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混ぜるんや、大阪のカレーは混ぜるんや。
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カレーというとこういう絵が頭に浮かぶと思います。
お皿の半分に白いごはんが輝き、その周囲を埋め尽くすのは琥珀のカレーソース。
🍛カレーの王道
スプーンですくったソースをごはんにからめてひと口パクリ。またパクリ。
ごはんとカレーはそれぞれを独立して色と味を主張しながら存在し、それを一緒にすくって食べる。
でも私がそんなカレーを知ったのは、中学生の頃でした。
え?
ではそれまではどんなカレーを知っていたの?
と問いたくなりますよね。
🍛想い出のスタイル
これです。
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こういうカレーです。
今となってはけっこう全国的にも知られていると思いますが、いわゆる大阪スタイルの混ぜカレー。これをアレンジしたようなカレーが実家の定番でした。
アレンジといったのには理由があります。
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我が家でもカレーはこんな感じで、ごはんとソースはセパレートで盛り付けられていました。
でも食べるときにここに、まず卵を割り落します。
それからウスターソースをかけます。
そして全体をよく混ぜて食べていたんです。
それがカレーだと思っていました。
その後、外でカレーを食べるようになって、混ぜないんだ、とかウスターソースかけないの? とかいろいろあるのですが、今では一般的なカレーがスタンダードだと思っています。
🍛混ぜるカレーの原点は
でも…我が家のあのカレーってなんだったんだろう。
そんな思いはずっとありました。そしてたまたま見ていたテレビで知ったのが、自由軒さんのカレーだったのです。
どういう経緯なのかは知らないのですが、このカレー的な食べ方をしていたんですね。
🍛エコレシピでもある
今でもなんだか懐かしくなってたまに食べたくなるこのスタイルのカレー。トケイヤkitchenでは、エコレシピの定番です。
なにがエコなのか、というとこのカレーを作るとき、メインのカレーソースはリメイク素材なんですよね。
カレーやビーフシチューを煮込むとき、にんにくとか玉ねぎとかセロリとか、いわゆる香味野菜をメインのお肉と一緒に煮込むのですが、冒頭の写真みたいな欧風カレースタイルにするときは、煮込んだあとに濾しています。
その濾したあとの香味野菜。お肉やフォンドボーの旨味をたっぷり吸っているわけで、捨てるなんてもったいなさすぎます。
そこで思いついたのが、懐かしい混ぜカレーにすることでした。
🍛混ぜカレーをつくってみた
🥄材料
・煮込んだあとの香味野菜
・バター
・カレー粉
・ケチャップ
・水
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香味野菜を刻みます。
リメイクレシピとして、煮込みのあとの香味野菜を使いますが、ふだんであれば、にんにくと玉ねぎのみじん切りとひき肉や牛肉の細切れでOKです。
一応、大阪のご当地グルメなので、お肉は牛肉を使うのがおすすめです。
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バターで炒めてカレー粉をプラス。
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全体にカレー粉がなじんたらケチャップを加えます。
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全体がなじんだら水を少し加えて軽く煮込みます。
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ごはんを投入。
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全体を混ぜながらよくからめます。
お好みでこしょうやカイエンヌペッパーを足して香りと辛みを調節してください。
🍛盛り付けは命
さあ、盛り付け。このカレーの大きなポイントです。
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お皿に中央をあけてドーナツ型に盛り付けます。
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真ん中に卵をどどーん。ウスターソースをまわしかけます。
このルックスが命です。
食べるときはもちろん、これ。
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卵を崩して混ぜながらいただきます。
🍛混ぜるんや、ぎょうさん混ぜて食べるんや
ウスターソースのスパイシーな感じがカレーのアクセントになりつつ、卵がまろやかさを加えてくれて、スタンダードなカレーとは違う個性的なおいしさなんですよね。
でも味のベースはカレー粉なので、やっぱりカレーです。
混ぜて、混ぜて、一体感の出たカレー。おしゃれなカレー屋さんも増えましたが、こういうやんちゃなカレーも美味しいですよね。
ぎょうさん混ぜてもりもり食べるんがええんやで。
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