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土鍋かやくごはんで#OnigiriAction

ことしもこの季節がやってきました。


🍙OnigiriAction2024

そうです、おにぎりアクション。

おにぎりの写真にハッシュタグ#OnigiriActionを付けて、SNSに投稿することで、世界の子どもたちに給食が届く。

トケイヤkitchenも毎年、参加させていただいていますが、ことしは早や10回目の開催とのことです。

シンプルにおにぎりを握るだけでもよし、コンビニのおにぎりでもよしと、ハードルが低いのも魅力で、気軽に参加できるのも素晴らしいなと思います。

といいつつ、毎回どんなおにぎりにしようかなと、いろいろ考えてしまうのは性分のようなもので、過去にはスパムおにぎりや天むすなどの、ご当地グルメおにぎりを握ったりしています。

💣️火薬じゃなくて

そして今回はこれにしました。

そう、かやくごはんのおにぎりです。

かやくごはんって、なに。という読者のかたもいるかもしれません。具と一緒に味付けしてごはんを炊く、いわゆる炊き込みごはんのことなのですが、実家ではそれをかやくごはんと呼んでいます。

調べてみると、関西というよりもっと地域限定で、近畿地方での呼び名とのこと。そうそう、かやくめしともいいますね。

かやくは漢字で書くと加薬で、いろいろ加えたごはんだよ、ということですね。子どもの頃は火薬ごはんだと思ってて、調理工程で昔は火薬を使って火をつけてたのかなとか、勝手に想像してたのも、いまになると笑い話です。

🍙かやくごはんを土鍋で炊こう

そんなかやくごはん、今回は土鍋で炊いて握ってみることにしました。

お米を研いで、30分ほど浸水しておきます。

🍗具材はしっかり味

具材は自由といえば自由ですが、なんとなく定番っぽくいくことに。

まずは鶏肉。自分の好みで、胸肉を使います。

それから彩りも考えてこのメンバー。左からしいたけ、にんじん、しめじ、玉ねぎです。

まずは鶏肉を炒めます。

野菜たちも合流。

砂糖、醤油、みりんを加えて煮立てます。

具材に味が染みたらOK。しっかりめの味付けがおすすめです。

つやつやいい色です。これを煮汁ごと、ごはんと一緒に土鍋へ。昆布もいれました。

🍲蒸らしはじっくり

さあ、炊飯タイム。

そうそう、去年も土鍋でごはん炊いてましたね。おにぎりアクション=土鍋ごはんという、組み合わせが定番になりそうです。

炊きあがったら、蒸らしタイム。早く食べたい、でもこの時間が重要。待つしかなし。

15分ほど待って、いよいよご対面。蓋を取って混ぜると、一気においしい香りが立ち上ります。

かやくごはん炊けました。

🍙かやくごはんおにぎり

お茶碗によそったら、そのまま食べてしまいそうになりましたが、それではアクションできません。がまん、がまん。

バットにラップフィルムを敷いて、その上でお茶碗を天地返し。

今回は三角おにぎりにします。

できました。かやくごはんおにぎり。海苔はもちろん、味付け海苔が関西スタイルです。

🥢秋の和定食

このままぱくりといきたいところですが、おかずとお汁もつくりましょう。

今回はこんな献立。鶏の唐揚げに豚汁、秋の和定食スタイルにします。

🍗鶏の唐揚げ

まずは唐揚げから。

自家製万能だれを揉み込んだら、ひたひたになるまで水を加えます。表面に密着するようにラップフィルムをかけて、冷蔵庫で30分ほど下味を染み込ませます。

我が家の冷蔵庫に常駐している、万能だれのレシピはこちらで紹介しています。

下味が染みたら、水分をしっかり切って、片栗粉をまぶします。

この感じ、伝わりますか。粉をふくくらいに、表面の水分をなくすのが、からっと揚げるポイントです。

さあ、いきますよ。

途中で一度返して、いい感じになってきました。

唐揚げスタンバイ完了。しっかり油を切っておきます。

🐽ほっこり豚汁

続いて汁物は豚汁。

キャベツににんじん、しいたけ、玉ねぎ、大根。野菜もたっぷり摂れるメニューです。

まずは主役の豚肉を炒めます。

野菜プラス。

全体に油が回ったら、水とかつおだし投入。

野菜がしんなりするまで煮込みます。

キャベツがしんなりしたら、味噌を溶いていきます。

うん、懐かしい香りがしてきました。

お味噌汁の香りって、記憶のどこかにある、懐かしいスイッチを押してくる気がします。

仕上げに万能ねぎを散らして、七味をパッパッ。豚汁完成です。

🍙懐かしい味でAction

おにぎり、おつゆ、おかずの一飯、一汁一菜。

こういう素朴な感じ、ふだん洋食好きな自分にも、やっぱり響きます。体の奥に、遺伝子に、日本人のなにかがあるのかなと思います。

豚汁をずずっ。ホッとしますよね。唐揚げをぱくり。これこれ。この味ですよ。

そしておにぎりを。

かやくごはんの懐かしい味。子どもの頃は白ごはんが好きで、決してうれしくはなかった。でもね、いまは懐かしい。

記憶とか想い出とか、そんな調味料がおいしいだろう、と問いかけてきます。

そしてその答えは、おいしい。

ことしもこのおにぎりが、世界の誰かの役に立つのなら、嬉しいなと思います。

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