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日々思うことを徒然と。

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最近の記事

手話教室8日目

前々から感じていた「教科書と教師2人の手話がそれぞれ違う問題」について、第8回目までくると、あまり違和感を感じなくなってきた。慣れって怖い。 この手話はたくさん種類がある、そういうものだといわれると、「へえ、そうなんだ」などとスルっと納得し認識し始めてきたように思う。 結局は「口話」が合っていれば通じるのだ。 今日は「バスでどのくらいかかる?」などの距離や料金の手話を覚えた。 それから1日の説明。 何時に起きて何時にご飯を食べたとかそういうものの表し方、伝え方等。 尚、

    • 講義外で初めて手話を使った話

      スーパーで友人と話していると、後ろから男の人が近づいて友人の肩を叩いた。 「おう!久しぶりだな!」そう言って手を挙げて挨拶する友人。 男の人はニコニコするばかりだったが、おもむろに手話を使い始めた。 『手話だ』なんとなくしかわからないが、ところどころ知っている手話が交差する。 すると友人が「今友達と話してたんだ」と私を指さした。 私は覚えていた「こんにちは」という手話を使いながら口話ではなく言葉に出して挨拶をする。 すると男の人とぽかんと目を見張った。何が起きているかわからな

      • 手話教室7日目

        手話は疑問詞が最後に来る。と教わってからというもの、今まで単語で習っていた手話が文章の気配をおびてきた。 他にも手話を習う時に見る『これから実際に手話でやってみます』という動画から文字翻訳が消えたりと、7日目にして一段レベルが上がったと思うものが多くなった。 私自身も手話を習うようになってから、日常の会話や人との接し方が変わってきたように思う。 私は俗にコミュ障と言われる部類に入るのだが、それが若干緩和されているように思う。 手話では相手の目と口を見て話すので、最近は手

        • 皆が言う「父親」と、私が知っている「父親(異星人)」を一緒にされると話が食い違ってしまうので

          「父親」というものは、愛情深く、何があっても見捨てない安心できる男性という人が多いと思うが、たまに何を言っても話が通じない異星人みたいな「父親」という生物が混ざっている。 これを双方が「父親」という固有名詞で話すとき色々な入れ違いが生じる。 「私の父親ってね」その後に続くのはその人の「父親」であり、相手の「父親」ではないということに多くの人は気づいていない。 だから、一方がイメージするものと、私がイメージするものが違いすぎて『そこから説明しなきゃいけないのか』とがっくり

          手話教室6日目

          「今日は好きという表現を学びます」 おお、ドラマでよくあるやつ!なんて思っていたら存外深かった。 「まずは好きという手話です」そういいながら手をLの形にして首の前にもっていき、首を挟むように置く。そのまま手前に引きながら親指と人差し指をくっつける。 これはみんなできたようだ。 「次は大好きという手話です」そう言いながら、講師は手話で「好き」とあらわす。 「?」さっきと同じ手話だった。みんなが首を傾げたころ、講師は言った。 「いいですか、好きと大好きの違いは『顔』です」

          手話教室6日目

          手話教室5日目

          教室の黒板には住所が何枚か貼ってあった。 「はい。今日は皆さんがどこに住んでいるのか言えるように手話を教えます。頑張りましょう」 「○県△△市○○町」 「ここら辺に住む方は△△市を、こうやって表します。でもまあこの地域の人だけの手話ですね」 住所に関する手話なのに、この地域だけに伝わる手話ならば、それは誰に対して使うのだろうか。そんな疑問をテーブルの端に投げ捨てながら講義に集中する。 「次は皆さんが住んでいる住所を黒板に貼りましたので、一緒に覚えていきましょうね」 そうい

          手話教室5日目

          手話教室4日目

          ※閲覧注意  (理由:実家が嫌いなんです) 今日は「家族を紹介しよう」という題名で講義は始められた。 実家と仲が良くない私は嫌な予感しかしなかったが、とりあえず講義に参加した。 講義が始まり簡単に先週の予習を終えた後、講師の合図で「お父さん」「お母さん」の手話を習う。 「お父さんという手話は、人差し指で頬を撫でて、親指を立てて上に上げます。」 「この頬をなでるというのは『自分と似ている』という意味です。 親指を立てるのは『男の人』という意味でしたね。上に上げる仕草は『

          手話教室4日目

          手話教室3日目

          「あなたは山田さんですか」 「いいえ、私は中村です」 普段なら耳を疑うような会話が手話で繰り返された。 2日目の講座で教えられた「名前」の手話。 今日の講師はこれを繰り返し、順番に生徒に質問していく。 生徒は、講師の手話を見てそれが自分の名前かどうかを判断し、回答する。 さて、これは意外に高度な授業だった。 1つ目に、生徒は自分の名前を手話で覚えていなければいけない。 2つ目に、生徒は講師が示す名前を理解しなければいけない。(まぁそうともかぎらないが。) 次に行われた

