ごはんをお鍋で炊いてみた話。
🍚ごはんを炊くといえば炊飯器
ごはんを炊くというと、まず思い浮かぶ道具は炊飯器。
それも昔風の薪をくべものやガス釜ではなくて、手軽な電気炊飯器だと思います。
たしかに便利で、ごはんを研いで水に浸けたら、あとはスイッチひとつで、ふっくらごはんが炊き上がります。
今では炊飯器を利用した、ごはん以外のレシピもネットで検索したらいっぱいでてくるし、使い道も豊富。
炊飯の主流になったのもわかる気がします。
🍚炊飯器が要らない我が家のケース
といいつつ…。
我が家には炊飯器がありません。
理由はたいしたことではなく、単に食べる機会がそれほどではないから。
特に数年前までは職場に社食があり、昼はそこで食べていましたし、夜はビールを飲んでおつまみで晩酌のスタイルなので、家でお米を食べる機会が少なかったのです。
というわけでずっと使っていた炊飯器が壊れたあと、買わないままになっています。
🍚ごはんをお鍋で炊いてます
それで不便になったかというとそうでもなく、白いご飯が食べられないかというと、それもありません。
そう、トケイヤkitchenではお鍋でご飯を炊いているんです。
記事のタイトル「お鍋でごはんを炊いてみた」というのを見ると、まるで初めてのチャレンジのようですが、実はこの数年ごはんを炊くときはそのスタイルなのです。
というわけで、今回はお鍋でごはんを炊く方法を紹介します。
🍚鍋炊きごはんの分量と準備
※小さめのお茶碗6杯分くらい
お米…2カップ
水…3カップ(炊飯用の分量)
お米は鍋の中で水を入れて研いで、何度か水を替えます。
ボウルなどで洗ってもいいのですが、洗い物を増やしたくないので、鍋で洗って、そのままその鍋で炊いています。
水を変える目安は3回くらい。
水が半透明になってきたら、新しい3カップの水につけて30分置きます。
この水でそのままごはんを炊いていきます。
🍚さあ、いよいよ炊いていきます
水につけたお米を鍋ごと強火にかけます。
鍋の縁がふつふつと沸いてきたら、火を弱火に落とす合図です。
弱火に落としたら蓋をして、そのままコトコトと12分炊きます。
12分経って蓋を取ってみたらのとおり。
ふっくらと炊けています。
ぱっと見、まだちょっとべっとりとした水分が残っていますが、ごはんがその水分を吸っていくので大丈夫です。
逆にここであまり水分を飛ばしすぎると、最終的な仕上がりが固い食感になってしまいます。
お米をつぶさないように、いったん鍋底から返すようにして混ぜます。
このときのポイントは、お米全体を均一な感じにならすことと、混ぜるときに米粒をつぶさないように、垂直の動きを意識してしゃもじを動かすことです。
🍚炊き上がったので蒸らします
もう一度蓋をして10分弱蒸らします。
ここでごはんに均一に水分が回り、ふっくらとした仕上がりになります。
蒸らしたらこのとおりつやつやです。
炊き上がった直後の水分もごはんが吸って、やわらか、ふっくらです。
あとはお茶碗によそうだけです。
このとおりきれいな仕上がりになりました。
自家製のお漬物を添えて、シンプルに炊きたてごはんを楽しみます。
🍲土鍋アレンジなら炊き込みごはん
この割合で土鍋でもうまくご飯が炊けます。
たとえば具材と調味料を足せば、こんな感じで炊き込みご飯もOKです。
いかがでしょう。
つやつやふっくらと炊き上がって、土鍋の底には香ばしいおこげもできています。
🍚炊飯器と比べてみて
というわけで、いつからかごはんをお鍋で炊くようになって気付いたこと。
もちろん炊飯器と比べてみて、です。
【1】炊飯器を置いていたスペースが使える。
当たり前ですがそのまんまのことです。
炊飯器ってキッチンの一角、電源の取れる場所に陣取ってしまうので、そこは炊飯器専用の場所になりますが、お鍋なら炊いたあとは洗って片付ければいいので、キッチンの場所に余裕が出ます。
【2】実は早く炊ける
炊飯器のときはスイッチを入れてから炊き上がるまで40~50分かかっていた記憶があります。
それが鍋炊きなら、12分+10分ほどで蒸らしまで終わるので、急にごはんを食べたくなっても待ち時間が短くて済みます。
🍚ぜひお試しを
こんな感じでトケイヤkitchenでは鍋炊きごはんを楽しんでいます。
今回は2号のお米をベースに分量を記載しましたが、1合なら水の量を半分、3合なら1.5倍、ほぼそれを目安で炊けます。
我が家ではお鍋のサイズの関係で、2合がふだんの量ですが、ご自宅で必要な量と使うお鍋のサイズに合わせて試してみていただけると嬉しいです。
“お鍋で炊いたごはん”というだけで、ちょっと手をかけて炊いた特別な感じがして、おもてなしの日の〆のごはんにもいいかもしれません。
素敵なおもてなしになりますように。
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