メルカリ妻からのミッションを丁寧にこなした先に感じた大切なこと
先日、妻のやるメルカリで商品が売れたというので、梱包をおおせつかった。
妻は家の不用品をせっせと出品してくれていて、195件の売上がある。金額こそ大したことはないが、その回数と経験は大したものかも、と思っている。
メルカリでは出品者に対する評価がつくが、結構高いみたいで全員が五つ星。それもまた大したものだと思う。彼女の丁寧な性格が奏功しているのかもしれない。
そんな妻からの指令。この私がボスの顔に泥を塗ることになってはならないが、ブツは壁掛けの鏡。覗き込むと顔と胸元くらいまで映るサイズ感。大きさは問題ないが、問題は割れ物だということ。
そこにボスからの追い討ち。
「メルカリのサイトに、割れるから鏡とか送るときは梱包に気を付けてって書いてあるから、よろしくね」
プチプチに包んでダンボールに放り込むのではダメらしい雰囲気を醸し出している。
御意。
俺は雰囲気で分かる男。無駄な確認はしない。
とはいえ、都合の良い梱包材があるわけでもなし、どうしたものか。
考えながら、取り敢えずプチプチで包んでみる。
まぁまぁの厚みだな。
隙間に丸めた新聞紙を大量に詰め込むか?
いや、見た目が汚らしい。
プチプチで何重にもするか?
プチプチもタダではない(100均ではあるが)。
ダンボールを折って入れるか?
んー、きれいに出来るか分からんけど、取り敢えずやってみるか?
やってみると、、、綺麗にいかない笑
おのれの几帳面な性格を呪いたい。
であれば、どこぞの家電の梱包で見かけた記憶を頼りに、鏡の四方にはめ込む形の立体のそれを作ってみよう。
階下の部屋からカッターとカッターマット、さしがね(定規)を引っ張り出してきて、工作開始。
工作は得意な方で、子供の頃は何かを適当に作ったり、親父の作業を手伝ったりしていた。親父だったらどうしてるかな? とか考えながら、せっせと作る。
一つ目が出来てはめてみる。
切り込みの幅が狭すぎた。
もう数ミリずつ左右を切り取り、幅を広げる。
これでよし。
見本が出来たので、量産体制に入る。
3つ出来たところで、すでに面倒臭さを感じる。作業に飽きた感もするので、試しに鏡にはめてみる。
ピッタリ!
ムムッ、これは気持ち良し。
多少の調整もしながら、残りの3つを工作。
そんな過程で、気づいた。
これだけ丁寧にやったら、受け取った人にも丁寧さが伝わるだろうなぁ
伝わったら、この鏡の価値も上がって、きっと大事にしてくれるのだろうなぁ
そう気づいてみると、何かが受け継がれていく感じが生じて、ただの売り買いでは無い意味があるな、と。
物が粗末に扱われないサスティナブルな感じにも繋がり、丁寧さを発揮する価値を感じた。
今回の鏡が無碍に捨て去られるとこなく、受け継がれていく可能性を、我が丁寧さがもたらしてくれるのでは無いかという期待感が湧いたのでした。
そして、今日、ボスからLINEが入った。
買い手から「丁寧な梱包で届けてくれました。ありがとうございます。」というコメントがあったと。
やっぱり伝わるみたいです。
大事にしてくれると良いな、改めてと思いました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
良き日をお過ごしください。
ゆう
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