〜過去、現在、未来〜時間とは
過去現在未来の時間とは、
「過去の出来事が今に繋がり、今の出来事が未来に繋がる」
と、時間の流れや因果の繋がりと定義されるのが普通かと思います。
しかし、
「過去と現在と未来は因果関係で繋がらない」
「時間は流れない」
というのも真実です。
信じられませんか?(笑)
まずはじめに、
過去とは<現在>持っている記憶のことであり、未来とは<現在>抱いている思考のことなのは周知の通りだと思います。
つまり、
過去も未来も現に今、実在していません。
実在するのは現在だけです。
では、現在とは?
普段、私たちが言う現在とは、目で見え、自分と自分以外で成り立ち、事物に名前が付いていて言葉により意思疎通する今の世界のことを示すかと思います。
しかし、
私たちが言うその現在とは、過去の記憶と未来への思考を介した過去と未来の世界です。
記憶は過去性のもので、思考は未来性のものです。
つまり、
現在とは、記憶や思考を介さずに見る世界ということになります。
どんな世界でしょう?
記憶や思考を介さない世界なので、「おれ」や「わたし」、自我は存在しません。
自我が無いのだから、他人は存在しないし、世界も存在しない。相対的な関係は成り立ちましせん。
そうです、
現在とは、存在しないことなのです。
過去は記憶、未来は思考、現在は存在しないので、過去現在未来と時間は流れておらず、因果法則も成り立ちません。
過去現在未来の時間は、因果関係で繋がらないのです。
言い換えれば、
◉過去現在未来の因果関係、時間の流れは、記憶や思考に執着し、過去に〜があった!とか、未来には〜があるだろう!と思うことにより生じる、ということです。
そして、その執着を私たちは、「おれ」や「わたし」と呼んでいるのです。
理解できましたでしょうか?
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