社会人の「複業」は学校の「授業」と同意だと思う。
今回はこ日経COMEMOさんのテーマについて、私なりの意見を書いていきたいと思います。こういう考えるきっかけをたくさん頂けて嬉しい☺️
記事の答えに入る前に、「複業」というテーマを書くにあたり、私について少し知っていただきたいと思うので、まずは自己紹介をさせていただきます。
私はとある小さな組織で働く25歳。そしてただの一般サラリーマンです。何も特別なこともしていません。
複業に興味はありますが、色んな環境を考慮して、2つ目の組織に属してはいません。(興味はありますし、できるなら色んな世界を見てみたい。)
だからと言って何もしない、というわけではありません。
コロナの影響を受けて、とりあえず何か動かなきゃ!と半年間色んな物を試して1ヶ月前にこのnoteというサービスに辿り着きました。
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それから書くことにハマって毎日noteで「書きたいな」と思ったことを思ったまま書き、無料で公開する、ということをしています。
副業やアルバイトでガンガン稼ごうとしている方からすれば「なんでそんな金にならない無駄なことしてんのw」という方もしれません。
本音をいうと、私もお金は欲しいです。18才人口も減っているし、2000万円問題もあるし、個人の力で稼いで備える必要があると理解しています。
でも、「知識」や「経験」も目に見えない資産だと思います。その資産が貯まってくれば、いつかきっとそれが将来「お金」という目に見える資産になる、と信じて今日も文章を書いています。
そんな、何者でもない私のような意見をここに書いても、人生の諸先輩方からすれば、「この世間知らずの若造が」とか「何も分かっていない小童が」とか「たいして仕事もできないくせに」いう批判もあるかもしれません。
そんな世間知らずで無駄かもしれないことを毎日やっている私だからこそ書きたいのです。
あえて言葉にしますが、
私は将棋で言えば「歩兵」だが、いつか「金」に裏返れる人物になりたい!
と思っています。
そうすれば、いつか私という人物に誰かが興味を持っていただけるのではないかな、と未来にワクワクしていたりするのです。
今日はマネジメントなんてしたことのない
ただの社会人4年目が、「複業人材を生かせる組織とは?」について考えてみました。
個人的には複業人材の活用について、そんなに難しく考えなくていいのでは?
と思っているのです。
もしご興味があれば、お付き合いください。
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今回のお題。日経COMEMOからの問題は4題。私なりの答えはこうです。
将棋と「チーズはどこへ消えた?」に当てはめで考えてみます。
①今なぜ複業人材が求められているのか
→将棋で「金」に裏返られる人材が自社内で少なく、新たな視点が求められているから
これまで幅広く勉強をしてきたのに、特定の企業に所属することで必然的に視野が狭くなる。将棋のコマがルールで「この方向にしか動けない」と定められているように、思考が停止してしまう人材が増えて、仕事が停滞しているから、外の景色や知識を持っている人材が求められていると思います。
②複業人材に求められる仕事とは?
→「手駒から繰り出される切り札」として、あらゆる方向に動き、新しいアイディアやノウハウを発信すること。
将棋は一度取った相手のコマを「味方」として再度盤面に出すことができます。これは停滞した対局から相手を倒す切り札のような要素があると思いますが、複業人材とはまさにこの「切り札」なので、自らの知識やスキルを思う存分使って、動き回ることが求められると思います。
言われたことだけやる仕事なら、統計学が得意なAIに任せた方がよっぽど早いです。
AI技術が苦手なのは「コミュニケーション」や「企画」なので、そこが複業人材の腕の見せ所ではないでしょうか
③複業人材を生かすのにあたり、どんなことが課題になっているか?
