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【エンジニアインタビュー】開発者の集中力と生産性を支える環境作り

広報担当の佐藤です!

トグルホールディングス(以下トグル)は、まちづくりに革新をもたらす企業です。その独自のビジョンに共感し、多くの優秀な人材が集まっています。
今回はエンジニアチームの、フランス出身のMartin Boissier (通称、ボキ)さんのインタビューをご紹介します!



経歴、現在の役割


トグル以前のご経歴を教えてください

ボキ:出身はフランスで、その後各国を転々としています。
2013年にイギリスのエクセター大学で応用人工知能研究科修士課程を修了し、2016年に香港城市大学で応用数学(学習理論)研究科博士課程を修了しています。
その後香港で、IoTからフィンテック領域で複数のスタートアップ企業に勤めて、機械学習アルゴリズムとソフトウェアエンジニアとして仕事をしていました。
その後、2023年末に新たな環境に挑戦しようということで日本に移住しました。

トグルに入社された背景を教えてください

トグルはエージェントの紹介で知りました。
元々AIがエンジニアの仕事にどのような影響を与えるか興味があったのですが、トグルは私が面接を受けた中で、職場でのAIツールの使用を積極的に進めている数少ない会社という印象でした。
また、他の日本企業とは異なり、私が大切にしている価値観と一致していると感じました。特に、開発者の生産性を重視している点や、生成AIのような最新のツールを積極的に導入しているところに魅力を感じました。同じ志を持つ仲間と一緒にエンジニアとして楽しく働けると感じました。

選考の話にはなりますが、日本での就業経験やビジネスレベルの日本語力がなくても、選考に進めたことにとても感謝しています。
久森さんや新谷さんはとても親切で、技術的な議論の際に、英語を使用することを認めてくれました。私はまだ日本語が完璧ではなく不十分なところもありますが、採用していただけたことに本当に感謝しています。
ちなみに、最初の数ヶ月間はNottaという書き起こしのアプリを使ってすべての会議を録音し、理解できるまで確認していました。またオンラインMTGではGoogle Meetsで常に字幕表示をしていました(笑)。

現在携わっているプロダクトやご自身の役割について教えてください

これまでに複数のプロジェクトやプロダクトに携わっています。
最初はラボチームの一員として、データの取得、機械学習のトレーニング、そしてインフラ構築までを担当して、家賃予測パイプラインの開発に取り組みました。
その後、建物のボリュームチェック(以下、VC)のプロジェクトに移り、インフラの整備やデプロイメントパイプラインの構築、そして開発者の作業効率の向上に取り組んできました。
現在は、VCアルゴリズムを新しいアプリ「つくるAI VC-lite」で活用するための開発に取り組んでいます。また、他のチームのメンバーをサポートすることもあり、デバッグや開発環境の改善、ペアプログラミング、コードレビューなども行っています。


入社後から現在にかけて


社員数がかなり増えてきたと思いますが、開発チームとしてどんな変化がありましたか?

数人の小さなチームを作り、チームごとに異なるプロジェクトに取り組む形で組織を編成するようになりました。(トグルCTO久森のインタビュー記事でもこのマイクロチームについて紹介しています)
人数規模が拡大するにつれて、既存のチームに開発者を追加するのではなく、新しいプロジェクトやプロダクトに取り組むチームを増やしています。これが良いスケーリング戦略になっていると思います。

また、オンボーディングや開発者の環境構築に関しては自動化している部分が多いので、ジョイン後に1日で環境構築でき、当日から開発できる状態にまでなりました。

その中で心がけてきたことなどありますか?

新しいメンバーのオンボーディング体験には特に注意を払っています。
規模が拡大する中で、全員が最初から高い生産性で仕事を始められるようにすることが重要だと思っています。
また、ワークフローのボトルネックやエンジニアが感じる課題にも注目しています。チームが大きくなるにつれて、全員のために自動化や改善を進めることに意味があります。
人が増えたことで生産性が下がることがないように、自分のできることをしています。

つくるAIお披露目会時の写真(左からボキ、酒巻)


今後の展望


トグルの技術力や開発環境に関して、他社と比較した強みは何ですか?

トグルはまだ歴史の浅いスタートアップですが、優れた技術選定を行っていると感じています。
素晴らしい点の中の一つは、フロントエンド、バックエンド、インフラ全てに同じ言語(TypeScript)を使用していることです。これには多くの利点があると思っていて、例えば、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの区別をなくし、ジュニアメンバーでも容易に貢献できる環境を整えることができます。また、コードの重複を減らし、全体的な開発効率を向上させることが可能です。
このようにシンプルな技術選定と全体の設計が、会社全体の生産性や採用に大きな影響を与えていると考えています。

トグルらしい開発チームの特徴はありますか?

開発者体験の向上にフォーカスしているところだと思います。
現在のトグルのフェーズだと、仲間も増えていきますし、プロダクト数が増えたりピボットも細かくしていくと考えられます。
そんな状況でも目の前の開発だけにコミットするのではなく、開発者全体の生産性を下げないことにも取り組むことで、結果的にユーザー体験の向上に取り組む時間やリソースが増えると思います。
これはリンカーンの有名な言葉に近いものを感じています。

「もし木を切り倒すのに6時間与えられたら、私は最初の4時間を斧を研ぐのに費やすだろう」

Abraham Lincoln(エイブラハム・リンカーン)

今後どんなトグルらしい開発チームを作っていきたいと考えていますか?

・開発者の体験とオンボーディングプロセスの向上
・イテレーションとデプロイのスピードアップ
・テストとQA作業の自動化
この3つですね。

規模が拡大してプロダクト同士がより密接に関わり合うようになると、チーム間のコミュニケーションや同期の問題が増えてくると思います。これらの課題に対応するための方法が必要だと思うので、引き続き考え続けたいです。
また、チーム内やチーム間でペアプログラミングを試してもらうと良いと思っています。これにより知識の共有が進み、コードレビューや反復作業がよりスピードアップできると考えています。
そして規模が拡大する中で、プロセスやワークフローをさらに自動化することにも意味があります。エンジニアがユーザーのための素晴らしい機能を実装することに集中できる環境を整えたいです。

エンジニアが増えるにつれて、生産性が下がるどころかさらに向上することを目指しています。

どんな方と一緒に働きたいですか?

共通の価値観を持ち、できれば異なるバックグラウンドを持つエンジニアと一緒に働きたいです。
新しいことに触れ、お互いに学び合える仲間に来てほしいですね。


採用情報


トグルでは現在、エンジニア領域だけでなく、建築や不動産の知見を活かせるポジションを含め複数のポジションでの募集をしています
カジュアル面談も受け付けておりますので、気軽にご連絡ください。

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最後までお読みいただきありがとうございました!

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