守りたいもの
わたしにとって、「西郷梅」である理由。
「ここから」
まずはこれから行動に移していくために
具体的に、一歩ずつ。
何が問題なの?
何を伝えたいの?
誰に届けたいの?
どこがゴールなの?
色々考える頭は、ただただ理想を旅する。
問題①
認知度が低く、安く買い叩かれるため、手間ひまかけて育てているけれど微々たる収入にしかならない
問題②
重労働だけれど収入にならない→後継者がいない
問題③
完熟梅はその熟度ゆえに収穫から日持ちしない(でも食感も香りも格段に良い)
問題④
とにかく販路がない
と、まぁ巷でもよく聞く農業問題。
では、「私」はどうしたいのか?
なぜこの梅を守っていきたいのか?
日本の食料自給率や農業問題、いくらでも理由づけはできる。でも「私」が立ち上がる理由は何か。
これまでは綺麗事も並べた。理想も並べた。人まかせにもしてきた。
そしてようやく、自分の芯と向き合う。
私は「おじいちゃん」の梅を守りたい。
おじいちゃんが集落に収入源となる農業を、と和歌山に行って弟子入りして学んだ梅づくり。苗木をわけてもらってスタートした梅。数年前までは、さつまの梅として売ることすら許されていなかった。それを数年前に父達が和歌山に許しを乞うて「西郷梅」が生まれた。
西郷梅の「西郷」はそう、あの鹿児島の英雄、西郷隆盛。西郷さんの長男である菊次郎氏に直々に会いに行き、命名を認めていただいたらしい。
西郷の誇りを、鹿児島の誇りを、自分たちの梅に吹き込んでいただいた気がした。
ー 無口で不器用なおじいちゃんと私の梅物語は次回書くことにしよう。
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