→将棋で相手の陣地にいつまで経っても入れないこと。「チーズはどこへ消えた?」で代入すると小人。(=管理職が変化を恐れていること。)
自陣のコマを動かすことで相手に奪われたり、相手に攻められる隙を与えるのを怖がっていて「動けない」状態にあるのが課題です。
管理職の口癖が「前例にない」「責任が取れない」「波風を立てたくない」では、社会からどんどん遅れを取ってしまうのではないでしょうか。
マネジメントの観点からすると、それは仕方ないことかもしれませんが・・・リスクヘッジは考えながら、「歩兵」に攻めさせて見ても面白いと思います。
相手に取られても、多分「金」とか「飛車」とかがまだ近くにいてくれるはずですので。
④複業人材を生かすことができる組織ってどんな組織?
→将棋で相手の陣地に入って行く組織。「チーズはどこへ消えた?」で代入するとネズミ。(=管理職が変化をチャンスと捉えられる組織。)
どんなコマでも相手陣内に入れば「金」として動けるようになります。
だから今は「歩兵」の私でも1コマずつ前に進んで、いつか「金」として裏返って動けるような人材になりたいと冒頭述べたのです。
もっと言えば「王様」であっても敵陣に入って行ってしまう。
そんなリーダーがいる組織だと、「複業人材は生かせる」のではないでしょうか。
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では、私のような「歩兵」が「金」になるにはどうすればいいのでしょうか?
結構社会にはこれを複雑に考える方も多いと思います。
最近だと、「デキる人はここが違う!」とか「出世のためにはこれが必須!」とか「どの派閥に入るか見極めて上手く社内での立ち振る舞いをうんぬん…」「俺が若い頃はな…」みたいな言葉をよく見かけます。
たしかにどのポジションにつくかで社内外での影響力が異なってくるので
そういう観点も大切ですが、でもそれ、将棋で言えば「どんなコマに任命してもらえるか」だけに一生懸命になっている気がします。
「歩兵」に戻されてしまったら何もできない人になっちゃうと思うんですよね。
王様の近くにいられる「金」とか「銀」?
一気に攻められる「飛車」とか「角」?
端っこから一気に縦に動ける「香車」?
その役割をもらっても、相手陣内に入れなければ、いとも簡単に奪われてしまうし、そういう人が歩兵になったら1つずつしか前に進めないので、
「やってられるか!」となってしまうと思うのです。
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「優秀な人材」というのはそんな複雑なものではなくて至ってシンプルな話だと僕は思っています。
仕事というのは「答えのない課題」の連続で、
それを解くために今まで学んできたあらゆる知識と技術を使って「どうしたら解けるのか」を考え続ければいい。
それを1つずつ前に進みながら解き続けられる人が優秀な人材で、「できない理由」ばかり並べる人は残念な人。
そういうことではないでしょうか。
だから、飛車とか角とか特殊な能力がなくても、「歩兵」でも1コマずつ前に進めばいいと思うのです。
ではどのように前に進めばいいのか、というと「目の前の仕事をしながら1度外に出て、勉強を続ければ良い」と考えています。
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子供達の過ごす「学校という社会」を思い出してみましょう。
小中高で行われるいわゆるテストや受験は「丸暗記の発表会」ではあるものの、「答えのある問題をどう解けばいいか」の基礎を、様々な教科を学ぶことで身につけます。
そこで身につけた知識や技術を専門学校や大学に入学して、「答えのない課題」を解いていく。
要するに、最初は「歩兵」ですが、1コマずつ前に進むことでいつの間にか敵陣に入って「金」として動けるようになっている。
だから、社会に出てから活躍できる人材になると思うのです。
では、社会人どうでしょうか?
