【インド体験談 vol.7】謙虚に着実に、時には果敢に挑戦すること。
タイモブ出身!チャレンジャーの今を追う
この記事では、プログラム参加者の帰国後インタビューを通じて、参加者がどのような変化を遂げたのか、どのようなチャレンジをしているのかを追う。
”行ったことのない場所、出会ったことのない人、新しい自分。”
参加者は非日常の中で様々なチャレンジをする。
そしてタイモブスクールが大切にするのは、それだけではない。
チャレンジが日常でも継続すること。
非日常で出会った学びを、帰国後の日常で継続出来てこそ本物のチャレンジャーが生まれる。
これまでタイモブスクールから生まれたチャレンジャーは、どのように成長し、新たなチャレンジへと向き合っているのだろうか。
私を救ってくれた大好きなインドに恩返しがしたい。
幼少期のインド駐在をキッカケに、ソーシャルビジネスに興味を持つ依(ゆい)さん。
そんな彼女に変化をもたらしたのは、現地で暮らすある人の言葉がキッカケだった。
2023年夏に開催されたタイガーモブ・スクール。
高校3年生である小倉由依(おぐら ゆい)さんが、選んだ舞台が「チェンジメーカーキャンプ inインド」だ。
由依さんが参加したプログラムは、スラム街を中心に活動するNGO訪問や、現地で活躍する社会起業家とコラボレーションしながら、インドに存在する社会課題に触れ、解決の糸口を自らの足で動き、紐解く実践型プログラム。
既に現地経験がある彼女はインドで何を感じ取り、どう変化したのか?
人並み以上の想いを持つ由依さんにしか語れないストーリーを、力強く伝えてくれた。
彼女を形づくる2つの原体験
親の転勤がキッカケで、物心つくタイミングでインドに暮らしていたという由依さん。
幼いながらに感じた感動と衝撃が、全ての始まりだったそう。
「私の中でのインドを形づくったキッカケは2つあって。
一つ目は、現地の友達
インターナショナルスクールに通っていたから、インドの友達っていうのができたんです。そんな時、私のありのままを見て、すぐに受け入れてくれたことがとても印象的で。
差別なんてない。そんなインドは素敵な国だなって感動しました。
二つ目は、物乞いの人たち
日本にはそんな環境は無いけれど、インドには物乞いの人たちが当たり前にいて。車に乗っていると、子供を抱えたお母さんが窓を叩いて、”お金ください、食べ物ください”って。
本当はそんなことを望んでいないだろう人たちも、そうしなきゃいけない現状に触れて。自分が今まで暮らしてきた日本と、インドとのギャップに衝撃を受けたことを鮮明に覚えてます。
だからこそ、インドでの生活に苦しむ人たちを救いたいと思うようになりましたね。」
私たちの存在意義って何だろう?
そんな想いを反映させるべく、インドプログラムに挑戦したという由依さん。しかし現地で働くインドの方と話をしていく内に、ある壁にぶち当たったという。
「プログラムの中で一番葛藤してたのは、私たちの想いはエゴに近いのかなっていうこと。
私たちは現地で暮らす人々を勝手に不幸だと認定して、幸せをもたらしたいって考えていたはずなんです。でも実際に触れてみると、モノは無いかもしれないけど、笑顔に溢れている人がたくさんいる。
そんな中、わざわざ私たちが何かする理由って何だろうって。本当に存在意義あるのかなって。
プログラムに参加した全員がモヤモヤしていたと思うし、私は現状に対する解像度も高かったからこそ、向き合うことが苦しかったなと覚えています。」
小さなスケールで、着実に一歩を踏み進めること。
しかしここでの悩み苦しんだ時間こそ、何かが変わるキッカケだったと由依さんは言う。
「ここに来た意味を問い直した時、やっぱりひとりでも幸せにしたいって思ったんです。
それは”助けたい”っていうよりも、”助けてもらった”から、その恩を返したいって。
だからあまり大きなスケールで考えすぎるのではなくて、小さなスケールで自分のペースで考えようとヒントを貰いました。
実際に現地で提案した事業案も、ものづくりで雇用を生むという典型的なアプローチではあるけれど、それがひとりでも多くの人を救えればそれでいいんです。
スモールステップで着実に一歩を進めることが、いずれ社会を変えると信じています。」
失敗から身につけた謙虚さ
彼女にとって全てが新たな刺激に溢れていたというインドプログラム。挑戦を継続していく内に、ある力がついたという由依さん。
「実際に現地に行ったことで、いい意味で謙虚になれましたね。
今までも挑戦することが好きなタイプだったんですけど、現地では毎日が挑戦に溢れていて。もちろん失敗も沢山経験したんです。
これもできない。全然力が足りてないって。痛感した瞬間もありました。笑
だからこそ一つまたレベルアップして、自分が本当に起こしたいアクションに向き合う方法を学べたような気がします!」
より幅広く、クリアな視点を持った人として成長し続けたい。
「一歩ずつ、着実に動く大切さに気づいてからは自分の将来像も明確になってきました。
ソーシャルビジネスも自分に自信があるわけではないし、プロフェッショナルな人が溢れる中で、自分はどれぐらい出来るんだろうって不安ももちろんあるけれど。
とりあえずやってみようって。
いきなり大勢の人に幸せをもたらすことは難しいと思うけれど、地道に勉強していって、いずれ事業を起こせたらと思っています。🐯
そして今はタイモブをはじめとした、インド・日本で受け取った様々なモノの視点や価値観、学びを社会に還元していきたいなっていう思いがすごい強くて。そのためにもっと大学・社会に出て人間として一段階成長できたら良いなって思っています。」
彼女の次なる挑戦は、”ソーシャルビジネスを学ぶための資金調達、クラウドファウンディングの始動”だ。
着実に進化し続ける由依さんの姿には、誰もが圧倒されるだろう。
大切なのは「やりたい」か「やりたくないか」
そんな彼女はプログラムへの参加を迷っている人にこんなメッセージを伝えたいという。
「インドに渡航すること自体が勇気のいることだし、そこに踏み出すのは凄く時間がかかることだと思います。
だからこそ、自分の直感・嗅覚に従って突き進んでみてください。
インドが怖いからじゃなくて、”やりたい”か”やりたくないか”
より多くの人が見える世界の変わる挑戦に飛び込めることを願っています。」
彼女のインドに対する思いが、これからインドへ挑戦する多くの人へ励みになりますように。
インタビューにご協力頂いた由依さん、ありがとうございました🐯✨
最後に
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🐯🔥
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由依さんが参加したインドプログラムを含むタイガーモブスクールは、2024年春、夏にも世界中で開催予定!
タイガーモブ一同、まずはプログラム説明会でお待ちしております!
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