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効率を求めない大切さ。風の吹くまま気の向くまま「仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える」

やりたいこと、好きなことを仕事にしたい!

夢や希望を持ちつつも、多くの方は生きていくために仕事をしている状態ではないでしょうか。

収入を得るため、生活のためと割り切り仕事をするも、ふとしたときにやらされている感をぬぐえません。

といっても、好きなことを仕事にするにしても、見つけるのも難しいし、仕事としてやっていくなかで、好きだと感じていたのがいつのまにか使命感に変わってしまうことも。

仕事を含め、人間は生きる意味を求めて生きていく人間でもあるので、意味や目的を探し続けていく……。

僕の現状を言い当てられたような内容……。

(中略)人間という存在は「生きる意味」を見失うと、精神が衰弱してしまうのみならず生命そのものまでもが衰弱し、ついには死に至ってしまうこともある、ということです。

仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考えるより

他の動物と違い、言葉を使える人間は、それによってコミュニケーションをとって考え、生きる意味を求めたり悩んだりするようになったそう。

生活の大半を占める仕事が、人の心のスキマを埋めるため、仕事=人生・生きがいになってしまう。

仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える」(泉谷閑示 著)では、精神科医である著者が、ふとしたときに抱く虚無感をいかに人生を楽しみ、生きがいを持って生きるヒントを綴ってくれています。

仕事ややりたいこと、自分の居場所。

すべては自分の生きることを求めるからこそ出てくる悩み。

生きることを味わうために”の章から、すべてに効率を求める現代に必要なことに焦点を当てていきます。

今ならkindleunlimitedで読めます。


〇目的を決めず、あえて流れに身を置く

頭のなかで先のことを考え、予定として行動する流れを一度止めてみる。

いつもと変わらない日々よりも、いつもと違う行動を取ることで工夫に満ちた日常を楽しむ。

(中略)あえて無計画、無目的に、自分の行動を「即興」に委ねてみることによって、私たちの決まりきった日常が、ささやかながらもエキサイティングな発見と創意工夫に満ちたものに変貌するわけです。これを私は「偶然に身を開く」と呼んでいます。

仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考えるより

今日はこの店に行って、そのあとあれをしてこれをして……。

毎日決まったスケジュールに当て込もうとせず、こんな店があったんだ、といつもと違う行動を取ってみる。

図書館や書店でも好きなジャンルや見慣れたものではなく、まったく興味のない分野にもふれてみる。

些細なことであっても、その場その場の即興に身をゆだねることで、気づきや発見があり、新鮮さを感じられます。

人は意識しなくても、つい頭で考えて行動してしまうもの。

その場の流れ、空気感に身をゆだねることも時には大事。

〇先を考えすぎて人間らしい生活をおざなりにしない

先の心配をしすぎてお金貯めることばかりに集中したり、好きなことを我慢することは、今という時間を犠牲にしている可能性もあります。

将来のためにコツコツ積み重ねていくのも大事ですが、先が不透明な現代では不安に駆られて必要以上に心配するのもしんどいところ。

今しかない時間を捨ててまでやっていくことなのか、一度真剣に考えてみる。

 このようなアリ信仰は、禁欲的に労働して未来に備えることを過度に賛美し、その反作用として「今を生きる」「生きることを楽しむ」ことを良からぬこととして捉えるような、倒錯した価値観を生み出しました。「苦しいこと」「我慢すること」こそ正当なことで、「楽しむこと」「心地よいこと」は堕落だとして罪悪感を覚える。そういうメンタリティで窮屈な人生を送っている人は、今日でも決して少なくありません。

仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考えるより

なりたい自分、学校で出された宿題、任された仕事など、徹夜してでも頑張ることが美徳とされ、効率よりもどれだけがんばったかが称賛されがち。

それ自体はいいとしても、アリとキリギリスの物語のように楽しむこと自体が、その反動から罪悪感になってしまうことに。

先のために、今の自分を犠牲にすると、生きる意味を見失いかねません。

将来も大事ですが、日々喜びに満ちた生活をすることも生きるということ。


先を考えると不安になり、今を楽しめることが後回しになってしまいがち。

しかし、すべてに効率を求める生き方だと生きる意味を見失ってしまう。

自分が楽しい!と感じる感覚を大切にし、人間らしい人生を送りたい。

ときには息苦しさを捨て、その場の流れに身を任せて人生について見つめ直すことも大切。

今ならkindleunlimitedでも読めます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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