マロン

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地方女子を潰す地方の大人たち

身の丈に合った受験を促す文科大臣。 発言撤回したものの、地方出身女子のわたしは怒り心頭だ。 地方女子の大学進学事情、首都圏で生まれ育った人にはわからないだろうけれど、本当に、地方からの女子の大学進学はとても厳しい状況にある。 わたしは理解のある両親(両親とも高卒)のもとで金銭的にもそこそこ恵まれ、県立高校から都内国立大、修士と進むことができたが、これは本当に一握りの女子なのだ。 特にわたしのように理学部から工学系研究科に進むような進路を両親が応援してくれる地方女子はレア

    • 出産子育てで得るものイズなに

      Twitter(X)で話題になっていたアラサー独身女たちの話題、出産子育てで得られるものは何?の話。 30歳になる数日前に子を産み子育て歴12年を超えた一介の兼業主婦から見たら今時のアラサー独身女は青いなと思うが、それはわたしがこれといった婚活も妊活もなく葛藤のないまま2児の母になったからだとも思う。 結婚1年目に東日本大震災が起きて多くの命が失われていくのを見て、本能的に子孫を残した気がする。そしてなんとなくもう一人いたらいいなと思って4人家族になった。 SNSは子育て中

      • 浅はか

        だいぶ前の話だけど、気持ちを整理するための記録。 下の子のクラスに転校生がきた。 転校してきてすぐに遠足があり、うちの子と同じ班になった。遠足の写真、転校したてなのに笑顔ピースで写っていて快活でとてもよさそうな子だなと思った。 同時期に上の子の友達が学区内で引越しをし、新築マンションに転居した。大手ディベロッパーの立派なマンションで、最近マンションは高騰しているのにこんなところを買うなんてすごいな~と思った。 そして、下の子の話から、転校生のその子も学校からの帰りの方向が

        • 名探偵コナンに見る技術の進歩

          小学6年生からコナンを買い続け30年。我が家には1巻から最新104巻までコミックが揃っている。 新一・蘭の歳を超えたのは遠い昔、小五郎のおっちゃんの歳も超え、阿笠博士の年齢に一歩一歩近づいているのがおそろしい。 しかし劇中では1年も経っておらず、新一・蘭は永遠の高校2年生である。 4年前、最初の緊急事態宣言STAY HOMEのときに暇を持て余した小学2年生の我が子にコナンを進めてみたが、当時はまだ難しかったようで読み進まなかった。その後アニメから入り、4年生くらいでようやく

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          ネット・SNSに何を書くか

          きっかけ?は1年くらい前だろうか。 Twitter(X)で一方的にフォローしていた方がいて、その方は最初フォローしたときは中高生のお子さんのいる母親で、中高生を持つ母親の日常を知りたくてフォローしたつもりだった。 その後その方のお子さん(男子)が大学に進学し一人暮らしを始めて、大学受験の諸経費だとか、大学の学費だとか、一人暮らしの準備費用だとか、仕送りだとか、そんな情報を眺めていたつもりだったが、あるとき、アポなしでお子さんの元を訪れたら玄関に女物の靴があり、友達が来ているか

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          過去未来日記

          その女は子どもの頃、三世代同居で祖父母も一緒に住んでいた。 女の祖父は少々変わり者で、その土地の言葉で言うところの「あがすけ」だった。いわゆる目立ちたがり屋、お調子者だ。傲慢な男でもあった。 そんな祖父は自分から電話をかけると「オレだ」と、決まって「オレ」と名乗って話し始めた。 昭和の終わり〜平成の初め頃。 オレオレ詐欺と間違われるわけでもなく、電話をかけた先も親戚だったり近所の友人だったり馴染みのところであり「オレ」の正体を知っているので、お互い何事もなく話し続けていた。

          過去未来日記

          子どもたちの成長とネットでの情報発信の相性の悪さ

          2023年度、我が子は小学校5年生と2年生になった。 些細な日常の出来事から学校のこと、勉強のこと、習い事のこと、友達関係のことなど、子どもたちの成長につれてネットでの情報発信の限界を感じた。 以前からTwitter(X)では、未就学子育て中の母親はネットにたくさんいて子育て情報をやり取りしているのに上の世代は全然見かけない、ネットやってない世代なんじゃないか、などと囁かれていたが、実際に自分がその立場になってきていろいろわかってきた。 各家庭、個人、毎日本当にいろいろあ

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          「女性こそ資格を」とは言いたくない

          縁あって本の一部の執筆依頼をいただき、原稿を書いている。 6年ほど前から定期的に「話す」仕事をいただいている方とのつながりで今度は「書く」ことになったのだが、テーマは女性のキャリア、生き方。 マイナー国家資格を持つ士業という仕事柄、女性は資格持ちが強い、仕事と家庭の両立のためにも女性こそ資格を、というようなのを期待されてるのかもと思ったりするが、わたしの人生を振り返るとそのような考えは全くないのでありのままの自分で書いた。 国家資格を持つ女性というと、学生時代からその職業に就

