夏の定番、我が家の冷しゃぶ。
1年のうちである季節がくると、思い出すメニューってありませんか。いつでもつくれるし、材料も手に入るんだけど、なぜか冬だけとか夏だけとか。
ことしもそんなメニューの季節がやってきました。我が家の夏の味。
冷しゃぶです。
🐽夏メニューはじまります
茹でた豚肉と玉ねぎをタレに漬け込んで冷やすだけ。簡単で、年中いつでもつくれるメニューですが、やっぱり冷製だからでしょうか。食べたくなるのは圧倒的に夏。というか、ほかの季節だと、メニューを決めるときに頭に浮かんでこないんですよね。かなり好物なのに、不思議です。
ともあれ、ことしも記憶の扉が開かれました。オープンTheドア・オブ・メモリー。きょうは2024年の冷しゃぶ開きです。
🔪茹でたら漬ける
早速つくっていきましょう。
玉ねぎは半分をごく薄切り、残りは少し厚みを残して切ります。
沸騰したお湯にまず厚めに切った玉ねぎ。
しばらくしたら、極薄も投入。さっと茹でて、よく水気を切ります。
熱いうちに漬け汁へ。ふだん漬け汁は、自家製の常備タレをベースに、お酢や砂糖を加えるのですが、今回はポン酢をベースに、砂糖とおろししょうがを加えてみました。
玉ねぎの厚みを2種類にするのが、このレシピのひと工夫。薄いほうは漬け汁をしっかり吸って味のポイントになり、厚みのあるほうは、しゃきしゃきした食感のアクセントになります。
🥩お肉も漬ける
続いてお肉。基本は豚の薄切り、しゃぶしゃぶ用ですが、お好みで牛肉でもOKです。
玉ねぎを茹でたあとのお湯を、もう一度沸騰させて、お肉を広げていれていきます。
お肉に火が通ったら、これも水気を切って漬け汁へ。このまま粗熱がとれるまで冷まします。
材料が熱いうちに漬けたほうが、味がよく染みるので、茹で上がったら手早くここまで準備するのがおすすめ。
🧊しっかり冷やして味染み染み
粗熱が取れたら、汁ごと密閉できる袋にいれて、空気を抜きます。
この状態で冷蔵庫へ。下にアルミ製のバットを敷いておくと、冷えるのが早くなります。
あとは冷蔵庫で、最低3時間。できれば、ひと晩漬けておくのがおすすめ。このメニューは、味がしっかりと染みれば染みるほど、おいしくなります。
さて、そろそろいい頃合い。ひと晩漬けおいたお肉をご覧ください。
いい色です。そして、玉ねぎも厚みのあるほうはしんなり、極薄はくったり。しっかり味を吸ってますね。漬け汁も一緒に盛り付けました。
🌿トッピングは爽やかに
では仕上げていきましょう。
トッピングは夏の味。みょうがと大葉です。
みょうがは斜めに薄切り、大葉は細切りにします。
まずはみょうがを、冷しゃぶとさっと和える感じで、プラスします。香りはもちろん、しゃきしゃきの食感もアクセントになります。
そして上から大葉をたっぷり。青い夏の香りが広がります。
😋おいしい夏の定番
このメニューのポイントは、冷え冷えの温度感と爽やかさ。でもお肉を使っているので、食べ応えもしっかりあって、食卓のメインを張れるところが魅力です。
お好みでお肉の量を増やしてもらえば、しっかりしたボリュームで楽しんでもらえます。
そしておつゆがおいしい。これも重要ポイント。食べたあとお空に残った、お肉と玉ねぎの旨味が染み出した、冷たい漬け汁。ついつい飲んじゃいます。
あしたの天気予報は激アツ予報。そんなとき、前の夜にささっとつくって、ひと晩冷やしておけば翌日の夕飯にはベストの状態。手早くつくれるので、この夏ぜひおためしください。
🐽冷しゃぶの材料
🕛分量(2人分)
・豚肉薄切り…5〜6枚
・玉ねぎ…1/2個
・みょうが…2個
・大葉…5枚
・ポン酢…1/2カップ
・砂糖…大さじ1.5
・おろししょうが…大さじ1
📒noteのいいところ
ちなみに漬け汁のところでちょっとお話した、我が家の自家製だれを使ってつくったときのお話はこちら。
ほぼ1年ぶりに冷しゃぶの記事を書いたというあたりからも、我が家の夏の味として定着してるんだなと再認識。noteに投稿するようになって、我が家の食卓を過去に遡って見直せるのはありがたいです。
🍅おまけのひと品
さて、今回のおまけのひと品はこちら。
冷しゃぶをつくったときに、みょうがと大葉が残ったら。さらに、漬け汁を目分量でつくったら残ってしまった。そんなときせっかくの材料を無駄にしない、ミニトマトのピクルスです。
ミニトマトは竹串で2、3箇所穴をあけておきます。
容器の隙間に、刻んだ大葉とみょうがを詰め詰め。
そこにすこし水を足した、冷しゃぶの漬け汁を注いでひたひたにします。あとは冷蔵庫でひと晩。
翌日には、爽やかなミニトマトのピクルスのできあがりです。
冷しゃぶとおなじ味付けですが、漬け汁の中にお肉の要素が染み出すことがない分、あっさり爽やかな感じで、サラダ的にいただけます。
ミニトマトもパックで買って、毎日食べてると、ちょっと飽きがきたりすることもあるので、たまにこういう味変もいいなと思ってます。