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セロトニン的「涙」の意味

セロトニン = わたしらしさ応援ホルモン

セロトニンに溢れ、
心も身体も生き生きとし、
「わたしらしく」活躍したい人を
セロトニンせんせいは全力で応援します!

今日もご覧いただいてありがとうございます!セロトニンせんせいの竹本功二です。セロトニンを始めとしたホルモンのお話を中心に、心身ともに健康でいるための情報をシェアしています。



さて、ご覧のみなさん、最近泣いてますか?

正確に言うと、感情が動いて涙を流していますか?

私は最近、無料公開されている ONE PIECE を見て泣いてしまいました。
トニートニー・チョッパーが仲間になるまでのお話で、過去の回想シーンから、チョッパーが仲間になり出発する際の「あのシーン」を見たとき、感動して涙が自然と出てきてしまいました。

何気にしっかり泣いたのは10代の頃以来かもしれません。
これもセロトニン体質になった証だな~と、超マニアックなポイントでしみじみしておりました。

この体験から涙を流すことの意味について、セロトニンの見地からまとめてみました。

涙を流すとセロトニンが出る

感動する体験をした時、脳の内部では前頭前野という部位への血流がアップしています。前頭前野は脳の司令塔で、情動や共感も司っています。
感情が一定以上高まった状態で涙を出す指令が出されるのですが、その際に体が交感神経(活動的)から副交感神経(リラックス)に切り替わります。そしてセロトニン神経が活性化されると言われています。

以上の流れを簡単まとめると、「感動の涙を流すことで、セロトニン分泌モードに瞬時に切り替わる」ことを示しています。
セロトニン神経を活性化させる方法は遅効性のものが多い中で、涙による速効性は特筆すべきものです。

一般的にも涙を流す行為は、心のデトックスであると言われています。忙しかったりストレスが溜まりやすい方には、感動の涙を流すことはメンタルヘルス上大変有効です。
定期的に感動する作品に触れてみてはいかがでしょうか?

「泣けること」の重要性

一方で、「泣きたくても泣けない」という方、多いのではないでしょうか?
もしかしたらそれは感情不感症が現れているかもしれません。

私も以前は感情不感症で、身近な人が亡くなった時にすら泣くことができませんでした。今きちんと泣けるようになったのはやはりセロトニン体質になれたからだと考えますが、私の考える感情不感症から脱却するポイントをご紹介します。

・感情表現をする
その場その場で感じた感情を抑え込まずに、きちんと表現することが重要です。ここでの表現は色々ありますが、もっともシンプルかつ重要なのは「表情に表す」です。
楽しい時は楽しい表情を表し、悲しい時は悲しい表情を表せばいいのです。

もちろん人に残念な気持ちにさせないよう配慮は必要でしょうが、現れた感情を抑え込まずにきちんと表現することで、感情が甦ってきます。

・五感を使う
感情が発生するとき、脳には五感からの情報がインプットされています。つまり五感と感情は連動しているのですが、感情不感症になっていると五感情報も感じにくくなっています。

これを改善していくためには、五感を意識的に使っていきましょう。
視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚をきちんと感じることで、五感の感度も戻り、感情も甦ってきます。

五感をうまく使う方法について詳しく知りたい方は、以下のマガジンをぜひご覧ください。


さいごに

いかがでしたでしょうか?
感動の涙を流すことでセロトニン神経が活性化しますし、「涙を流せる」ことの重要性に気づいていただけたら幸いです。

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