玉子ロールを持ち運ぼう。
玉子サンドは、サンドイッチの中でも定番中の定番。
でも、そんな玉子サンドに、いろいろバリエーションがあることは、以前も記事にしたとおりです。
🥖サンドイッチ、パンいろいろ
そしてそもそもサンドイッチという料理自体が、バリエーション豊か。
というのも、まず最初に思い浮かぶのは、食パンを使ったスタイルかもしれませんが、パンもいろいろありますからね。
たとえばフランスパンにドッグロール。ハンバーガーバンズに、ピタパン。どれも具を挟めば、サンドイッチに変身です。
そしてこんなパンも。
そう、バターロールです。
今回は玉子サンドは玉子サンドでも、いわゆるバターロールを使ったスタイルでつくってみました。
🍽バターロールはいつでもどこでも
ところでバターロールって、食パンと比べると、登場するシーンを選ばないなと思うことがあります。
たとえば朝ごパン。この舞台は食パンも同様で、朝はまさにパンの晴れ舞台。でも、お昼、夜となると、パンは主食の座から撤退して、ごはんや麺類が優勢になるように感じます。
おひるごはんに食パンというのは、サンドイッチとして食べるのを除けば、なかなか機会がすくないし、夜となるとサンドイッチの出番すら激減する気がします。
でも、バターロールは別。お昼も夜も不自然なく登場します。そう、洋食メニューのお供として、ごはんかパンが選べるときに。
本格的なフレンチやイタリアンのようなお店だと、バゲットやフォカッチャにその座を奪われることもありますが、いわゆる街の洋食屋さんでは、まだまだバターロールが優勢だと思います。
バターロールは、いつも自然に食卓に座り込んで、まぁるい形でこちらに微笑みかけている。そんな存在なのです。
🥚玉子ロールをつくろう
そんなバターロール。サンドイッチになると、そのサイズ感ところんとした姿がかわいいですよね。
まずはフィリングづくりから。今回はいわゆる、玉子サラダをつくって挟む、昔ながらの玉子サンドです。
卵は冷蔵庫から取り出して、沸かしたお湯の中へ。
お箸で水流をつくって、お鍋の中に軽く渦をつくってから茹でると、黄身が偏るのを防げます。
茹で時間は10分。氷水にとって、底の部分の殻にヒビをいれて、そのまま冷たくなるまで冷やします。
殻を剥いたらボウルにいれて、フォークの背で潰します。
味付けはマヨネーズ、こしょう、そしてやわらかくしておいたバター。ここでバターをいれることで、コクが増して、香りもグレードアップします。
フィリングができたら、サンドスタート。
切込みを入れたバターロールを開いて、サラダ菜を広げて載せます。そのうえにスライスチーズ。
さあ、玉子サラダをたっぷり挟みましょう。
彩りに刻みパセリをぱっぱっぱっ。
ロールパンって小さく見えて、1個で足りるかなぁと思いつつ、つくりはじめましたが、なんのなんの。具材を詰めるとけっこうなボリュームです。
👣玉子ロールを持ち運ぼう
さて、バターロールの玉子サンドは完成しましたが、今回のクライマックスはここから。
なぜなら、この日はお天気もよくて、風も穏やか。絶好のウォーキング日和。
そうです、ロールパン玉子サンドを持って出かけて、ウォーキングの途中、あの公園で食べたいなと思う、そんな日なのです。
そこで登場。ラップフィルム。大きく広げて、玉子ロールを置きます。
あとは潰さないよう、押し付け過ぎないように意識しつつ、包むだけ。パン屋さんでもこんなラッピングで売ってますよね。
うん、これこれ。いい包みあがりです。
ラップフィルムが玉子フィリングを、ちょっと圧迫してる感じに見えるけど、押し潰してしまってるわけではありません。
でも、できあがったばかりのロールサンドのふわっとした状態と比べると、軽く力がかかった感じ。こんな感じでパン屋さんの棚に並んでませんか。
そう。つまりこの状態になったら、玉子ロールは持ち運び可能。パン屋さんで買って、バッグにいれて、オフィスに持っていけば、朝ごはんになる。その姿です。
さあ、いつもの道を歩きます。きょうのバッグには玉子ロール。あの公園までは徒歩30分。自販機はどこにあったかな。コーラにしようか、コーヒーにしようか。
そんなことを考えながら、玉子ロールを食べる瞬間は、一歩、また一歩近づいてくるのです。
🐣玉子ロールのレシピ
🥚玉子ロールの材料(1個分)
・ロールパン…1個
・卵…1個
・マヨネーズ…大さじ1
・バター…5グラム
・こしょう…ひとつまみ
・スライスチーズ…1枚
・サラダ菜…1枚
・刻みパセリ…適量
🥖つくりかた
①卵は沸騰したお湯にいれて10分茹でたら、底に罅をいれて、氷水にとって殻を剥きます。
②ボウルにいれた卵をフォークの背で潰して、マヨネーズ、バター、こしょうと合わせます。
③バターロールを切り離さないように注意しながら切り込みをいれ、サラダ菜、スライスチーズを載せます。
④③に②の玉子フィリングをいれて、刻みパセリを飾ってできあがりです。