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読書って楽しいものだった!

最近よく本を読む。
ふだんは漫画ばかりだったので、新鮮に読めて楽しい。もともとはどちらかというと本を読む方だったけれども、最近は知識として読みたいものがあったら読む。みたいな選び方が多かったから、楽しみとして読むものはそんなになかった。(たまーに読む小説とかくらい)

それで気づいたことがある。
あたりまえだけど、書き手が違えば主義主張も違い、文体も雰囲気も違って、いろんな人の考えに触れている感覚が持てること。
ああなるほど。本好きな人は、こういうふうに読んでいたのか!(違う人もいっぱいいるでしょうけど)って腑に落ちた。
周囲にはいない、天才的な(というか少数派で変わり者とも言える)人の頭の中とか、内容がすばらしい!というよりその人の書く文章から伝わる楽しいエネルギーとか。
そういうふうに楽しむ方法があったのか!って、うれしくなっているところ。(今更すぎてびっくりされるかもしれないけども。)

わたしが文章として(文体かも?)好感を持つのは、「たぶんこの著者は内向的で感受性豊か」って思うひとだ。そういう本を読むことで、自分が日常的に感じる些細な機微とかを、理解するひとはいるし、理解されたような気もするし、つまりそういうことが改めて言語化されたのが今日だったってことなのかもしれない。

ちなみに今日は森見登美彦のエッセイを読んでみたら、不思議にうきうきしてきて、その前までの無気力気分が吹き飛ばされたので、興味があれば沈んだ時に試してみてほしい。

そんなわけで、読書が楽しい!とひさびさに感じたことが、なんだかうれしかったのです。昔、好きな小説の新刊が出る度に、心躍らせていた時の感覚を思い出したよ。



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