【絵本感想文】ネコヅメのよる
「ネコヅメのよる」
町田尚子 作・絵
WAVE出版
ストーリー
名前も性別もわからない
どこかのお家の猫
なんだか今日はそわそわ
ちょっと いつもと違う感じ
おや?
もしかして そろそろ・・?
猫はどこかへ向かい始める
あっちからもこっちからも
果たして猫たちが向かう先に何が待っているのか
わたしとっての町田尚子さん
町田尚子さんは大大大好きな作家さん。
もし、おすすめの絵本は?と聞かれて
聞いてくれたその人が奇遇にも
わたしと同じ猫好きさんであったなら
間違いなく推させていただきます(熱)
町田尚子さんご本人も実際に猫を飼われていて、
この本のモデルになった猫ちゃんは、町田さんの飼い猫らしい。
名前は「白木」
もともと知人に飼われていた白木は、一緒に住む他の猫たちとあまりうまくいっておらず
ひょんなことから、町田さんが引き取ることになった猫なんだとか。
町田尚子さんは、猫を題材にした作品を他にもいくつか出版されていますが、
どれもこれも猫の表情やしぐさ、絵本から伝わる動きがとってもリアルなんです。
うちの猫もこんな表情するする!
こういう動きするよね~が絶対見つかる。
猫好きさんなら、それだけで
きっと見ていて楽しい1冊。
なにより、町田尚子さんの作品からは
「猫が好き」な気持ちが伝わってきて
あったかい気持ちになれます。
見どころ
あるあるが詰まってる
ちょっとこぼれたキャットフード
ちら見えする爪とぎ
玄関に置かれた猫トイレやキャリー
猫好きさんがついつい買ってしまう猫の置物…
猫好きさんあるある、が詰まりに詰まってます。
集中力を存分に発揮して
じっくり読んでほしい。
探してみてほしい
1回見ただけでは気がつかない。
2回見ても見落としてしまう。
それぐらいさりげなく、とても自然に落ちています。猫じゃらし!
ぜひ探してみてください。
私は5本見つけられました✌️
「うちの子」が見つかる
たくさんの猫たちが一堂に会する場面は圧巻!
どのページも大好きですが「ネコヅメのよる」1番の見どころは?と聞かれたら、きっとここ。
目が青い子も、オッドアイの子も
白い子も、黒い子も
小ちゃい子も、大きい子も
しょんぼり顔の子も
あなたの「うちの子」もきっと見つかります。
お気に入りの猫ちゃんを探してみる、なんて見かたも楽しいかもしれませんね。
ネコヅメのよる、とは
タイトルと表紙から、猫の爪に関係する話なんだと想像できた方は多いはず。
でも、あなたが想像した以上に結末は壮大です。
これがもし本当だったら?
もし猫たちがこんなことを考えていたら?
考えるだけでちょっとほっこり。
表紙の雰囲気から、怪しさというか怪談話のようなコワさを感じる人もいるかもしれませんが、
100%コワくないので、安心してください。
町田尚子さんの作品に
読んで後悔する絵本はありません(^▽^)/
あとがき
ここ1年、私はよく図書館を利用しています。
目的はおもにパソコン作業なんですが、
図書館のなかでひときわ心引かれる場所があることに気がつきました。
絵本コーナーです。
最初は、昔読んでいた絵本を見つけては
懐かしい気持ちにひたってみたり
読み返してみたり、していただけでした。
懐かしい絵本を見つけては、家族に
その報告をしていたんですが、
悲しいかな誰も覚えておらず…
同じように
読み聞かせしてもらってたはずなのに
なんでなん
ってなったんですが、
そこで私考えました。
これは 私だけのスキ かもしれない
と。
スキを自覚したら、あとは早かった。
今いろんな絵本を読み漁ってます。笑
絵本て大人がみてもいい!
グッとくるし、ホロッとさせられるし
キュンともする。
活字は苦手って方にもおすすめです。
ありがたいことに、
noteさんで発信させていただいているので
そしてnoteさんは、
自由に表現できる場所だと思っているので
絵本感想文という形で書かせていただきました。
読み漁り継続中なので「これは!」という絵本に出会ったら、また感想文書きたいと思います。
経緯についても、もし機会があれば
詳しく書きますね。
わたしのスキに最後までお付き合いいただき
🌟本当にありがとうございました🌟