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986.ありたい状態に合ってる?

おもしろいと思う小説は暗いものが多かった。
暗いから好きってわけではなくて、
小説(というか文章かも)は文体が好きじゃないと読めなくて、
そういう感性が合うと思った作家を見つけるとその人の既刊本を次々読んだ。
だから、最初に読んだのは不思議な世界観の恋愛ものだったりしたのに、
他の話は人間の闇にスポットを当てるようなものが多かったりして、
もしくは徐々にそういう作風に変わっていったりして、
作品自体はおもしろいんだけど、
「わたしが求めてるのはこういうのじゃない。」
と思って、そういう作家は読むのをやめた。

なんとなく、
「暗い話ばっかり読んでたら、自分の中身も暗くなる」
みたいなことを感じたから。
思春期に太宰とかにハマりすぎると、
(太宰をディスってるわけじゃない)
なんとなく根暗な青春時代を送りそうなかんじ。
それがいいとか悪いとかじゃない。
わたしは高校まで間違いなく暗かったし。

でもなんとなく、
そういうものを好んで読むってことは、
そういう状況を自分で選んでるような気がした。
のかもしれない。
(そういうのばっかり。って意味。暗いのもおもしろいし。)

今日のサイレントプログラムで、
気迫を出すワークをやったんだけど、
すっごく楽しくて、入るのもカンタンだった。
「自分の人生のテーマ曲ってなに?」
という問いがあって、
「暗い小説はもういいや」って思ったことを思い出した。

潜在意識を変えるってそういうことなんだろう。

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あいざわともこ
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