社会人の1日の平均勉強時間をどこかのデータで見ましたが「10分以内」だったと記憶しています。(正確じゃなくてごめんなさい)
きっと、全員が全員、「仕事外で勉強」できるわけではないでしょうし、時間やお金の関係で、できない、という方もいらっしゃるでしょう。
だから複業は有効だと思うのです。
社会人が複業をすることは、子供たちが学校に通うのと同じです。
副業先で、違う仕事を経験することは「小中高で様々な教科の基礎を学ぶ」ということと同じ意味で、
そこで身につけた知識や技術を本業に持ち帰るということは、「専門学校や大学で答えのない課題を解き続ける」ことと同じ意味。
複業先で自分のスキルを存分に発揮することで、「新たなチーズ」が見つかるかもしれないし、
そこで身に付けた新しい知識を自社に還元することで「新たなチーズ」が見つかるかもしれない。
しかも労働者からすればお金がもらえる。最高
こういう至ってシンプルな話だと思うのです。
他社で働くのがダメなら、「1日1時間だけ他の部署で働く」という時間があってもいいと思います。他の部署の視点がわかれば業務の流れも理解できますし、新しい気づきが得られると思うのです。
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大企業が複業を積極的に取り入れるのは、このシンプルな構造に気付いて、「自社にメリットがある」と判断しているからで、
なかなか複業容認に踏み出せない企業は「リスクが!」と心配をしすぎて動けなくなっているからではないでしょうか。
以前僕が記事にした『チーズはどこへ消えた?』で当てはめれば、
前者はネズミ。後者は小人。
だから大企業は次々に新しいチーズを見つけることができ、「大企業」でい続けられるのと思うのです。
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ちなみに、頑固で頭の固い我が父は、よく私にこんなことを言ってきます。
「絶対に会社を辞めてはいけないし、会社に複業がばれて、人事評価に悪影響を及ぼしたらどうするんだ。歯を食いしばって会社に食らいつくんだ。気合いだ。会社にいれば大丈夫なんだ。」
こんなこと、絶対自分の上司には聞けないですし、せっかくの機会で単純に管理職としての父の視点が気になりました。
たまたまちらっとインプットした付け焼き刃の知識と単語で試しにこんなことを聞いたことがあります。「流動比率も、ROEもROAも低い会社にいた場合、大丈夫だと言い切れるのかな?管理職としてどう考える?部下をどうマネジメントする?」
彼から返ってきた言葉は「屁理屈いうな。俺だって耐えて頑張っているんだ」
きっと彼があと10年若く、「終身雇用の崩壊」が始まっている現代で現役で働くことになっていたら、路頭に迷っていただろうな。
とつくづく思うのです。
人として父のことは好きだし尊敬していますが、だからこそ「もったいないな」と思います。もし複業をして新しい視野を身につけていたら、会社を立て直すポジションにつけたり、新しい道や新しいアイディアが生まれていたかもしれないのに。
まあ、世の中そんなに甘くないと思っていますが、日々勉強をすることが大切だな、と思った出来事でした。
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ここまで書いたことは、あくまでも私個人としての考えです。
こんなに偉そうなことを書いておいて、今のところ私は本業以外で1円も稼げていません。
でも、この色んな本を読み、勉強をし、noteで書き続けてわかったことを本業で試してみたら、少しずつ結果を得ることができています。
上司が作った資料を渡され「お前この資料、どう思う」と意見を求められることも増えましたし、
同僚からは「こういう企画をやりたいんだけど」とういう相談も増えました。
noteを初めて1ヶ月。お金にならなくても、知識や経験という「目に見えない資産」が貯まってきたのかな、と少し実感することができました。
どこかに私の「新たなチーズ」が見つからないかなあ、と今日もnoteを書き続けていたりします。
結構私の同世代には、複業に興味があったり、実際に頑張っている友人も多いのです。
ぜひ、人材の流れが流動的になり、より多くのエンドユーザーが喜べる仕組みがたくさん創り出され、
コロナでくらーい、日本の社会が少しでも明るくなればいいなあ、なんて思います。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
いつか「金」に裏返れるように、1コマずつ進んでいきます!
日経COMEMOさん、いつも面白いテーマをありがとうございます。
テーマについて考えるのも、書くのもとても楽しいです!!
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