2022夏。クラフトコーラ作りにはまる。
ここのところご当地グルメ再現アレンジの記事が中心になっているトケイヤkitchenですが、いろいろそれ以外にも料理はしていたりします。
そんな中でも、なにげに今はまっているひと品が、今回の番外篇のテーマ。
そうなんです。
この夏、クラフトコーラ作りにはまってしまったんです。
🥃クラフトは楽しい
クラフトコーラという言葉は、もちろんクラフトビールが定着したところから派生したネーミングだと思うのですが、それを初めて耳にしたのは、こちらの特集みたいなかんじのテレビ番組だったと思います。
そのとき思ったのは、楽しそうだなということ。
好きなものを自分で作りたくなるのって自然なことで、人間の願望のひとつだと思います。
たとえば蕎麦とか、パンとか、作るのには手間がかかるけど、ふつうにどこでも買える何か。それを作りたいと思う、そのこだわりって究極ですよね。
そしてそこには、好きだからこそ突き詰めるこだわりがあって、そのためにはさまざまな苦労や試行錯誤があって、その分できあがったときにはかけがえのない達成感がある気がします。
🥃コーラは特別な存在
コーラっていわゆるジュース、清涼飲料水の中でもちょっと特別な存在だという気がします。子どもの頃飲んだジュース類っておとなになって…特にお酒の味を識るとだんだん遠ざかる気がするんですよね。
でもコーラだけは違うと思うんです。
単に自分が好きなだけかもしれませんが、大人も飲んでる気がするんです。
オレンジ味のオレンジジュース、ぶどう味のグレープジュース、そんな味になれていた子供の頃、コーラの味は表現するのも難しい味でした。
コーラ。
それはコーラの味。
としかいえないあの味。素材の判別ができない未知の味でした。
だからこそ、そこにおとなの世界を見て、そして子どもなりに憧れたのかもしれません。
🥃クラフトしてみる
そんな憧れの味を自分で作れる。それがクラフトコーラなのです。
🥃カラメルの材料
・砂糖…50グラム
・水…大匙3+1カップ
まずコーラの色を決めるのがカラメル。プリンでおなじみ、カラメルソースを作っていきます。
お鍋に砂糖と水大匙3を入れて火にかけます。
水分が蒸発してくると、泡が立ってきます。
だんだんカラメルらしい色になってきました。
ここからは一気に焦げが加速するので、好みの色になる一歩手前で残りの水を入れます。
これでクラフトコーラのベースになるカラメルソースのできあがりです。
続いてスパイス類を煮出して、シロップに仕上げていきます。
🥃コーラシロップの材料
カラメルソース
シナモンスティック…3本
カルダモン…15粒くらい
クローブ…20粒くらい
ブラックペッパー…30粒くらい
砂糖…100グラム
水…2カップ
シナモンは半分に折ります。
カルダモンとブラックペッパーは包丁の腹で押しつぶして割り砕きます。
カラメルソースの鍋に、スパイス類とスライスしたレモン、砂糖、水を入れます。
沸騰するまで強火にかけて、沸いてきたら中弱火にしてスパイスを煮出します。
15分ほど煮たら火を止めて冷まします。これでコーラシロップのできあがり。
なんだか夏休みの自由研究みたいで楽しい。ちょっと化学の実験みたいな気分になりました。
冷めたら清潔な瓶に入れて、そのまま冷蔵庫で1日漬け込みます。
🥃いよいよクラフトコーラ完成です
1日経ったらさあ、いよいよです。
グラスにコーラシロップを注ぎます。
炭酸水を注ぎます。
ミントの葉とシロップに使ったレモンスライスを飾ったらできあがりです。
ちなみに実際に作ってみてスパイスの中で重要だと感じたのは、なんといってもカルダモン。これがまさにコーラのあの独特の香りの素だと思います。
そこにシナモンの甘い香りが加わって、あのコーラだからコーラの味なんだよとしか表現のできない風味が生まれる気がします。
大事なんだもん、カルダモンとシナモン。
これさえ入れておけば、あとはお好みのスパイスや、とりあえず買ってみたけど残っちゃってるスパイスをいろいろ入れてもいいと思います。まずベースをしっかり作っておけば、けっこうアレンジの幅は広いように思います。
🥃おまけ…カクテルにしてみます
コーラといえば…。
お酒好きなんですけど、ふだんはビールがメイン。
でも暑いですしね、あれを作ってみます。
ダークラムを注いで作るあれです。
ソーダで割れば完成。
わかりやすくいうとラムコーラ。
ちょっとおしゃれに呼ぶとクバリブレ、キューバリブレというカクテルです。
カルダモンの香りが爽やかで、夏に美味しいカクテルです。
いつもにもまして熱い2022年夏。
クラフトコーラ作りにハマってます。