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「ああすれば、こうなる」という考え方に囚われずぎ
1、ロボットではない
赤ちゃんが泣き止まない時
反町隆史のPOISONを聞かせたら
ピタッと泣き止むという話が
ありますよね。
反町隆史「POISON」で赤ちゃん泣き止む説の立証に喜び「みなさんの役に立っている」
動画ニュース| 俳優の反町隆史が所属する事務所・研音の公式YouTubeチャンネル『Ken Net Channel』が3日に更新され、反町の楽曲「POISON〜言いたいことも言えないこんな世の中は〜」で赤ちゃんが泣き止む説を検証。反町本人がVTRを見守っていった。 VTRでは、世界の赤ちゃんたちが「POISON」で泣き止んでいく様子が放映され、見事に説立証。…
お母さんの子育てに役立つ
ある種の「手法」は
存在すると思います。
ですが
こういった「子育てスキル」が
全ての子供たちに
通用するかというと
そういうことはありません。
昔、どこかの学習塾のCMで
やる気スイッチを押したら
子供が塾に向かって
元気いっぱいに駆け出す
というシーンがありましたが
そんなことは現実には
起こり得ないのが子供の本質。
ロボットに指示を出すように
こちらの期待通りに
反応してくれるということは
ほぼ起こり得ないと
考えた方がいいです。
2、子供は自然
ほとんどの学校・予備校・学習塾では
必ずカリキュラムが存在しています。
その内容に従って勉強していれば
ある一定のレベルに到達するという
前提のもとで
それらが作られています。
ですが、どうでしょうか?
皆さんが
学校に通っていたことのことを
思い出してもらいたいのですが
カリキュラム通りに勉強進め
期待通りの結果が
出ていたでしょうか?
ほとんどの人が
出ていなかったかと思います。
カリキュラムを作ることが
無駄とは思いませんが、
それを作っている先生たちは
「ああすれば、こうなる」
と頭の中だけで
考えているわけです。
この分野を勉強すれば
この学習は概ねマスターできるはず
・・・・という具合に
何かしら予測しているわけです。
相手がAIならば、
そういう予測はかなり正確に
できるでしょう。
しかし、
相手が子供ならば
そう簡単にはいきません。
先ほど述べたように
子供に何かを働きかけたからといって
期待通りの結果を得られないのが
普通なんです。
それは何故か?
子供は自然そのものだからです。
その成長においては
草木とほぼ変わらないからです。
草木を成長させるには
手入れが必要なのです。
カリキュラムが必要なのではありません。
その時、その時に応じて
水をやったり、日に当てたり
肥料をやったり、枝打ちをしたりと
臨機応変に対応するしかないのです。
ある程度の成長過程は
分かっていたとしても
途中で害虫に食べられたり
病気になることもありますし
もしかしたら
遺伝的な作用で
上手く成長しないことさえあります。
ですから
子供の成長過程において
何が起こるかは
正確には分からないのであって
「ああすれば、こう育つ」
と考えるのは
人間の浅知恵だということい
気づいていただきたいのです。
私たちにできることは
あくまでも
対処療法的な「手入れ」が主体で
カリキュラム通りに育てることが
優先されるべきではありません。
3、「ああすれば、こうなる」のが都会
都会に住んでいると
人間に不都合なことは
どんどん消えて無くなっていきます。
空き地があれば
そのまま放置しておくのは無駄だと
すぐにマンションが建ってしまいます。
人口の川の河川敷に
雑草が生い茂ると
虫が湧くからサッサと刈り取れと
役所に苦情を言います。
夏の夜には
コンビニの煌々とした灯りに
虫たちがたかってきますが
電撃殺虫灯や殺虫剤で
バンバン殺しまくります。
まさに
人間の都合に合わせて
「ああすれば、こうなる」
というのが都会の生活です。
残念ながら
現代人の多くが
この感覚を中心に生活しています。
なので
当然のことながら
子育てにおいても
「ああすれば、こうなる」と
考える癖ができても
無理はないのです。
4、自然から学ぶこと
ところが田舎に行くと
そうはいかない。
最近の出来事で言うならば
熊が出没している件です。
熊が邪魔だからと
駆除できるかというと
そうそう簡単なものではありません。
人間の思うようにいかないのです。
それに駆除し続けたら
どうなるでしょうか?
結果として
生態系のバランスが崩れて
森がダメになると
私は考えています。
北海道でもそうです。
エゾオオカミが絶滅し
ヒグマも一時期減ったことで
天敵がいなくなったエゾシカが
増え続けてしまいました。
そうするとエゾシカは
森の草木を食べ尽くし
結果的に森が枯れ山に
なってしまったんです。
誰もそんなことを
予想していませんでした。
これを例に挙げても
今あるものを
消滅させるということは
人間には予測不可能な事態が
必ず起きるのです。
つまり消滅させるのではなくて、
熊にも手入れが必要で
「こっちは人間の縄張りだから
来たらダメだぞー」と
伝え続けないといけないわけです。
(軽井沢では熊が出てこないように
パトロールしてますよね)
ですから
自然に対しては
ああすれば、こうなる
と考えてはダメだということです。
子供も同じです。
ああすれば、こうなると
思ってはいけない。
必要に応じて
適切な対処をするというのが
子育ての基本なんです。
子供は自然そのものなのですから
子育て中に
予測できないことが
いっぱい出てきて
当たり前なんですね。
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