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友達以上、恋人未満。 そんなあいつが、私を好きな事。 それを知ってて、自分からは動きを見せ…
「和博の馬鹿! もお、大っ嫌い!」 由実はヒステリックに叫んでいた。 「お、おい、待て、…
「ちょっと、佳祐! 違うわよ、それはこっち!」 「何だよ。めんどくせぇなぁ。別に良いじゃ…
二十年近く昔の話。 中学の頃で、家庭科の時間。 授業のために家庭科室に行き、何かを待ってた…
「好きそうだな、これ…」 通りすがりの雑貨屋の商品棚に置いてある、掌に収まりそうな大きさ…
「なにやってんだ?」 せっかく訪ねて来てるのに、放っておかれて痺れを切らした新平は、机に…
お願いだからすぐに来て! と呼び出されたので駆けつけてみたら、顔を見るなり号泣された。 一体何事かと思い、俺は焦って彼女に駆け寄る。 とりあえず座ろうと促して、二人でベンチに腰掛けた。 不明瞭でたどたどしい説明を辛抱強く聞いてる内に、だんだん話が見えてきた。どうやら失恋したようだ。 心配をして損したと少し不満に感じたけれど、こんな状況で頼られるのは悪くない。 「あたし、もう絶対に恋なんてしない!!」 夜空の星が奇麗に見える公園で、泣きながらそういった彼女の振る舞い