【読書感想】もう明日が待っている - 鈴木おさむ
SMAP解散騒動 が起きたのは我、高3のとき。
まさかこのような本を読める日が来るとは...💥
小説 という体を持った、エンターテイメントプロ集団の舞台裏。
登場人物全員のパワーがすごい。
2016年、「彼らが勝てなかった組織とは一体どんなもの?」と興味を抱いていましたが
2024年、それぞれ輝き続ける5つの光を各所で拝見し
間違いなく勝者は彼らだと認識。
“勝者は彼らだ”などとは大変おこがましい批評家気取りの一般人の呟きである。
受け取り方も育ち方も違う人々に勝手にジャッジされる、芸能人って本当大変。
表に出れば右にも左にも「賛否両論」
潰しても潰しても湧き出てくる 360度 ワニワニパニック状態。
大切にするべきファンの意見だって、時に真逆だったりするから死ぬほど悩むと思う。
ましてやSNSで吐き捨てるように言葉を投げかけてくる人たちは、人生・キャリアの責任を取ってくれるわけではない。
強固な「自分軸」を持っていないと厳しい。
この本の登場人物たちは一体いつから、そんな数多の「声」の中を生きてきたのだろうか。
壊れそうになってギリギリ耐えたり、折れそうな心を無理やり奮い立たせ、それでも眠れない夜がいくつあったのだろうか。
考えて悩み抜いて信じて、やり続けた先で、また新たな幸せを届けてくれている。
人生に勝負があったとして、勝敗はいつ、だれが決めるのか。
この本を読んだ私の答えは、「勝つまで勝負は終わらせないし、自分で決める」かな。
終わりと区切りは違う。
進化を続ける一方で、そのままであり続ける凄さを魅せてくれるスーパースター。
才能と、それを上回る努力によって積み上げられた輝きは、誰にも奪えない。
これからも余す事なく享受させていただきます。