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ノンファイヤーねぎラーメン
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近くのスーパーにいったら、こんな立派なねぎを見つけました。
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🌿なんだか似ている
“わけねぎ”と書かれていますが、なんだか似ている。似ています。
白ねぎより細いけど、万能ねぎよりは太い感じ。
緑が濃くて、細くなってとがった先端の感じも似ています。
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そう、これ。
京都の名産、九条ねぎによく似てます。
せっかくだからこのねぎをたっぷり楽しめるメニューにしようと考えたとき、ふと思い出したご当地グルメがありました。
🍜人気のファイヤーラーメン
これです。
テレビなんかでも取り上げられる京都の名物ラーメンです。
山盛りのねぎの上から炎が立つまで熱した油を、じゅわっ。
ねぎをたっぷり食べたいなら、まさにこれがぴったりです。
さすがにファイヤーまでは真似できませんが、ねぎたっぷりはできます。
🌿たっぷり2本
というわけでこれ的なラーメンを作ります。
またひと品、トケイヤkitchenおもてなしのご当地グルメコレクションの仲間入りです。
早速ねぎをたっぷり刻むところからスタートです。
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今回はたっぷり2本。
🍜ラーメンの命
続いてラーメンの味の決め手にもなるスープのベースを作ります。
🍜スープの材料(1人分)
・水…丼半分くらい
・中華スープの素…大匙1
・煮干し…5~6本
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市販の中華スープの素に煮干しを入れて、ダブルスープにしてみます。
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🔪おつまみも作ります
続いておつまみ小鉢を準備します。
ラーメン屋さんのおつまみというとやっぱりこれ。
🍚おつまみの材料
・メンマ
・ねぎ
・ごま油
・こしょう
メンマ大好きです。
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メンマと刻んだねぎ、ごま油をボウルに合わせます。
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さっと混ぜてこしょうをぱらり。
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ちょうど味玉も漬けてあったので盛り合わせてみました。
🍜続いて麺を茹でます
🍜ラーメンの材料(1人分)
・中華麺
・もやし
・チャーシュー
・自家製万能ダレ
・スープ
・ねぎ
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中華麺にプラスするのはもやし。
食感がよくなるだけではなく、糖質オフにも効果ありです。
さあ、スープを仕上げます。
醤油味にしたいので、ベースのスープに自家製のこちらをプラス。
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万能だれを丼に入れます。
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最初に作った中華煮干しスープを注ぎます。
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ラーメンともやしを入れます。
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スライスしたチャーシューを麺の上に広げるように。この盛り付けがポイント。
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その上に刻んだねぎをたっぷりと。
チャーシューを表面に広げるように配置しておくと、ねぎがその上に載っかって、スープの中に沈まずに盛り付けられます。
🌿仕上げはねぎ油じゅーっ
さあ、完成まであとひと息です。
あれですね、あれ。
京都のお店で仕上げにじゅーっといく、あれ。
ねぎ油を作ります。
🌿ねぎ油の材料
・ねぎ…1/3本くらい
・ごま油…大匙1くらい
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刻んだねぎとごま油を鍋に入れて火にかけます。
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油が泡立って、煙が出てきたらOK。
お店では火が立つまで熱していますが、さすがにちょっとそれは怖いので、これくらいにしておきます。
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ラーメンの上からじゅわっといきましょう。
油がスープに直接触れるとはねるので、慎重にねぎの上からかけていきます。
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油に熱されて立ち上る、ねぎの香りがたまりません。
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スープに浮かぶ油のつやもいいかんじ。
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もやしがしゃきしゃき、ねぎがしゃりしゃり。
麺にしっかりねぎをからめて、ずずずっとすすれば、これぞねぎラーメンです。
🌿わけねぎとわけぎと九条ねぎ
ところであらためて気になったのが、わけねぎと九条ねぎの違いです。
というわけで、まずわけねぎを調べてみました。
するとわけねぎと区別のついてなかった、あれの正体もわかりました。
わけぎです。
名前が似てておなじものなのかと思っていたら、わけぎは、わけねぎとはまた別なんですね。わけぎはねぎより、にんにくとからっきょうに近い種類になるんだそうです。
九条ねぎはもちろん、京都の名産。
“葉ねぎの王様”というキャッチフレーズにもうなずいてしまいます。
そしてこの葉ねぎとか青ねぎというのは、関西ではねぎの主流です。
はじめて東京に来た頃、ねぎが太くて白いのしか売ってなくて、不思議に思ったものでした。
自分は関西、いわゆる青ねぎ文化で育ったので、白いねぎを買ったときも、青い葉の部分を小口切りにして煮物や麺類、炒め物にトッピングしていたのですが、友人に訊いたら青い部分は捨てるといわれて驚いたことがあります。
そういえば関西と関東ではお肉の違いもあります。
故郷では肉じゃが、カレーなんかは牛肉が当たり前した。単に“肉”と呼べば、それは牛。ビーフ。
豚肉を使う“肉まん”は、あえて“豚まん”と呼びます。東京にきて肉じゃがが豚肉のほうが一般的というのを知ったときはずいぶん驚いたものです。
今では移動も早く、情報も早い世の中になり、地方ごとの個性も知識として誰もが持っている世の中になりましたが、こういう地元の文化が、ご当地グルメの成り立ちにも関わっているんだろうなと、あらためて思ったのでした。
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