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【自閉症3歳】虐待相談ダイヤルに電話② 利用の感想

こちらの記事の続きだよ。


その後も
当時3歳の長男あんぱんの癇癪は
ずっと続いていた。

たとえば

パン粉の言動、立ち位置まで
細かく指示をしてくる。

パン粉を叩く、蹴る

やめてと言っても連続で叩く、蹴る

2時間連続で泣き叫ぶ

夜中1時間連続で
のたうちまわって泣き暴れる

こんなことが日常茶飯事で
パン粉の精神がおかしくなり
ささいなことで
強い言葉で怒ってしまっていた。
ときには手もあげてしまった。

自己嫌悪・・・

思い切って
虐待相談ダイヤルに
電話をかけてみた。

自分から「虐待相談」と名の付くところに
電話をかけるのは
かなり抵抗があったが・・・

「お母さん、日々本当に頑張っていますね。
自分のこと、お子さんこと、
大変よく観察されています。
いい親子関係を築いているという証拠ですよ。」

まずはたんまり
日々の育児をねぎらってくれる。

「一方で、そのいい関係があるからこそ
お母さんの前が
絶対的に安心できる場所だとして
甘えてしまっているんでしょうね。」

パン粉をたてつつ
現状を分析してくれる。

「お母さんも人ですから
子育てに怒りや憎しみが出てくるのは
ごく当たり前のことです。

いいんですよ。
その感情は認めてあげてください。

しかしその感情を
「報復」として子供にぶつけることは
決してやってはいけないことです。」

頭では分かっているが
いざ嫌な思いをすると
感情が抑えきれなくなってしまう。
コントロールするヒントはないか
聞いてみた。

「子供の前で怒りを見せないためには
日頃から相談できる環境を作り
ためこまないことが重要です。

また子育てで嫌なことがあったとき
「子供の前では怒ってはいけない」
という気持ちのコントロールを
少しずつ、前倒しにできるように
意識してみてください。
これだけ細かく現状分析ができている
聡明なお母さんですから
必ずできるようになります。」

精神論に近い部分もあったが
それがむしろ当時のパン粉にささった。

一点気を付けたいのは
匿名で相談できると思って電話をしたのに
「地域の子育て支援センターにつなぐ」
という理由で
住所・氏名・電話番号は
伝えることになってしまった。
役所に虐待フラグが立っていることは
知られてしまったよ。

とはいえ
誰かに悩みを包み隠さず打ち明けて
前向きなアドバイスをもらうことって
本当に大事。
「虐待相談」
その名前はイカついが
心あたたまる、癒しのホットラインだった。

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パン粉*自閉症&知的障害boysのママ
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