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ー これから、あなたは7つの星に支配されるでしょう ー 貴夜が出会った、一人の占い師。 …
いつから生きているのか、 それさえも忘れるほどの長い時間を生きている。 誰も知らない…
「もし、そこのお嬢さん」 学校の帰り道、私はまっすぐと家へ帰ろうと思っていた。 その…
中学の時はまだ良かったのかもしれない。 成績の良い私を皆慕ってくれた。 でも、高校に…
カラリ 「センセ。来たよ」 私もいつも通りに相談室の扉を開けた。 そこにはやっぱりい…
・・・・。 あの時・・・。 風に舞う砂に起こされた。 私は何も分からず、歩き出した…
あっけなく・・・と言うより抵抗をせずに 「ラー」に捕まってみた。 噂の鬼炎に興味があったから。 しばらく砂漠を歩かされ、ある岩の洞窟に入ってゆく。 そして、随分奥まで来ただろうと思った頃急に広い場所に出た。 「ようこそ。キヨ」 中央に装飾を施されたイスがある。 そこに座っている一人の男がそう言って私を迎えた。 「・・・」 私は黙ったままその男を見る。 明らかに他の人と違うその姿。 20歳くらいのがっしりとした身体に紅い髪・紅い瞳。 普通の人なら20
月が沈み、日が昇る。 産まれるモノがあり、死に行くモノがある。 植物が茂り人が増える…
「へえ。力をコントロールできないんだ」 氷の中で少女の声が聞こえた。 「風が私の力?」 …
人は人を憎み 人は人を恨み 人は人を殺す 繰り返される悲劇が悲劇を呼び 止めようの…
辺りが夕闇に包まれた頃、それは終わった。 私はたくさんの躯をよけて歩き、戦場の中央だ…
「うわ~きれい」 思わず感嘆のため息が出る。 「目立つな。あれだけ派手だと」 隣で闘…
「わらわじゃ」 何処からか声が響いた。 一瞬私たちは身構え、また辺りに目を凝らす。 「…
サワサワ。 草原が風になびいている。 緑溢れるこの星。 一見、平和で豊かにも見えるが―― 「やっぱり、だめだった」 不意に後ろで闘華の声がした。 「そう……」 私は振り返らずに答える。 「なあ。いい加減見つからないのか?」 「さっぱり」 選ばれた力の持ち主は一向に見つからない。 その上― 「このままじゃ、また滅びるぞ」 動物・植物達の凶暴化。 それによって殆どの村や町が滅び去っていた。 「そうは言ってもね~。まったく気配すら感じないんだもん」