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「目標づくり」があまり好きじゃなくなってしまう要因たち
こんにちは。こんばんは。
ジンジニアをやっているtakakazu(@tkkz1009)です。
この記事は目標づくりAdvent Calendar 2024 23日目の記事です。
昨日(22日目)の記事はmkitahara(@mikity01985)さんの「帆船の旅をしながら目標をつくる」でしたね。
「目標づくり」という多くの人がなかなかポジティブに向き合いにくい(私が思っているだけかもしれない)テーマで方々が素敵な記事を書いていて本当に素晴らしいですね。私の方は、ちょっとネガティブ目な思考に寄っているためネガティブな記事になるかもしれません。
目標とは、今の自分では到達しにくいこと、さらに上のハードルとして設定する為、多くの人にとっては「できればやりたくないもの」だと思います。
はじめは到達可能なところでできることから一つずつ積み上げていくものですが、そもそもそのアクションにすら至れないこともあり(自分もそうです)そのネガティブなバイアスが行動そのものを邪魔している可能性があります。
ここではそもそも目標づくりをする気持ちになれない人にとって何が原因でアクションに至れないか、バイアスをかけてしまっているかについて触れていきたいと思います。会社員の方が目標づくりをするのは評価に絡むことが多い為、ここでは評価制度とその運用にもフォーカスします。
何のために目標を設定するのかが実感できていない
会社にとって社員に目標設定→人事考課をしてもらう目的は端的に「事業成長を促すこと」です。組織の目標(売上/利益)が達成し続けさえすればよいのですが、それを実現するのは人なので人の成長を促し、結果として組織の成長に貢献してもらうことが会社の狙いです。そのために目標設定をし成果又は能力発揮したかどうかを定期で評価し、良い評価には報酬で報います。
どの会社も概ねこの内容ですが、会社としての思想や制度の意図を正しく社員に伝達できていないことがあります。コンテキストやストーリーを語らずに評価制度の仕組みやオペレーションの説明に終始してしまう場合があるのでこのあたりを丁寧に説明しないと頑張るモチベーションがそもそも湧きづらくなってしまいます。適切にストーリーやも語っていただくことで公平性だけでなく納得感の醸成もして頂きたいところです。
またこれは稀にあるのですが、評価制度や人事考課のことを「給与改定考課」と給与査定を行うための評価と命名していたりします。給与は大事なんですが給与のために人事考課ではなく、社員の成長→事業貢献への促進が目的なので、このあたりも意図を感じさせる名称にするが望ましいと思います。
評価のための目標設定と運用になってしまっている
目標設定の際、目標を達成できたかどうかを上長とすり合わせることになります。評価可能なようになるべく定量的に目標を設定することが多いです。どんな目標もなるべく数字に落とし込む方が望ましいと考えますが、ここで課題になるのが「会社が評価しやすい」ことに重点が行き過ぎていて本質的な目標設定にならなくなってしまうことです。
極端な例だと、採用担当だと採用数が目標設定になることは多いし概ね正しいが、採用数を追う為にハードルを下げてしまい本来ミスマッチな人を入社させてしまうのは本質的ではないですよね。本人、上長ともに気を付けていきたいところですがこのあたりを適切に設定して本人と上長がしっかり認識を合わせないと形式的な儀式をやっているような気持ちになるので「やる意味がないな」とならないようにやっていきたいところです。
そういえば以下の記事を書いた時でも触れてました。
自分たちは何のために「目標づくり」をしていくのか
なんか、ここまで書くと会社の評価制度やその運用がイケてないのが悪いやん!みたいになってきますね。
もちろん評価制度の運用がうまくいってない、納得がいかない場合は転職をするのも一つです。
ただ会社の評価制度上において、評価をするのはあくまで会社側(自分ではない)なのでこの点は自分ではどうしてもコントロールできないところです。
「目標づくり」どうしたらええねんって話ですが多くの人は自身の成長や自己実現をもっているはずなのです。私個人の考え方としては企業の制度思想に囚われず、自分のポリシー、意思でしっかり目標づくりをしていきたいなと。人生で仕事の時間は長いのでそれが楽しくなるように自分のキャリアを描いていきたいのでそれが叶うような目標設定をしていきたいですね。
評価や報酬についてはもちろん気になるものですが、ここについては短期の評価や報酬に囚われず中長期で自身のやりたいこと、成長できているかを見ていきたいです。(本当に成長していれば転職の際に市場で評価されやすい)
以上、「目標づくり」についてはそんなに触れてないですがそれを邪魔する要因についてまとめてみました。
明日(24日目)は、おがさわらさんですね。
お楽しみに!!