わたしに贈る、バラと銀座のひとときと。
「銀座へおでかけプロジェクト」とは
こんにちは!東京おでかけプロジェクトです。
病児や障害児を育てる母親向けに、「自分を大切にする時間を持ってほしい」という想いからはじめた「銀座へおでかけプロジェクト~ママが”わたし”に戻る週末」。
第5回目のイベントを2024年8月25日、銀座にあるROSEGALLERYと資生堂パーラーをお借りして開催しました。今回はそのレポートをお届けします。
「“○○ちゃんママ”ではなく、1人の女性として楽しんでほしい」
この日の唯一のルールは
「ママさん」「お母さん」「〇〇ちゃんママ」と呼び合わないこと。
お名前で呼び合うこと。
とにかく自分にわがままに、自分本位に時間を過ごしてほしい。
イベントはノンアルコールカクテルの乾杯、ROSE GALLERYを運営する(株)ジャパン・フラワー・コーポレーションのアートディレクター武田さんのWelcome Talkからはじまりました。
プロのメイクとカメラマンの力で魔法にかかっていく参加者たち
世界中から選び抜かれた高級なバラの香りに包まれながら、プロのメイクアップアーティストやカメラマンの手によって表情まで変わっていく参加者の皆さん。
会場では「かわいい」「綺麗」の歓声が飛び交い、ポージングを確認したり、忙しい店内。
「この日のために娘に洋服を選んでもらったんです。見てみて!似合うかな?」
そんな声が聞こえてきました。
ROSE GALLERY GINZAでのメイクと撮影を終え、小田原で生産された市場には出ない規格外の、でも香り高いバラのお土産を受け取ると参加者たちは、足早に次の会場へ。
新しい出逢いと交流を楽しむ
移動した先は資生堂パーラー銀座本店。
東京おでかけプロジェクトでは「参加者のみなさんに負担や罪悪感なく、安心しておでかけしてほしい」という想いから、参加者がイベントに参加する間、自宅で待っている子ども達の遊び相手をしてくれる学生サポーターの派遣や、子どもの託児や「慣れないヒールで靴擦れしちゃったから、タクシーに乗っちゃった!」「新しい洋服がない!」といった方のために、希望される方には上限2,000円ですが費用を支給しています。
なので、「パパに頼らずヘルパーさんにお願いしたい」、「この日は気になっていた家事代行サービスを試してみて、晩御飯をお願いしちゃおうかな」、「遠方から新幹線に乗るからお言葉に甘えちゃおう!」など、銀座へ出てくるための負担は少しでも軽減してほしいと思っています。
そして「この魔法が解けそうになった時に読み返せるように、3ヵ月後の自分に向けて手紙を書いてほしい。」
そんな想いから、参加者にはご自愛レターを書いていただいたのですが、交流会では皆さんから色んな想いが溢れ出てきました。
「今回、私は直前に参加が決まったこともあって、なかなか服が決まらなくて。それで、20代の頃、特別なときや旅先には必ず持っていっていたワンピースを引っ張りだして、着てみました。いまは子どももいてあのころとは違うけれど、でも”わたし”は”わたし”。そう感じられた1日でした。」
「あの素敵なバラに囲まれた異空間に入った途端、ひとつ目の魔法にかかる。名前で呼び合うことで一気に距離感が縮まったのと、女の子に戻れました。ローズの香りを浴びて、さらに魔法は強くなって、きれいに変身して知らない自分に出会って。わたし、まだまだいけるじゃんって思いました!撮影を通して自信が溢れ出て、何かが吹っ切れた気がしました。」
「こんなにも長い時間、子どものことを考えない、話さない、というのは、はじめての体験でした。私たちママたちは誰といるときも、いつだって「母親」という意識から逃れられないのです。 そんな私たちを完全に開放してくださいました。「考える隙を与えない」と言うのは簡単ですが、これは並大抵のことではないのです。それを本当に実行してしまうスタッフのみなさんには脱帽&大感謝!でした。 今日は本当にただの”わたし”で、カワイイ〜!ステキ!ってたくさんはしゃいで、とにかく楽しかったです。」
そんな自信と美しさにあふれる皆さんの姿をみて、スタッフからも参加者も思わず笑顔がこぼれました。
「花を愛でること」「自分を愛すること」
病気や障害がある子どもからは、こんなに世界はやさしさで溢れているんだと気づかせてもらうことがたくさんあって、幸せ。
いつも参加してくださる皆さん、そんなふうにそれぞれのストーリーをシェアしてくださいます。
イベント後ある参加者の方はすてきなメッセージもいただきました。
「帰宅後も夫が子どもの寝かしつけまでしてくれて、とても嬉しかったです。これまで短時間だけみてもらうことが多かったのですが、今回長時間預かってもらう機会が出来て、パパも子どもの面倒が出来るんだと見直しました!夫の前でも、たまには綺麗な姿を見せれたら良いなと思います。」
「自分を大切にする」って、とっても大切で、とっても難しい。
お子さんのことはもちろん、忙しい毎日の中に少しでも「花を愛でる」「ご自愛する」、そんな自分のための時間やときめきを持ってもらえるきっかけに今回のイベントがなったなら、嬉しく思います。
人ってたぶん、何かがんばるには「リセットする時間」「ご褒美の時間」が必要です。
明日からまた家族とめいっぱい向き合うために。
「お花を買ってみようかな」と街の彩りに気づく余裕を持つために。
これからも、東京おでかけプロジェクトでは、「未来を変える、ひとときを」目指してイベントを続けていきます。
■「銀座へおでかけプロジェクト」の紹介動画はこちら
さいごに
今後も継続的に活動を運営するため、東京おでかけプロジェクトでは、年間を通して寄付を募集しております。
活動には会場利用料や、医師/看護師/ヘルパーと いった専門的なケアにあたってくれるスタッフ、 物品などの費用が必要です。
ご寄付いただける方は、いずれかの方法でぜひお願い致します。
◆振込み口座
三井住友銀行 中野支店 普通4994025
三菱UFJ銀行 中野駅前支店 普通 0576715
◆不要品を売って寄付する
◆クレジットカード決済・グッズ購入による寄付
◆「WeWard」アプリで歩いて寄付する
※紹介コード「YUM+-iygPQ」をぜひご利用ください
Special Thanks
銀座へおでかけプロジェクト SUPPOTERS
撮影:吉澤 健太
ヘアメイク:山本麻未
会場:ROSE GALLERY GINZA 松村吉章、武田桃子、大塚寛子
資生堂パーラーの皆さま
おでかけサポーター:杉山 直子、岡村 祐美
ご寄付・ご協力いただいた皆様
■法人サポーター
(株)HITOMINA、(株)ビタットジャパン、(株)エンパワー
■個人サポーター
高橋 洋平 / 江成 充 / 池井 淑糸 / 荒牧 順子 / 鈴木(村田) 碩子
■マンスリーサポータ―
永島 崇子 / 山田 豊久 /匿名1名
■特別協力
シャン寿司
(順不同・敬称略)