戸田江美@デザイナー大家

ポートフォリオhttp://todaemi.com/ | トダビューハイツhttps://todaviewheights.com | ロジハイツhttps://souzou-kenchiku.com | 大家・デザイナー・イラストレーター。落語好き。

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「コミュニティ」は重いけど、「関わりしろ」は欲しい

ひとり時間が大好き。一緒に過ごすのは、本当に気を許した家族や友達とが良い。交流会とか本当にしんどい。 だけど挨拶しあえるご近所さんがいるとホッとするし、馴染みのカフェに行ってオーナーとお喋りしながらご飯食べるのも好き。 「コミュニティ」って呼ばれるような密接な関係性はなんだか重いけど、手を伸ばせば返ってくる「関わりしろ」は欲しいんだ。 と自分の欲求に気づいてから、祖母から継いだ賃貸マンション「トダビューハイツ」では、強制的ではない「関わりしろ」をご用意しています。

    • 朝ドラ『虎に翼』ロケ地の、竹むらと旧安田楠雄邸へ

      戦火を逃れた老舗甘味処『神田 竹むら』作中に出てきた甘味処のモデル、東京は神田の『竹むら』へ。(法律考証の方が、此処のお店がモデルなのだと仰っていました) 昭和5年創業、戦火を逃れた木造3階建。 角に木製の釣り行燈があるのも目を引くデザインでかっこいい。 軒下には石灯籠、手水、豊かな植栽があり小さな庭園のよう。 店内は撮影禁止。細い格子の窓が多く、外からの陽が細やかに入ってきて趣があった。三和土から畳のお座敷あがれる造りはドラマと同様。お手洗いの扉が木製で、取っ手が竹

      • ロマンスカーの待ち時間で巡る、箱根湯本の足湯スポット

        気づけば箱根に通い始めて約10年。年に2回、仲の良い親戚の家を訪ねるのが恒例行事になっています。 この10年で箱根のおおよその観光地には足を運びました。おすすめスポットは大量にあるのですが、中でも特にお気に入りなのが……帰り際の「箱根湯本駅での足湯巡り」! ロマンスカーの発車時刻までのちょっとした時間を、足湯でのんびり過ごすのが私の定番です。観光で歩き疲れた足を癒しながら、美味しい箱根名物を楽しむ時間は至福のひととき。箱根湯本は、駅周辺にお店や観光スポットがコンパクトに集

        • 住民同士の関わりを想定し設計された賃貸住宅〜歴史的な団地を見学できる『URまちとくらしのミュージアム』〜

          赤羽にオープンした『URまちとくらしのミュージアム』。大正時代~昭和中期にかけて建てられた4つの歴史的な団地の部屋を見学できる、ガイドツアーに行ってきました(予約制) 。 同潤会代官山アパートメント昭和元年に建てられた【同潤会代官山アパートメント】。 関東大震災後の住宅復興のために設立された同潤会が建設。 単身用と、世帯用の2つの部屋を見学できました。 単身用はベッド付き!固そうだけど… 世帯用の台所がツボでした。人研ぎ流しや木の作業台。竹製のキッチン用具が似合うこと似合う

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        • <素敵なnote>住まい、街について💭
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          人生の最推し作品『ハリー・ポッター』シリーズの推しポイントを絵で語る

          1作目 賢者の石2作目 秘密の部屋3作目 アズカバンの囚人4作目 炎のゴブレッド5作目 不死鳥の騎士団

          人生の最推し作品『ハリー・ポッター』シリーズの推しポイントを絵で語る

          構図や美術も美しかった朝ドラ『虎に翼』

          今まで描いた #虎に翼絵 たちをまとめて再掲します。 古き良き日本映画のような画作りと、特に前半で見られた良家の着物、食べ物、建物などの美術たちが眼福でした。 なんといっても猪爪家のお家がとんでもなくかわいい。かわいい上に、お家を活かしたシーンの画作りがすごくデザイン的で、ツボもツボ、ドツボでした。 見応えのある朝ドラにまた出会えて楽しい半年だったなあ。 ライアンに餌付けされてる桂場氏がワンコに見えたよ#虎に翼 #トラつば絵 #虎に翼絵

          構図や美術も美しかった朝ドラ『虎に翼』

          地域の個人商店みたいなマンションを建てたい

          私が生まれ育った東京の下町・荒川区には元気な個人商店が並んでいます。 地域に根を張り営まれてきた店構えは、もはやこの地から生えてきたような馴染みっぷり。新参者が一朝一夕で真似できるものではありません。そういうお店はどこかご店主のキャラクターが乗り移ったような雰囲気もあって、消えたら二度と生まれない存在。 これって、個人商店だけでなく、マンションなどの建物にも当てはまるんじゃないかと思います。 私は24歳の時に、家庭の事情もあって祖母から大家の仕事を継ぎました。祖母から継

          地域の個人商店みたいなマンションを建てたい

          閉店してしまった、推していた店が、地元にやってきた

          お店の名前は『都電テーブル』。7年前、当時ライターをしていた私が取材したご飯屋さんです。 “まちのもうひとつの食卓”をコンセプトに掲げた都電テーブル。 ・子どもと一緒でも、ひとりでも、誰しもが安心して過ごせる ・スタッフは自分にあった働き方ができる ・街の人の身体と心の健康の支えになる そんな飲食店を作りたいと思ったのが始まり、と伺いました。 自宅の次に気がねなく過ごせる「もうひとつの食卓」が近所にあることは、暮らしを豊かにしてくれると考えています。 とサイトに掲載され