          「女性こそ資格を」とは言いたくない

          国家試験受験ログ・黒ボールペンの話

          プロローグ2022年初頭、10月に行われるとある国家試験(論文式筆記試験)受験を決め、試験勉強・論文式筆記試験に適したボールペン探しが始まった。 この国家試験は、わたしが9年前に合格した国家試験の合格者(正確には合格後の登録者であって研修修了者)にのみ受験資格があるのだが、 9年前に合格した国家試験にも論文式筆記試験があったため、その頃からボールペンにはうるさい。 (補足:論文式筆記試験の筆記具は黒か青のボールペンか万年筆と決められている。訂正は二重線。鉛筆等の消せる筆記具

          国家試験受験ログ・黒ボールペンの話

          ついったらんどの功罪

          わたしとツイッター最初にツイッターのアカウントを作ったのは2008年だったと思う。 たいしたつぶやきもせずゆるく眺める程度で、2010年結婚を機にアカウントを消した。 次にアカウントを作ったのが2013年、国家資格試験に合格したので同期合格者や同業者をフォローしつつまた特につぶやかず、2015年にはアカウントを消した。 その後仕事関係の情報収集用にまたアカウントを作ったものの、いわゆるROM専で、ツイッターがどういうものなのかについては疎かった。 2010年代後半、バカッター

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          小1の壁再び

          この春、下の子が小学1年生になり、小学生2人の母になった。 上の子のときの小1小2の振り返りはこちら。 「サスティナブルな小1の壁の乗り越え方」と書いたとおり、 上の子のときは小1こそうまくいったものの 3ヶ月のコロナ休校もあり小2でつまづき、軌道修正することになった。 上の子が小1のときの暮らしはサスティナブルでなかったというのが最大の反省点であり、下の子に対してはサスティナブルに、毎日の余裕を持って暮らすことを優先しようと決めていた。 <今のスケジュール> 6:30

          小1の壁再び

          映画クレヨンしんちゃん 花の天カス学園 鑑賞雑記

          4月の公開を楽しみにしていた映画クレヨンしんちゃん。 が、緊急事態宣言発令で4月の公開は延期になり、7月末の公開に。 そして再度の緊急事態宣言発令で感染者数ピークの中で公開が始まり、、、上映終了までに行けたらいいなぁと思って様子を伺っていたけど、そろそろ感染状況も落ち着いてきたし大丈夫かな…ということで、終映も間近に迫った9月23日、ようやく見に行ってきた。 学園もので推理もので青春もの、今までのしんちゃん映画にないタイプでとてもおもしろかった。 今回特に心に残ったのは風

          映画クレヨンしんちゃん 花の天カス学園 鑑賞雑記

          スタミナとタイミングとリラックス

          90年代のバラエティ番組にはたくさんの思い出がある。 ウッチャンナンチャンのウリナリ、初期のウッチャンウリウリナンチャンナリナリの頃から見ていて、Mckeeとポケットビスケッツの対決に始まりその後のブラックビスケッツの流れ、ほんとおもしろかったなぁ。 ポケビ、ブラビが流行ってた頃は中2~高1だったので、青春時代、いろいろ懐かしい。 で、先日ふと思い出してツイッターで呟いたんだけど、ブラビが番組内で新曲のタイトルを発表する時に、毎回、ナンチャン演じる南々見が「人生で大切な

          スタミナとタイミングとリラックス

          小1小2を振り返るーサスティナブルな小1の壁の乗り越え方

          4月から上の子が小学3年生になった。 クラス替え、6時間目までの授業が週2回、生活科に代わって理科と社会がスタート、など、盛りだくさんの3年生。 都内は緊急事態宣言下での制約がいろいろあるものの、今のところとても楽しそうに3年生がスタートした。 3年生になって一月が過ぎたこのタイミングで、親目線ではじめての子の小学1年生、2年生の2年間を振り返ってみようと思う。 母の転職後に1年生スタート前職への不満もあり、次のキャリアへのステップとしてどうしても挑戦したい仕事を見つけた

          小1小2を振り返るーサスティナブルな小1の壁の乗り越え方

          あのこは貴族(ネタバレあり)

          さえぼう先生がブログで映画「あのこは貴族」のレビューを書いていてとてもおもしろそうだったので、有休消化を兼ねて休みを取って見に行ってきた。 水曜の午後、有楽町。 公開から1ヶ月経つが上映中の映画館が減っているからか、平日にもかかわらず162席のシアターは7割は埋まっていた。 見たところ、20代から40代の女性がほとんど。わたしもそんな一人である。 原作小説があるようだけど、わたしの予備知識はさえぼう先生のブログと映画情報のHPのみ。原作未読で見に行ってきた。 以下、そんな

          あのこは貴族(ネタバレあり)

          ツイッターのアカウントを閉じた話

          2019年に転職して始めた、とかげ(2019年2~12月までとかげのしっぽきり、2020年1月以降とかげ)という名のツイッターのアカウントを先日たたんだ。 もともと、転職前の職場での諸々の不満(特にWMに対する不当な評価、待遇)を吐き出して新しい職場でがんばる自分を発信しようと思って始めたアカウントだった。 当初のアカウント名「とかげのしっぽきり」は、おしりたんてい3巻「ふめつのせっとうだん」に登場する「ブラックシャドーだん」の合言葉からとった名前で、切られたしっぽのような

          ツイッターのアカウントを閉じた話