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次の日、おでんはとうめしになる。
寒いと恋しくなるおでん。
おでんにいれる定番の具って、基本線は全国共通でも、その周辺に家庭ごとの好みや地方ごとの特色が出るように思います。
🍢定番の具は
我が家では、おでんのエース大根に、ちくわ、ゆで卵、さつま揚げ系の練り物が外せないベース。そこにごぼ天とか玉ねぎ天とか練り物のバリエーションが増えたり、はんぺん、こんにゃくあたりが加わるとにぎやかになります。
ちょっと目先を変えたいときは、シュウマイだったり、ロールキャベツだったり。これはたまたま冷凍しておいた作り置きがあるときに登場します。あ、それからソーセージなんかもいいですね。
子どもの頃の実家のおでんにはいっていた具で好きだったのは、下茹でした牛すじを串に刺したものや、これも串に刺したタコ。どちらも野菜の大根に対して、肉、海鮮方面のメインを張れる主役級ですが、下処理が手間だったりちょっと値が張る気もするので、自分がつくるとなると、なかなかハードルが高いかなと思ったり。
というわけで、基本は大根、ちくわ、ゆで卵にさつま揚げ系というのが、いまの我が家の定番です。
🍢なじみがなくてもそそられる
ところで人に聞くとけっこうおでんの定番に名前があがる具なんですが、自分としてはピンとこないものがあります。
それがお豆腐。
おそらく、子どもの頃食べて育った実家のおでんにはいってなかったことが、その原因なんだと思います。要はなじみがないということなんですよね。
そんなおでんのお豆腐が気になり始めたのは、こちらのお店がきっかけ。
おでんの超有名店さんの、とうめし。ふだんの好みでいうと、冷奴にしろ湯豆腐にしろお豆腐はどちらかというとおつまみにしたくて、ごはんのおかずという感覚ではないんですけど、これにはなんともそそられたんです。
🍢おでんを“とうめし”にしよう
そこで今回は、せっかく寒い季節でもあるので、まずおでんをつくって一杯やって、次の日におでんの豆腐でとうめしをアレンジ再現してみるお話です。
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というわけで、まずはおでんをつくらねば。
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今回はもちろんお豆腐入り。あとはレギュラーメンバーのシンプルなおでんを目指します。
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お豆腐はいつものこれ。水切り豆腐にしておきます。
大根は下茹で代わりにレンチンで、竹串が通るまで加熱しておきます。
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あとはお出汁に、醤油、みりんで煮込むだけ。
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一度冷まして味をしっかり染み込ませます。
おでんにはこんな想い出もあって、なんだか食べるとほっこりします。熱々をハフハフ楽しんで、一杯やって。
そして翌日のために…。
🍚翌日のとうめし
そう、今回はこれを残しておくのです。
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お豆腐は残ったおでんつゆに漬けたまま、冷蔵庫でひと晩。つゆの色が染みて、味も想像できますね。うん、おいしそう。
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あとはそのままお鍋に。茹で卵もプラスしました。
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そのままぐつぐつ。さらにつゆを吸わせつつ、少しお汁も煮詰めます。
さあ、とうめし準備。
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お茶碗にごはんを盛り付けます。
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その上にお豆腐を。
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どどーん。なんだかのっぺりしてますね。
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おお、潔い。とうふ、めし。
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ちょっとさみしいので、彩りも兼ねて卵をトッピング。うん、すこし華やかになりましたね。
🐟鱈の煮付けで定食風に
とうめしはあくまで、ごはんのポジションなので、おうちごはんとして食卓を完成させるのに、おかずも用意しました。
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今夜のおうちごはんは、ザ・和食な感じでいきたいところ。旬のたらを煮付けます。
🐟材料
・たら
・昆布
・水
・しょうが
・醤油
・みりん
・砂糖
タラはさっと湯通ししてから、味付けします。
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味付けはシンプルに砂糖、醤油、みりん。煮物に活躍のトリオです。昆布をつけた水と一緒にお鍋に入れて火にかけ、沸騰したらタラとしょうが投入。
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そのまま強火で沸かしながら煮ていきます。
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ときどきスプーンで煮汁をすくってかけながら、10分ほど。火が通ればOKです。時間のあるときは、一度冷まして味を染ませておいて、食べるときに温め直すのが理想です。
🍚とうめし定食できました
これがこんやのとうめし和定食。
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きゅうりとわかめの酢の物も添えました。
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味の染みた豆腐は優しいけれど、食べごたえもあるボリューム感。豆腐から染み出してくるおでんつゆがごはんを染めて、これまたおいしい。
おでんの次の日。そのために豆腐を取り置いておけたのは、自分にとってのおでんは豆腐がなくても完成しているからかもしれません。そうでなかったら、やっぱりつくったときに食べちゃいますよね。
でも、もしお豆腐もおでんの具として食べるとしても、このためにもう1丁お豆腐をいれて、翌日の分を煮込んでおいてもいいなぁと思いました。
寒い夜。次の日おでんはとうめしになる。
こんなリメイクいかがでしょう。
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