お財布の中のレシート、整理していますか？

日々のなんてこと無い出来事とヨーガの智慧を（無理やり？）結びつける『日日是ヨーガ』。
自然界や社会の中で当たり前に起きていることから、生きやすくなるヒントをお届けします。

お財布の中のレシートのお話

先日、ふとお財布の中身を整理していた時、
あ、この作業、瞑想と同じだー！と思ったので
シェアさせていただきます♪

みなさんは、レシートってどうされていますか？

何気なくお財布に入れておいて、気が付くとお財布がパンパンだったり、
肝心なレシートやカードが見つからなかったり・・・。
整理できると、それだけで、気持ちがスッキリ！しませんか？

この現象、毎日毎日私たちの中でも
起きていることだなぁとふと思いました。

現代社会では、お金を出して、物やサービスを購入すると、
買ったものだけではなくて、レシートも渡されますよね。

その現象をこんな風に置き換えてみました。

①商品・サービス=目的
②お金=行動・思考
③レシート=その時の心象・記憶

私たちは、何かの目的を達成するために、行動を起こしたり、
思考して、その目的が達成された後には、その時の「記憶」や「心象」が
まるでレシートのように頭の中に残りますよね。

例えば、

①会社に行くため(目的)に
②電車に乗ったら(←ここまでが行動)、
隣の人に足を踏まれた。（←いらないサービスがついてきた。笑）
③足を踏まれてめちゃ痛いし、むかついた。だから、もう会社に行きたくない！！！！（心象・記憶）

これは極端ですが（＾＾；）この様に、私たち人間は、何かの行動の最中やその後、またその結果から、毎回毎回、何らかの感想や記憶がレシートの様に頭の中や心の中に溜まっていくのですね～。
そして、大抵の方のお悩みの原因が、目的や結果よりも、レシートだったりするのです（＾＾；）

ヨーガはこうした沢山溜まったレシートを瞑想によって一枚ずつ取り出し、眺めては、

あ～あの時こんな風に感じてたけど、本当は満員電車でビーチサンダルを履いていた私が悪かったなぁ。

などと、色んな方向から見る練習（客観視）をしたりします。

初めは隣の足を踏んできた人をものすごく恨んでいても、そのうち、
満員電車の中ではそういうこともあるかぁとか、
私も昔、ピンヒールを隣のおじさんの革靴に突き刺したことあるよなあとか、色々なレシートが出てきたりします。

「今度は私が気をつけよ～」という、自分で対処できる方向に結論がでれば、それらのレシートはシュレッダーにかけられ、消えていきます。

「やっぱりあの人が悪い！」と、自分ではどうしようにも手の施しようがない方向に結論がでると、またそこからレシートが溜まっていきます。
（ヨーガや瞑想を始めたばかりのうちはどっちに結論付けても良いのですが）

さて、みなさんの頭の中はいかがですか？

寝る前に1分で良いので、
不要なレシートが溜まっていないか？
自分にとって見たくない支払額のレシートに、新しい意味付けができるのか？

そんな「溜まったレシートを整理する」瞑想も面白いと思います。

ヨーガでは瞑想の事を、記憶の客観視やクリーニング、とも呼んでいます。また瞑想法などについては追々お伝えしていきますね♪

ということで、レシートは頭の中も、お財布も早めに整理しよう！

それでは、良くても！悪くても！最高の一日をお過ごしください。