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就活を終えて、思うことは

7月末に就活を終了しました。
去年の12月から初めて8ヶ月、1つ1つ目の前のことに取り組んできたから気づかなかったけど、もう蝉の鳴く季節になっていました。

私は、やりたいことも興味のある業界もなく、ただ生きていくためには働かなくてはいけないのだから就活をするのだ、といった就活生でした。
周りを見ると、様々なこだわりや軸を持っている人ばかりで、何もない私はどこを受ければいいのか、、と途方に暮れたりもしました。

とりあえず、初めに受けたのはアパレルでした。1月でした。お洒落が好きという趣味から紐付けて考え、2回の面接を終え内々定を頂きました。
しかし、家族はみんな国民の休日に沿った企業で働いているので、年末年始やGWに会えないことはダメージがでかいと判断し、就活を続けることにしました。

初めての面接で緊張しまくりだった私は、自分のことを上手に相手に話せるようになることを課題とし、場数を踏むことを決めました。

次に受けたのが、建設コンサルタントの企業でした。何もかも接点がない企業でしたが、なんとなく見つけ勢いで受けました。自分のことを上手に話せるようになることを意識しすぎた結果、企業のことを何も話せずに終わりました。質問されたことにも満足に答えられず撃沈、、。就活の中でも1番苦しく、大失敗の経験でした。

ウルフルズさんのサムライソウルという有名な曲の中で「欲しがる前に己がちゃんとせな」という言葉があります。自分という人間を見てほしい、こういう働き方がしたい、こういう環境で働きたい、と様々な希望や要望を持つことが就活です。
しかし、欲しがる前には、まず自分が企業や組織に敬意を払うこと、きちんと最低限の知識を持つことが必要であると学びました。
そこからかよ!と思うかもしれませんが、本当に経験して、失敗して1つずつ学ぶことができていました。

次に地元に焦点を当てて面接を受けてみました。
地元なら馴染みがある企業も多いと考えたためです。また、実家から通える場所にしようと考え始めていたことも理由の1つです。
化粧品会社や、建設会社、公務員、金融、機械産業、出版社、医療機関など、本当に業界も職種もバラバラにたくさん受けました。
企業や組織のことをよく調べ、Wordに自分のことと関連付けてまとめる用にしました。大失敗の経験からか、より慎重に、そしてより緊張して面接に臨んでいました。

その中で、1つどうしても受け入れ難い企業と出会いました。面接では、横柄な態度で、面接とは関係ない質問ばかりでした。そして何より一緒に受けていた就活生にひどい圧迫面接をしていました。
加点方式ではなく、減点方式でチェックしているといった印象でした。
きっとこの面接でも魅力を感じる就活生がいるのだと思います。しかし、私はいくら待遇がよくてもこの企業では働きたくないと心から感じました。

これが相性なのだと知りました。

就活全体を通して、
面接に落ちたり、上手いこと言えなかったり、自分の思っていることとは違う捉え方をされたりしました。
しかし、自分が聞いて欲しいことを深掘りしてくれたり、たくさん褒めてくれたり、会話が盛り上がったりもしました。
思い通りに行かなくても、自分がダメな人間だからなのではなく、人間同士の関わりの中で、お互いの不一致なのだと考えるようになりました。

この経験が心の持ちようを変えました。
お祈りメールが来るたび、焦り不安に駆られていましたが、「きっとここでは上手くやっていけないということなんだ」と思うようになり、自分の居場所ではないと振り切って就活をすることができるようになりました。
そして、どんどん面接を受けれるようになり、場数もあって、緊張もしなくなりました。

そして、ありがたいことに金融機関からの内定をいただくことができました。この時すでに6月下旬でした。アパレルの内定から4ヶ月以上経っていました。
そして、並行して受けていた企業や組織でも最終面接まで残れたり、内定をいただくことができたのです。

その中で、建設会社からいただいた内定をお受けしようと考え中です。
決め手は面談や面接をとてもフレンドリーにしてくださったことや、何より人との関わりを大切にされていると感じたためです。「何をするかより誰とするか」が大切だと考えている私にとっては、より近い価値観を持てていることに魅力を感じました。
また、面接の際に「自分が生きていく上で大事にしたいことははっきり伝えた方がいいよ」と言ってくださったことも印象に残っています。面接官に合わせて印象の良い回答をしがちだった私にとってはとても嬉しい言葉でした。 
自分と相性の良い企業だと感じました。

公務員の補欠合格をいただいているので、連絡次第ではどうなるか迷い中ではありますが、就活を終了することを決めました。

これが私の就活の全てです。
本当に企業のことも、社会人になるということも、全然考えていないペーペーの私でしたが、なんとか終えることができました。
たくさんのことを学び、成長できた期間でした。

就活の早期化が進んで、大学4年生になる前には内定なんていうのもザラですが、自分のペースで納得するまで行えばいいと思います。
働き始めは同じですから。

そして、自分のダメなところばかり見て落ち込むこともあるけれど、反省するべきところは次に活かせばいいと思うし、何より場数が大事になると思うので失敗はプラスでこそあると思います。

とにかく、私は、起こること全てには意味があると思っています。
だからこそ、焦らず、1つずつ目の前にことに向き合うことができれば大丈夫です。
これから就活をする人に届けば嬉しいです。

最後に、就活生といっても、学生である上で、です。
たくさん遊んでリフレッシュしたりリラックスして、学生生活を思いっきり楽しむことを最優先にすればいいと思います。
私も旅行したりライブに行ったりしながら頑張りました。



「きつくても、心臓バクバクでも、めいいっぱい平気なふりをする」
スラムダンクの宮城リョータの言葉です。
この言葉を胸に刻んで就活を頑張ることができました。
ありがとう泣





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