過酷な医療の現場を垣間見る「機械仕掛けの太陽」
またしても知念実希人さんの作品になります!
新型コロナウイルスの蔓延により、医療の現場はどんな状態になっていたかがリアルに表現されているノンフィクション風物語。
ネットやテレビでも医療の現場が逼迫している状況を観たり聞いたりして、知っているつもりではあったが、まさかこれほどまでに深刻だったとは……
普段から忙しい医療に従事している方には、ただただ感謝の気持ちしかないなぁと思った話です。
○この記事を書こうと思ったきっかけ
今なぜこれをクローズアップしたか。
最近自分が病院にお世話になったからでした…
先週月曜日から熱が出だして、数日経過して熱が下がったので、只の風邪かと思っていつも通りの生活。
そこから咳が止まらなくなり、夜は熟睡できないほどになって、ちょっとまずいなと病院へ行きました。
レントゲン検査の結果、気管支炎と判明。
若いからといって舐めてはいけない、肺炎になった場合は即入院になると注意も受け、点滴をして帰ることに。
田舎の病院なので、お医者さん、看護師さんも少数精鋭。
午前と午後の間は休診なのにも関わらず、込み合う待合室と止まない診察室のお医者さんと患者さんのやりとり。
点滴のベッドは複数あるのにほぼ一杯。
交代で点滴の様子を確認する看護師さんに、一瞬席を外したと思ったらすぐ帰ってくるお医者さん。
そして、休診を全く感じさせないまま午後の診療スタート…
今はインフルエンザの時期とはいえ、これは過酷だなと強く印象受けました。
これが首都圏の人口の多い地域になると、さらに過酷になるのかと。
コロナのときは、連日テレビで取り上げるほどだったから、自分の想像をこえた状況だったのだと想像しました。
Audibleで聴いた「機械仕掛けの太陽」まではいかないのかもしれないけど、常に命と向き合う医療の現場の過酷さは書き留めたいと思った次第です。
○ざっくりストーリー
新型コロナウイルスの発生により、緊急事態宣言、自粛生活など、今までの生活スタイルが全く変わってしまった未曾有の事態。
一人息子と持病を持つ母と暮らす女医、結婚・家族関係など多くのライフイベントを抱える看護師
個人経営で、地域の砦として粉骨砕身する医師
様々な視点から、ウィルスとの闘いが描かれる物語。
病院では抱えきれないほど増えていく患者の数。
ネットなどの真偽が定かでない情報に振り回され、心ない対応に心を傷める医療従事者たち。
感染のリスクにさらされながらも、医師として患者を救うことに全力を注ぎ続ける姿に感動。
心ない言動をする人たちがいる中、医療の現場への感謝・敬意の念を抱く人もいて、捨てたもんじゃないなと、また感動。
物語ではなく本当にあった事態。知っているつもりではあったが、その想像の上をいく緊急事態。
驚きの連続!
○まとめると
新しいウイルスが出たり、病気が流行すると病院は自分の想像の倍大変なことになる。
そんな中でも、職務を全うする医療関係の方々には足を向けて寝られません。
自分の病気のことで、実際に感じたこと、それと少しですがリンクしていた小説の感想を書いてみました。
いやー、本当にお医者さんには頭が上がりません。
という話でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
おしまい。
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