          手話教室3日目

          手話教室2日目

          市町村が主催する手話教室は基本無料だ。(テキスト代のみ5000円/年 ほど支払いが必要) 1年間同じ曜日に参加し20名ほどで同じプログラムを学ぶ。 今日やっと「自己紹介をしてみよう」と題して講座が始まった。 前に注目するよう言われた後ホワイトボードに参加者の名前が表示された。 その後一人ひとり前に出てくるよう指示があり、1人ずつ講師から自分の名前の手話を教えてもらうことになった。 参加者が前に出て、先生の前に立つ。 先生は名札を眺めて少し考え「あなたの名前はコレだよ」と手

          手話教室2日目

          人に言えないこともある

           深夜2時というのは基本的にゴミみたいなことを考えるものなんだと、この年齢でしみじみ感じている。  というわけで、おまちかねの深夜の2時がやってきた。  どんなにマイナスなこととか、自分の中にある泥に気付こうが、この時間に考えることは全てゴミであるという一言が私を現実に帰らせる。  とりあえず寝るか。

          人に言えないこともある

          手話教室1日目

           市が主催する手話教室に申し込んでみた。  なぜ手話なのか。そう問われて考えたが胸を張って出せる理由が手元に無かった。  あえて言うなら、学生の時の同級生が手話で話していると風のうわさで聞いたとか、昔、大人に選ばれた人だけがいけるクラスの一つに手話教室があったからだとか、仕事でろうあ者の方と意思の疎通が取れにくく歯がゆい思いをしただとか、どれもこれも羨望や悔やみ、嫉みにまみればものばかりで、表に出せるほど「ちゃんとした」理由にならないと感じていた。困った私は、なぜのなかという

          手話教室1日目

          書類チェックのコツ「印をつける」#7

          資料を作ったら「確認」をしよう。 この記事ではいろいろな確認方法について書いているよ。 資料を確認しながら、印をつけておこう 指でなぞっても良いんだけど、きっとそれだけでは「見逃し」があると思う。 『資料をよごしてはいけないから』 『資料に落書きをしてはいけないから』 という場合は、コピーをとってでも確認した部分に印をつけていこう。 何を使うか 蛍光ペン 鉛筆 などを使って印をつけてみよう。全部確認した後は、前記事の「虫の目」「鳥の目」で見れば見逃しが無くなるよ。

          書類チェックのコツ「印をつける」#7

          書類チェックのコツ「虫の目、鳥の目、上司の目」 #6

          チェックのしかた 「虫の目、鳥の目」っていう言葉は聞いたことがあるかもしれないね。 「上司の目」というのは、たった今、私が考えた言葉だからきっと誰も知らないと思う。 でも、知っておくと対人関係も良くなるし、きっと役に立つと思うから書いてみるね。 「虫の目」 「虫の目」というのは、紙の上を虫がはう様に細かく見てねということだよ。 数字なら一文字一文字、紙の隅まで、ゆっくりとしたスピードで全体を確認することを指すよ。 「鳥の目」 「鳥の目」というのは、紙の上の方から全体

          書類チェックのコツ「虫の目、鳥の目、上司の目」 #6

          仕事書類のチェックのコツとは #5

          前の記事でお話ししたチェックのコツは 「見る」というのは「ただ見る」ではなく「観察、確認」 自分が何を苦手なのかを知る 焦らず時間をかけても良い コピー用紙を無駄にしても良い の4つだったね。詳しく説明するね。 「見る」というのは「ただ見る」ではなく「観察、確認」 「チェックしてね」「ちゃんと入力確認してね」 と言われたと例え話をするね。 「見た」時に「見ているか」、「見ていないか」という話をするよ。よかったら読んでみてね。 じゃあ、少し数字の確認をお願いした

          仕事書類のチェックのコツとは #5

          仕事でミスをふせぐチェックの仕方 #4

          どうやって確認するの? 「ダブルチェック」や「トリプルチェック」という言葉があるんだ。 聞き慣れた人も多くて「ちゃんとダブルチェックした?」なんて方法で使われる言葉だから聞いたことがある人もいるかもしれないね。 ダブルチェックって何? 2回確認することをダブルチェックっていうんだよ。 だから、トリプルチェックなら3回確認することを意味することがあるよ。 職場によっては「2人で確認することをダブルチェック」「3人で確認することをトリプルチェック」とよぶことがあるよ。

          仕事でミスをふせぐチェックの仕方 #4

          「教えてもらった仕事」のメモの書き方 #3

          まずはメモをとって欲しい メモをとらない人もいるし、とる必要がない人もいる。 その違いって何だと思う? 例えば仕事に慣れた人なら、メモをとる必要がないこともある。 でも、仕事に慣れていない人ならどうだろう。 とにかくメモが必要だって知ってほしい。仕事に慣れた人だってメモをとる事があるんだよ。 メモをとりたくない人もいるよね メモをとるより聞いた方が早いし、インターネットで何でも調べられるし。 そんな気持ちはわかる気がする。 出来れば一度言われたことを一語一句覚えていれ

          「教えてもらった仕事」のメモの書き方 #3