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          地元民が推す、下町荒川区のグルメ店まとめ

          生まれ育った下町・東京都荒川区。路面電車が走り、地元に根付いた街中華や喫茶店と、新しい個性的なお店が入り混じる、のどかな町です。今までもnoteでこの町のおすすめ飲食店を紹介してきましたが、今日も推しのグルメスポットをまとめてみます。 荒川区にもこんなお店あるんだ、世間が落ち着いたら行ってみようって思っていただけたら嬉しいです。 結局、街中華が最高。『四川料理 中華飯店 一番』 エビが好きで、エビ欲満たしたい時に行く『四川料理 中華飯店 一番』。どうよ、海老チャーハ

          地元民が推す、下町荒川区のグルメ店まとめ

          足元に宝はある

          『宝は、すぐ足元にある』 これは尊敬しているデザイナーのひとり、梅原真さんの言葉。梅原さんは、売上に悩む一次産業のデザインを手がけ、数々のヒット商品を送り出している。 例えば土佐の『藁焼き鰹たたき』。梅原さんは『漁師が釣って漁師が焼いた』とコピーをつけ、パッケージをリデザイン。これが8年で20億を売り上げる人気商品となったそう。 人気番組『ブラタモリ』もこれに通ずるものがあると思う。ただの道も、タモリさんと専門家たちが解説してくれることで、違う風景が浮かび上がってくる。

          おばあちゃんから継いだもの

          おばあちゃんに愚痴を言うと、速攻メンタルが回復する。「こんなこと言われた...」と泣き言をこぼすと「本当のことなら反省して、的外れなことなら言わせとけぃ。外野に構ってられっか。フンッ」って下町かかあ節をかますから。 そんな力強いおばあちゃんが憔悴した姿を2度、見たことがある。 1回目は私の母が亡くなった時。 私は21歳、大学3年生だった。おばあちゃんの震える手を握って「大丈夫、大丈夫」と自分にも言い聞かせるように呟きながら病院に向かった。 その直後、親族内で色々と揉め事が

          おばあちゃんから継いだもの

          会話のいらないコミュニティ

          銭湯には、客同士の無言の連帯感がある。喋らないのに、お互いに気遣いあって空間が成り立つ。ローカルの喫茶店や赤提灯も似たような連帯感が発生する。 このような「会話が中心とならないコミュニティの場」は、日本独特である。 といった内容がLIFULL HOME'S 総研『住宅幸福論 Episode3』に掲載されていました。 ちょうど私がいま荒川区に建てている賃貸にも、このような会話のいらないコミュニティの場を作る予定です。 単身で引っ越してくる方が町に愛着を持てる状況というのは

          会話のいらないコミュニティ

          地域に愛着を持てる住まいの作り方

          こんにちは、デザイナー大家の戸田江美です。去年からドキドキのチャレンジ「生まれ育った下町の荒川区に、新しい賃貸を建てる計画」をしています。 コンセプトは、 「町に長く住みたくなる」 賃貸マンション。 ただ業者さんに任せるんじゃなくて、 信頼できる地域の人と、 自分の手でじっくり建てます。 その物件の詳細が見えてきたので、どんな想いをこめて作っているのか、建築家さんとトークイベントを開催します! イベント概要【日時】 2020年7月11日(土)14:00-15:30

          地域に愛着を持てる住まいの作り方

          若いんだから、なんでもできるわよ

          お笑い芸人カラテカの矢部さんの『大家さんと僕』シリーズを読んで号泣した。 「手塚治虫文化賞 短編賞」を受賞したこの漫画。矢部さんと大家さんの優しくかけがえのない日々が描かれている。 1階には大家のおばあさん、2階にはトホホな芸人の僕。挨拶は「ごきげんよう」、好きなタイプはマッカーサー元帥(渋い!)、牛丼もハンバーガーも食べたことがなく、僕を俳優と勘違いしている……。一緒に旅行するほど仲良くなった大家さんとの“二人暮らし”がずっと続けばいい、そう思っていた――。泣き笑い、傑

          若いんだから、なんでもできるわよ

          建築家と賃貸マンションを建てるまでのあゆみ

          (2021年10月加筆) こんにちは、デザイナー大家の戸田江美です。生まれも育ちも下町・東京都荒川区。24歳のときに祖母から大家の仕事を継ぎました。 実は去年から新しいチャレンジを始めています。それは、地元に「町に長く住みたくなる」賃貸を建てること。 初めてのことなので右往左往、いろんな方にご相談させていただきながら進めています。 先日、賃貸の完成予定スケジュールがだいたい決まりました。 近い将来お家や賃貸を建てたい方や、私の備忘録のために、現在決まっているロードマップ

          建築家と賃貸マンションを建てるまでのあゆみ

          建て壊された、大学時代のボロアパート

          美大時代、月3万、6畳一間、木造アパートを友達とアトリエとして借りていた。 二人で割ったから、家賃は1万5000円。 他の部屋の住人は全員、同じ美大生。 隙間風すごいし、他の部屋の音は丸聞こえだし、バランス釜のお風呂だったし、入居した時は2cmくらい砂埃が溜まってたけど、それ以上に楽しかった。 課題で終電を逃した日は、アトリエに泊まる。 他の部屋の住人も集まって、鍋(いや、クレープだったかな)を囲む。 解散したら、友達と布団並べて、壁紙の剥がれかけた天井見ながら、最近出た

          建て壊された、大学時代のボロアパート