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たとえば伊勢のからあげ丼、その繋ぐ役目。
8月も中盤を控えて、季節的には真夏。そして夏休みの季節です。
🚅帰省と働きかた
自分の夏休みはことしはすこし変則的で、きょうから帰省しますが、来週は実家での在宅勤務がお休みの間にはいるスケジュール。
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こんな働きかた、帰省方法が選択できるようになったのも、すっかり定着したテレワークというスタイルのおかげですね。
一緒に仕事をするメンバーと顔を合わせることに意義は感じていますが、ある程度気心のしれた仲間とであれば、在宅環境での仕事が選択できるということは、家庭やプライベートとのバランスが取りやすくなって、いいことだなと思っています。
🍚懐かしい街にご当地グルメ
帰省前になると、毎回家族の予定を確認するのが最優先。みんなで集まれるのも年に数回しかないので、その時間は大切にしたいと思っています。
家族との予定が決まれば、仕事や友人との約束、スケジュールを確認、調整。その次はお店や博物館などの施設の営業日と時間帯のチェック。故郷にいる期間が1週間あれば、一度くらいはひとりで懐かしい街を歩いたりしたくなるものです。
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故郷、地元はこの記事を読んでくださるみなさんにも、それぞれあると思いますが、そこにはきっと郷土料理があると思います。
風景や家族だけではなく、ご当地グルメとの再会も帰省の楽しみかもしれません。
🍗伊勢の名物丼をつくってみよう
今回つくってみたのは、三重県の伊勢の人気メニュー。
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ぱっと見ではなにかの玉子とじで、丼になってるぽいことしか伝わらないかもしれませんが、定番のカツ丼や親子丼ではありません。
メインの具はこれ。
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鶏肉を下味の調味料に漬けて、使います。
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味が染みたら水気をよく拭いて、片栗粉をパタパタ。
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もうわかりましたね。そう、からあげです。
👨🎓学生さんに人気のメニュー
地元では学生さんたちにも大人気という、このメニュー。たしかにボリュームもあるし、そもそもからあげという時点で、きっとみんな大好き。人気になるのも然りという気がしますね。
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片栗粉はしっかりまぶして、水分が表面に出てこなくなったら、余分な粉をはたき落として鶏肉を油にいれます。
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ある程度衣が固まってきたら返して、しっかりと火をとおします。
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火のとおり具合を確かめるには、竹串を刺して中まで熱くなっていればOK。油をしっかり切っておきます。
うん、これはもし学生時代に出会っていたら、もりもり食べた料理になる気がします。
🥚からあげを卵とじ
このまま食べてもおいしいからあげですが、今回つくるのはからあげ丼。食べるまであとひと息がんばらなくては。
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玉ねぎの薄切りと卵を用意して、仕上げていきます。
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水、醤油、砂糖、みりんを煮立てて、玉ねぎとからあげを合わせます。
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玉ねぎが透き通ってきたら、溶き卵。
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豚をして弱めの火でコトコト。
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お好みの固さに卵がかたまれば、からあげ丼のアタマは完成。
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丼に盛り付けたごはんに、からあげの卵とじを載っけます。
💪スタミナご当地グルメ
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これが伊勢名物からあげ丼。
ひと口食べてみましょう。ぱくり。もぐもぐ。
うん、おいしい。想像したとおりの味です。親子丼の鶏肉がからあげになって、コクを増したというか、カツ丼のカツがからあげに代わって、やさしめの味になったというか。
口当たりはそんな感じでやさしくても、ボリュームはしっかり、揚げ物とごはん。その卵とじ。なかなかに食べ応えありなひと品です。スタミナつきそうでいいですね。
🍗故郷にある懐かしのパーツ
若い人たちが、こういうご当地グルメをもりもり食べて育ったとします。そしていつか地元を離れて過ごすようになる。するとその街には、当たり前のようにあったからあげ丼がありません。なぜなら、それは彼らが育った街のご当地グルメだからです。
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だから彼らは帰省したとき、思い焦がれたあの味に再会するために、このメニューを食べられるお店に足を運ぶのでしょう。
そしてそこには、いまこの味を毎日食べている地元の若者たちがいます。帰省した彼らは思うのです。君たちがもし街を出る日が来たら、この味を求めるようになるんだよ、と。
ご当地グルメには、そんな形で街に生まれ街で暮らし、街に帰ってくる人たちを繋ぐ役目もあるのかもしれません。だって、この街で生まれたから、そのひと品はご当地グルメなのですから。料理も風景や風土とおなじ、故郷にある懐かしのパーツのひとつなのです。
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