしていました。列強が欧州で戦っているときに日本の勢力を拡大しようとした。

日本は、中国に対して二十一か条の要求をし、中国に進出していく。これにより、中国は拒んだが日本が半ば強引に合意させた。そのため中国国内では反日運動が高まった。


<日本の好景気>

日本は第一次世界大戦中、経済面において巨利を得ます。この時は、大戦景気と呼ばれる空前の好景気になります。

その理由は輸出の増大にありました。戦争によって品不足に陥っていました。欧州諸国とアジアの各国から撤退した欧州製品の穴埋めが輸出量を急増させました。

作れば作るだけ売れたため、日本はどんどん製品を作っては海外に輸出して好景気になりました。

しかし、一般庶民は輸出の拡大により品不足が発生。物価が上昇してしまい、苦しい生活を強いられてしまいます。

日本はさらに、中国を進出しようと満州の利権を維持しようと動いていきます。日本は、満州を占領する目的で、軍閥の張作霖(ちょうさくりん)を暗殺します。

その先頭に立っていたのが関東軍でした。その後、関東軍は日本の南満州鉄道を自ら爆破し、これを中国軍の仕業だとして、満州事変を起こします。

この時、日本政府は不拡大方針であったが、関東軍はこれを無視してどんどん拡大していきます。


<追い込まれた経済危機>

なぜここまで関東軍が日本政府を無視して、満州を占領することができたのか。それは、国内で軍部が台頭していたためである。

政治のありかたが藩閥政治から政党政治へと変わっていき第一次世界大戦中には好景気だった日本。

しかし、第一次世界大戦は終わりを迎えると当然その反動が来て、輸出量は大幅に減少します(戦後恐慌)。

その経済ダメージを回復できぬまま、不運にも関東大震災が起きてしまいます(震災恐慌)。震災恐慌の影響を受け国内の銀行が連鎖的に倒産してしまいます(金融恐慌)。

最後にとどめを刺したのが、全世界を飲み込んだ世界恐慌でした。当然この影響を日本うけ、物価が下落します(昭和恐慌)。

この時に日本では政党政治であったため、国民は「お前らが政党政治にしたからだろ!」と信頼を完全に失います。

世論の支持は完全に軍に向いきました。そして、五・一五事件により犬養毅(いぬかいつよし)が「話せば分かる!」というところに海軍将校らが「問答無用!!」といいい射殺され、政党政治が終わりを告げます。

こうして日本軍による軍事行動が本格的に始まります。日中両軍による日中戦争がはじまります。日本軍はどんどん中国の都市を落としていきますが、これに対し中国も抵抗を見せ戦争は長期戦になります。

それでも日本は、中国から撤退せず臨戦体制をしのいで戦いを継続していきました。

日本はこの時期、満州侵略を諸外国に避難されるとなんと日本は国際連盟を脱退してしまいます。完全に勘違いプレイです。そして、日本は国際的に孤立していきやがて強大なアメリカを敵に回してしまうのです。


<まとめ>

いかがだったでしょうか。大正、昭和時代の前編を見てきました。

このころの日本は、戦争に勝ちまくり、韓国、中国を次々に占領していき完全に勘違いしています。

また、4発の経済危機により完全に周りが見えていない状態になりめちゃくちゃ危険な状態にある日本。

国際連合も脱退してしまい今後どのようになっていくのでしょうか。

次回は流れをつかむ日本史最終回です。お楽しみに!

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